
FDA食品安全ガイド
食品安全計画(Food Safety Plan)とは?──何を、どの順で書くのか
PCQIの中心仕事が、この食品安全計画(Food Safety Plan/FSP)の作成だ。FSPは「自社の製品にどんな危険(ハザード)があり、それをどう抑えるか」を文書化したもの。施設ごと・製品ごとに作る。構成要素を順番に見ていこう。
TOPIC
文書
施設ごと・製品ごとに作成
TOPIC
ハザード分析
出発点となる中核ステップ
TOPIC
予防管理
必要なら設定し管理
TOPIC
記録
モニタリング・是正・検証を残す
食品安全計画の主な構成
FSPは、おおむね次の要素で組み立てます。
- ハザード分析:既知/合理的に予見可能な危険を洗い出し評価
- 予防管理:必要なハザードに対し管理を設定(後述の4分類)
- モニタリング:管理が効いているか継続的に監視
- 是正措置:外れたときの対応をあらかじめ決める
- 検証:管理とモニタリングが機能している確認
- 記録:上記を文書として保持
- リコール計画:問題発生時の回収手順
加えて、原料を外部に頼る場合はサプライチェーン・プログラムを組み込みます。
ハザード分析:製品の危険を洗い出し、管理が必要かを判断する作業。
モニタリング:管理が効いているかを継続的に監視すること。
是正措置:管理が基準から外れたときに取る決めごと。
“正解の雛形”は1つではない
FSPは自社の製造工程・原料・サプライチェーン・施設の管理体制を踏まえて設計します。FSPCA教材も「唯一の方法を示すものではない」と明言しており、要件を満たせば自社に合った形で作ってよいのが原則です。だからこそ“書き方は学べても、中身は自社の理解が要る”——ここに第三者支援の価値と限界があります。
作成の伴走は当社のFDAサポートへ。
💡 実務のワンポイント
いきなり完成形を目指さず、まず『ハザード分析』だけを丁寧に。ここが固まれば、予防管理・モニタリング・記録は自然に決まっていきます。
よくある質問
食品安全計画は誰が作る?
施設のPCQIが作成・監督します。自社の工程・原料を知る人が中心となり、当社が作成支援・英語化・添削で伴走できます。
製品ごとに必要?
原則、製品(または類似製品グループ)ごとにハザードが異なるため、それに応じて作成します。
英語で作る必要は?
米国当局・取引先とのやり取りや監査では英語が必要になる場面が多く、英語版の整備が実務的です。
一次情報は?
FDAの予防管理規則とFSPCAの研修カリキュラムです。
📘 用語ミニ解説
- FSP:食品安全計画。
- 予防管理:ハザードを抑えるための管理。
- リコール計画:問題時の回収手順。
🤝 むずかしく見えても、ここは任せられます
ゼロから完璧な計画書を作るのは大変です。当社は既存の工程資料をもとに、食品安全計画の“たたき台”作りから英語化までお手伝いできます。
出典・参考
本ガイドはFSPCA/FDAの公開情報をもとに当社が独自に平易化した解説です(教材本文の転載ではありません)。最新・正確な要件はFDA公式と専門家にご確認ください。

