
Amazonのアカウントが停止されたら。改善計画(Plan of Action)に何をどう書けば復活に近づくか
朝起きてメールを開くと、Amazonから「アカウントが停止されました」という通知が届いていた。出品はすべて止まり、売上の入金も保留になっている。改善計画を提出するように書いてあるけれど、何をどう書けばいいのか見当がつかない——。
アカウントの停止は、物販を続けるうえでいちばん避けたいトラブルのひとつです。
「アカウントが停止されたら、何をすればいいの?改善計画には何をどう書けばいいの?」
この記事では、Amazonのアカウントが停止されたときに最初に確認すること、停止の理由ごとに必要な対応、そして改善計画(Plan of Action)に書く項目と書き方を整理します。
アカウントが停止されたときの考え方
アカウントの停止は、特定の文言を書けば必ず復活する、というものではありません。大切なのは、停止の理由に合った証拠と、原因を解消する具体的な対応をそろえることです。
慌ててすぐに改善計画を送るのではなく、次の順で進めます。
やること
まず、通知を確認して理由と求められていることを整理する
アカウントが停止されたら、まず次の場所を確認します。
| 確認する場所 | 分かること |
|---|---|
| セラーセントラルの「パフォーマンス通知」 | Amazonから届いた通知の内容 |
| セラーセントラルの「アカウント健全性」 | どの項目で問題が起きているか、申請の画面 |
| 登録しているメール | 停止の通知と、求められている対応。停止中でログインできない場合は、ここで確認する |
通知を読んだら、停止の理由と、Amazonが求めている対応・書類を書き出して整理します。何を求められているかを取り違えたまま改善計画を出しても、受け入れられません。
通知の種類ごとの初動は、Amazonが公開している、通知への対処のガイドでも確認できます。自分に届いた通知と照らし合わせて、必要な対応を整理します。
停止の理由によって、必要な対応は違う
停止の理由によって、再開に必要な対応は違います。改善計画だけでなく、次のようなものを求められることもあります。
どれが必要かは、通知と申請の画面に書かれています。一般的な書き方より、通知と申請の画面の指示を優先します。
改善計画に書く3つの項目
改善計画(Plan of Action)を求められた場合は、基本的に次の3つを具体的に書きます。いちばん大切なのは、原因と対策がつながっていることです。
①問題が起きた原因
何が起きたのか、そして仕入れ・検品・出品・発送などの、どの管理に不足があったのかを書きます。「何が悪かったのか」が分からないと、対策が正しいかどうかも判断できません。
②すでに行った改善
対象の商品の確認、出品の停止、購入者への対応、書類の整理など、実際に完了した対応を書きます。いつ、何を、どの範囲で行ったかを具体的にします。
③再発防止策
今後、同じことを起こさないための運用のルールを書きます。誰が・いつ・何を確認するかまで決めておくことが大切です。「確認できない商品は出品しない」のように、判断の基準もはっきりさせます。


出品する前のチェックを、仕組みにする
米AmazonリサーチツールPROFiNDER
自分のアカウントで出品できない商品(ASIN)を検知し、知的財産権のリスクがある商品も表示。「確認できない商品は出品しない」という再発防止のルールを、仕入れの段階から続けやすくなります。
PROFiNDERを見る →「今後は気を付けます」ではなく、続けられる方法を書く
「今後は気を付けます」「確認を徹底します」だけでは、何をどう変えたのかが伝わりません。実際に続けられる方法を、実施日や確認の頻度とあわせて書きます。
| 伝わりにくい書き方 | 具体的な書き方 |
|---|---|
| 今後は仕入れに気を付けます | 仕入れのときに請求書の必要な項目を確認し、商品・仕入先ごとに保存する(○月○日から実施) |
| 確認を徹底します | 出品する前に、担当者が出品の可否と書類の有無を確認し、確認できない商品は出品しない |
| 再発しないようにします | 週に1回、出品中の商品を一覧で見直し、問題のある商品は出品を止める |
完了した対応と、これからの対応を分ける
改善計画では、すでに完了した対応と、これから実施する対応を分けて書きます。
- まだ実施していない対策を「実施済み」と書かない
- 確認できていない原因を、事実として書かない
事実と違う内容は、あとで説明がつかなくなり、かえって信頼を失います。分からないことは、分からないこととして扱います。
改善計画の組み立ての例
