WorldShift Trade Watch 編集部 ・ 2026-08-02 更新 ・ 一般的な情報提供として整理しています
こんなメール・通知が届いていませんか?
- Marketplace Tax Collection
- 米国売上税に関するお知らせ
- Sales tax on your orders
- Your tax settings
- About marketplace tax collection
この仕組みは何か
米国の売上税は州ごとにルールが異なる地方の税です。近年はマーケットプレイス徴収(Marketplace Tax Collection=プラットフォーム事業者に徴収・納付の義務を課す仕組み)が広がり、Amazon経由の売上については、Amazonが売上税を計算・徴収・納付する扱いが一般的になっています。Amazonは、売上税のある米国の各州について、この代理徴収を行っていると案内しています。つまりAmazon上の取引に関しては、出品者が個別に売上税を計算して徴収する場面は、通常は限られます。
なぜ気になるのか
- 注文明細に売上税(Tax)の行があり、誰が徴収・納付しているのか気になるため
- 「ネクサス」という言葉を目にし、自分に申告義務があるのか不安になったため
- Amazon以外に自社サイトなど別の販売経路も持っている、または今後持つ予定があるため
- 税務設定(Tax Settings)に関する案内が届いたため
届いた通知は、まず落ち着いて全文を確認することから。
販売経路による違い
| 販売経路 | 売上税の一般的な扱い |
|---|
| Amazon経由 | マーケットプレイス徴収でAmazonが徴収・納付 |
| 自社サイト等(Amazon外) | 対象外。別途の対応が論点になり得る |
一般的な対処の流れ
- 徴収主体を確認:Amazon経由の売上については、マーケットプレイス徴収でAmazonが売上税を計算・徴収・納付しているのが一般的です。まず自分の取引がこの枠組みかを確認します。
- ネクサスの概念を押さえる:ネクサス(nexus=ある州と課税上のつながりがあると見なされる状態)は、その州で登録・申告が問題になり得るかの目安です。ただしAmazon上の取引はAmazon側が徴収するため、実務上の扱いは州や事情で異なります。
- 他の販売経路を切り分け:自社サイトなどAmazon外の販売がある場合、そちらの売上税はマーケットプレイス徴収の対象外で、別途の対応が論点になり得ます。
- 州ごとの違いを前提にする:州によってネクサスの数え方や、マーケットプレイス売上の扱いが異なります。自分に関係しそうな州の考え方を整理します。
- 専門家に相談:登録・申告の要否は州や販売状況で変わるため、判断がつかない点は税理士等の専門家に確認します。
整理のポイント
自分の状況を切り分ける
- 売上はAmazon経由だけか、それともAmazon外の経路もあるか
- 注文明細で、売上税がAmazonにより徴収・納付されているか
- 自分に関係しそうな州で、マーケットプレイス売上がどう扱われる考え方か
- 不明点を、どの専門家に相談するか
やってはいけないこと
NG(注意)
- 「Amazonが徴収しているから、あらゆる州で自分の対応は一切不要」と一律に断定しない。州やAmazon外の販売によって論点は残り得ます
- Amazonが徴収した売上税を、自分の売上(収入)として二重に計上してしまわない
- 米国の売上税と、日本での消費税・所得の申告を混同しない(それぞれ別のルールです)
- 売上税の設定変更や登録を、必要性を確かめないまま自己判断で進めない
迷ったら
マーケットプレイス徴収により、Amazon上の売上税は多くの場合Amazonが扱いますが、ネクサスの考え方や登録・申告の要否は州や販売状況によって変わります。個別の判断は、米国税務に詳しい税理士等の専門家にご相談ください。本記事は一般的な情報提供であり、特定の結果を保証するものではありません。
当社の並走
米国の税務手続きは、Amazonのフォーム対応と専門家の判断の切り分けが大切です。当社は一般的な流れの整理をサポートします。なお個別の税務判断は、税理士等の専門家にご自身でご相談ください。
※本記事は一般的な情報提供であり、個別の税務判断や対処法を示すものではありません。税額・申告・還付などの個別判断が必要な場合は、税理士等の専門家にご自身でご相談ください。実際の要件はAmazon公式・米国IRS等の最新情報に従ってください。