Amazon輸出で通関に時間がかかっている…FBA入庫の遅れが資金回収に与える影響
通関が遅れたら「配送の問題」だけで終わらせていない? 止まった日数だけ、仕入れたお金が戻ってくるまでの期間も延びている可能性があります。
Amazon FBAへ送った商品が通関で止まり、予定より入庫が遅れることがあります。
「到着が数日遅れた」で終わりそうですが、仕入れ → 発送 → 通関 → FBA入庫 → 販売 → 入金と考えると、通関で止まった日数だけ仕入れた資金を回収できるタイミングも後ろにずれる可能性があります。
① 通関が遅れると、資金回収も遅くなる
Amazon輸出では商品が売れる前に、次の流れがあります。
- 商品を仕入れる
- 米国へ発送する
- 通関する
- FBAへ入庫する
- Amazonで販売する
- 売上金が入金される
仕入れ代金や送料などは先に支払いますが、その資金を回収できるのは商品が販売された後です。
そのため、通関に時間がかかる → FBA入庫が遅れる → 販売開始が遅れる → 売上発生が遅れる → 資金回収も後ろにずれる、ということになります。
「通関が3日遅れた」ではなく、「仕入れたお金が戻ってくるまでの期間が3日延びた」と考えてみるのがポイントです。
② なぜ通関に時間がかかる?
通関に時間がかかる理由は、単純な輸送遅延だけではありません。例えば米国輸入では、次のようなものがあります。
- IOR・Form 5106など輸入者情報の確認:輸入者情報に不備や確認事項があれば、追加対応が必要になる場合があります。
- CPSCなどの商品規制への対応:対象商品では必要な証明・申告等について確認が発生する場合があります。
- FDA関連の確認:食品・化粧品等ではFDA規制への対応状況によって追加確認が発生するケースがあります。
- 危険物・リチウム電池等の確認:商品の内容や電池の種類、輸送条件などについて確認を求められる場合があります。
- 通関時の追加書類・追加情報:インボイスだけで通関が完了せず、配送会社等から追加情報や書類の提出を求められることもあります。
つまり、昨日まで問題なく発送できていたから、今回も同じ日数でFBAへ届くとは限りません。通関ルールの変更だけでなく、商品や貨物ごとの審査・追加確認によっても、FBA入庫までの日数が変わる可能性があります。
③ 「通関に何日かかった?」ではなく、仕入れから販売までを確認する
通関に時間がかかったとき、「今回は通関に10日かかった」だけで終わらせません。確認したいのは次の日付です。
- 仕入れ日
- 米国への発送日
- 通関完了日
- FBA入庫日
- 販売日
例えば、通常は仕入れ → 販売開始が20日、今回は仕入れ → 販売開始が35日なら、資金を回収し始めるまでの期間が15日延びたと考えられます。
さらに、その15日間、いくら分の商品資金が販売できずに止まっていたのか、まで確認します。
④ 通関以外にも「仕入れから販売まで」を長くしている原因がないか確認しよう
仕入れから販売までの日数が長い場合は、原因を分けて考えます。
- 仕入れ → 発送までが長い → 発送頻度に問題がある?
- 発送 → FBA入庫までが長い → 輸送・通関に時間がかかっている?
- FBA入庫 → 販売までが長い → 商品自体が売れていない?
発送頻度についてはFBAへの発送頻度が少ないと資金繰りが悪くなる?仕入れてから販売までの日数を確認しよう、入庫後に売れていない場合はAmazon FBAの在庫が増えているのに売上が増えない…まず何を確認する?で扱っています。