たとえば、「商品が本物かどうか」についての購入者からの申し立てで停止された場合、改善計画は次のように組み立てます。実際の内容は、自分のケースの事実に合わせて書きます。
| 項目 | 組み立ての例 |
|---|---|
| ①原因 | 仕入れのときに、仕入先が正規の流通経路かどうかと、請求書の記載項目を確認する手順がなかった |
| ②すでに行った改善 | 同じ仕入先から仕入れた商品をすべて確認し、請求書がそろわない商品の出品を○月○日に停止した。購入者には返金で対応した |
| ③再発防止策 | 仕入れのたびに、仕入先の情報と請求書の必要な項目を確認し、商品・仕入先ごとに保存する。請求書が確認できない商品は出品しない。月に1回、保存した書類と出品中の商品を照らし合わせる |
①の「確認する手順がなかった」に対して、③で「確認する手順を作った」と、原因と対策がつながっていることがポイントです。米国のAmazonでは、改善計画は英語で書くのが一般的です。
誤った停止だと考える場合は、事実と証拠を示す
違反していないのに停止されたと考える場合は、違反を認める改善計画を無理に作らないことが大切です。その代わりに、事実関係と証拠を示します。
通知の内容に対して、なぜ自分のケースは該当しないのかを説明します。たとえば、正規の仕入先から仕入れたことを示す請求書や、商品の状態を示す記録などをそろえて提出します。
追加情報を求められたら、不足を補って返す
提出したあとに、Amazonから追加の情報を求められることがあります。その場合は、何が足りないと言われているのかを確認し、そこを補います。
同じ文章を繰り返し送っても、同じ回答が返ってくることが多くなります。Amazonの返信に沿って、説明や資料を追加します。
コンサルティングでアカウントの停止の相談を受けると、通知をよく読まないまま、ネットで見た例文をもとに改善計画を出してしまった、というケースが少なくありません。まず通知を読み込み、「何を求められているか」を整理することが、遠回りに見えていちばんの近道です。
まとめ
アカウントの停止は、特定の文言を書けば必ず復活する、というものではありません。停止の理由に合った証拠と、原因を解消する具体的な対応をそろえます。
- まず「パフォーマンス通知」「アカウント健全性」と登録メールを確認し、停止の理由と求められていることを整理する。ログインできなければメールを確認する
- 理由によって、改善計画のほか、本人確認の書類・仕入れの請求書・質問への回答などが必要になる。通知と申請画面の指示を優先する
- 改善計画には、①原因、②すでに行った改善、③再発防止策を、原因と対策がつながるように書く
- 「気を付けます」ではなく、誰が・いつ・何を確認するかを、実施日や頻度とあわせて書く
- 完了した対応とこれからの対応を分け、事実と違うことは書かない
- 誤った停止なら、違反を認めず、事実と証拠を示す
- 追加情報を求められたら、同じ文章を繰り返さず、不足を補う。再開後も、その運用を続ける
よくある質問
Amazonのアカウントが停止されたら、まず何をすればいいですか?
セラーセントラルの「パフォーマンス通知」「アカウント健全性」と、登録しているメールを確認します。停止の理由と、Amazonが求めている対応・書類を整理します。停止中でログインできない場合は、メールを確認します。
改善計画(Plan of Action)には、何を書けばいいですか?
基本は、①問題が起きた原因、②すでに行った改善、③再発防止策の3つを具体的に書きます。原因と対策がつながっていることが大切です。
「今後は気を付けます」と書けば、アカウントは復活しますか?
それだけでは、具体的な改善が伝わりません。「仕入れ時に請求書の必要項目を確認し、商品・仕入先ごとに保存する」など、実際に続けられる方法を、実施日や確認の頻度とあわせて書きます。
誤って停止されたと思う場合は、どうすればいいですか?
違反を認める改善計画を無理に作るのではなく、事実関係と証拠を示します。通知の内容に対して、なぜ該当しないのかを説明します。
特定の書き方をすれば、必ずアカウントは復活しますか?
特定の文言を書けば必ず復活する、というものではありません。停止の理由に合った証拠と、原因を解消する具体的な対応をそろえることが大切です。

米Amazon輸出コンサルティング
アカウントが止まったときも、
一人で改善計画に向き合わなくていい。
アカウントの停止は、通知の読み方と、原因と対策のつなげ方で対応が変わります。ワールドシフトのコンサルティングは、アカウント停止のフォローもサービスに含まれています。米Amazon輸出を一から教え、年商1億円に届いた方も出してきた経験で支えます。
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