利益設計
利益率だけ見てない?利益額と販売数も合わせて考える
利益率は比べるための物差しであって、手元に残る金額そのものではありません。1個あたりの利益額と販売数まで掛け合わせると、本当に稼いでいる商品が見えてきます。
TOPIC
率だけでは足りない
利益率は割合であって金額ではない
TOPIC
1個の額を見る
率が同じでも単価で額は変わる
TOPIC
販売数を掛ける
何個売れたかで積み上がりが決まる
TOPIC
期間で見る
1か月にいくら貢献したか
利益率が高い商品が、いちばん稼いでいるとは限らない
利益率は「販売価格に対して何割残るか」という割合です。割合が高いこと自体は良いことですが、それが手元に入る金額の大きさを表しているわけではありません。
利益率30%でも販売価格が1,000円なら1個300円です。利益率15%でも販売価格が8,000円なら1個1,200円になります。率の高い商品のほうが金額は小さいということが普通に起こります。
1個あたりの利益額を出す
そこで、商品ごとに1個あたりの利益額を出します。手数料・送料・関税をすべて差し引いた後の金額です。
ここまでで、率では見えなかった差が見えます。ただし、これもまだ1個あたりの話です。
販売数を掛けて、期間の積み上がりにする
次に、その商品が一定期間に何個売れているかを確認します。1個あたりの利益額と販売数を掛けると、その期間にその商品が実際に生んだ利益になります。
1個1,200円で月2個の商品と、1個300円で月20個の商品では、月あたりの貢献は後者のほうが大きくなります。率でも額でもなく、額×販売数で並べて初めて順位が決まります。
商品を評価する軸を揃える
この見方に変えると、扱っている商品を同じ物差しで並べられます。どの商品が利益を作っていて、どの商品が名前だけ並んでいるのか。
利益が出ないと感じているとき、商品そのものが悪いのではなく、評価の軸が率だけになっていることが原因の場合があります。率・額・販売数の3つを揃えて見る。それだけで、次に増やすべき商品の判断材料になります。
この記事の用語
利益率:販売価格に対して手元に残る利益の割合。商品どうしを比べるための指標。
利益額:1個販売したときに手元に残る金額。実際の入金に直結する。
貢献利益:一定期間に、その商品が生んだ利益の合計。利益額と販売数の掛け算で見る。
よくある質問
期間はどのくらいで区切ればよいですか。
1か月が扱いやすい単位です。季節性のある商品は、複数の月を並べて見ます。
率の低い商品ばかり増やしてよいのですか。
率が低い分、値下げや費用増に対する余裕は小さくなります。額と販売数で選んだうえで、余裕の小ささは別に見ておく必要があります。
この記事に根拠となる数字はありますか。
本文中の金額は比較の考え方を示すための例です。外部の統計は使っていません。
この記事は進め方の整理であり、外部の統計や規制を根拠にした数値は使用していません。
