Amazon輸出で売上はあるのに利益が残らない…仕入れ時の想定利益と実際の利益を比較しよう
1個あたり数百円の差は小さく見えます。ただし販売数を掛けると景色が変わります。想定と実際を比べれば、次の仕入れ計算を実績で組み直せます。
同じ売上でも、残る金額は違う
月間売上が100万円だとします。売上だけを見れば順調に見えます。しかし、100万円売って20万円残った場合と、100万円売って5万円しか残らなかった場合では状況がまったく違います。
仕入れ時に20万円の利益を想定していたのに実際は5万円だったなら、どこで15万円の差が生じたのかを確認する必要があります。いくら売れたかではなくその売上からいくら残ったかまで見ます。
1個あたりの差は、販売数で拡大する
仕入価格3,000円、想定販売価格$50、想定利益1,500円として仕入れた商品があるとします。実際には競合が増えて$50では売れず、$45まで値下げし、さらに想定より費用がかかって、残ったのは500円だったとします。
1個なら1,000円の差です。しかし同じような商品を100個販売すれば、想定15万円に対して実際5万円、10万円の差になります。商品は売れているため気づきにくく、これが続くと「売上は増えているのに資金が増えない」という状態につながります。
何で減ったのかを分ける
想定との差が大きい商品が見つかったら、何が変わったのかを分けて確認します。
| 変わったもの | 減り方 |
|---|---|
| 販売価格 | 競合増加などで想定より安く売った |
| 送料・関税 | 見込んでいた金額と実際に差があった |
| Amazon手数料 | 判断時に使った料率と実際が違った |
| 保管期間 | 販売まで時間がかかり保管の費用が増えた |
「利益が少なかった」で終わらせず、何の費用・変化によって減ったのかを分けます。
1商品の問題か、仕入れ判断の癖か
1商品だけ想定より少なかったのであれば、大きな問題ではない場合もあります。問題になるのは、同じ傾向が複数の商品で起きているときです。
仕入れた商品の多くで値下げしている。送料を毎回想定より低く見積もっている。売れるまで時間がかかって保管の費用が増えている。こうなっていれば、個別商品ではなく仕入れ判断そのものを見直す話になります。次の仕入れでは、前回どれくらい値下げしたか、実際の送料はいくらだったか、販売まで何日かかったかという実績を使って計算します。
逆に言えば、売上を増やすだけでは利益は増えません。1商品あたりに残る利益が想定より少ないまま仕入れを増やせば、売上は増えたのに資金は思ったほど増えず、必要な資金だけがさらに大きくなります。「もっと売る」ことを考える前に、いま売れている商品から想定どおり利益が残っているかを確認するほうが先です。
