
Amazonの販売手数料が12%のはずが15%に。表示カテゴリーと手数料カテゴリーの違いと、勝手に変わったときの確認・問い合わせ
商品ページを見ると「自動車」のカテゴリー。料金表では12%だから、それで利益を計算して仕入れた。ところが、取引明細を見ると、引かれている販売手数料は15%分。いつの間に変わったのか、最初からそうだったのか、それすら分からない——。
販売手数料は、カテゴリー名から計算できると思われがちですが、そう単純ではありません。
「手数料のカテゴリーが勝手に変わった?どうやって確かめて、どこに問い合わせればいいの?」
この記事では、Amazonの表示カテゴリーと手数料のカテゴリーが違う場合があることと、販売手数料をリサーチのときと販売したあとに確かめる方法、カテゴリーが合っていないと思ったときの問い合わせ方を整理します。
手数料のカテゴリーを考えるときの考え方
販売手数料の料率は、商品ページのカテゴリーだけで判断しないことが大切です。表示上の分類と、手数料の計算に使われる分類が違う場合があるからです。
カテゴリー名から一律で計算するのではなく、実際に適用される手数料を確かめます。次の順で進めます。
やること
表示カテゴリーと手数料カテゴリーは違うことがある
Amazonの商品ページには、その商品がどのカテゴリーにあるかが表示されています。しかし、商品ページに表示されるカテゴリーと、販売手数料の計算に使われるカテゴリーは、同じとは限りません。
そのため、商品ページのカテゴリー名を料金表に当てはめて計算すると、実際の手数料とずれることがあります。
12%のはずが15%だった、という例
たとえば、米国Amazonの料金表では、自動車・パワースポーツの販売手数料は12%です。しかし、自動車関連の商品で、15%のカテゴリーで計算されていたという出品者の報告もあります(カナダのAmazonの出品者フォーラムでの報告)。
| 40ドルの商品の場合 | 販売手数料 |
|---|---|
| 12%で計算していた場合 | 4.80ドル |
| 15%が引かれていた場合 | 6.00ドル |
| 1個あたりの差 | 1.20ドル |
1個あたり1.20ドルの差でも、月に100個売れば120ドルです。利益の薄い商品なら、黒字のつもりが赤字になっていることもあります。
リサーチのときは、ASINを料金シミュレーターに入れる
リサーチのときは、対象のASINを料金シミュレーターに入れて、販売手数料の見積額を確認します。カテゴリー名から一律で計算するより、実際に適用される金額を確認することが大切です。
料金シミュレーターでは、ASINごとに手数料が計算されるので、表示カテゴリーと手数料カテゴリーが違う商品でも、目安の金額が分かります。出品したあとは、セラーセントラルの「手数料見積りレポート」で、ASINごとの手数料カテゴリーと見積額を確認できます。
販売したあとは、取引明細で実際の販売手数料を確認する
販売したあとは、ペイメントの取引明細で、実際に引かれた販売手数料を確認します。このとき、FBA配送代行手数料とは分けて比べます。2つをまとめて見ると、どちらが想定とずれているのか分かりません。
| 比べるもの | 想定(リサーチのとき) | 実際(取引明細) |
|---|---|---|
| 販売手数料 | 料金シミュレーターの見積額 | 実際に引かれた販売手数料 |
| FBA配送代行手数料 | 料金シミュレーターの見積額 | 実際に引かれたFBA配送代行手数料 |
販売を始めた最初の数件で一度確認しておけば、手数料の想定違いに早く気づけます。その後も、月に1回など日を決めて確認すると、途中で変わった場合にも気づきやすくなります。
高いときも、すぐにカテゴリーの誤りと決めつけない
実際の販売手数料が想定より高くても、すぐにカテゴリーの誤りと決めつけないことが大切です。カテゴリーによっては、価格帯で料率が変わることがあるからです。
たとえば米国の衣類は、15ドル以下なら5%、15ドルを超えて20ドル以下なら10%、20ドルを超えると17%になります。値上げや値下げで価格帯をまたいだだけで、料率が変わったように見えることがあります。まず、その商品の価格が、料金表のどの価格帯に入っているかを確認します。
価格帯で料率が変わる仕組みと、カテゴリー別の料率の一覧は、こちらの記事で詳しく解説しています。
価格帯で変わる料率を詳しく解説Amazonの販売手数料は価格帯で料率が変わる。値下げで利益が逆転する境目と、カテゴリ別の販売手数料一覧(米国)
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合っていないと思ったら、Amazonへ確認を依頼する
価格帯も確認したうえで、商品の内容と手数料のカテゴリーが合っていないと思われる場合は、Amazonへ確認を依頼します。問い合わせる前に、次の情報を整理しておきます。
| 整理する情報 | 内容 |
|---|---|
| ASIN | 対象の商品 |
| 商品の説明 | どんな商品か。本来どのカテゴリーに当たると考えるか |
| 対象の注文 | 手数料が想定と違っていた注文 |
| 請求された手数料 | 実際に引かれた販売手数料と、その料率 |
| 疑問点 | どの料率になると考えていたか、なぜそう考えるか |
そのうえで、手数料の分類が正しいかの確認と、多く引かれていた場合は補てんができるかを問い合わせます。「手数料が高い」とだけ伝えるより、どの商品の、どの注文で、何%のはずが何%だったのかを具体的に伝えるほうが、確認が進みやすくなります。
コンサルティングで利益の確認を一緒にすると、販売手数料を一度も取引明細で確かめていなかった、という方は少なくありません。新しい商品は、最初に売れた注文で手数料を一度確認する習慣をつけるだけで、こうした想定違いに早く気づけます。
「このジャンルなら〇%」という思い込みを防ぐ
「このジャンルだから、手数料は〇%」という思い込みを防ぐことが、赤字の商品の早期発見につながります。手数料は、商品ごとに実際の金額で確かめるのがいちばん確実です。


ASINごとの手数料で、利益を計算する
米AmazonリサーチツールPROFiNDER
ASINごとの手数料が自動で反映されるので、カテゴリー名からの思い込みで利益を計算せずに済みます。関税を引いた利益や赤字になる売値も商品ごとに確認できます。
PROFiNDERを見る →商品ごとに、売上から費用を引いた本当の利益を確認し、赤字の商品を見つける方法は、こちらの記事で詳しく解説しています。
商品ごとの利益の確認を詳しく解説SKUごとの本当の利益が見えない。Amazonで赤字商品を見つける商品別の利益計算と、利益管理の方法
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まとめ
Amazonの販売手数料は、商品ページのカテゴリーだけでは決まりません。
- 表示カテゴリーと、手数料の計算に使われるカテゴリーは違う場合がある
- 米国の自動車・パワースポーツは料金表では12%だが、15%で計算されていたという出品者の報告もある(カナダのAmazonの例)
- リサーチのときは、ASINを料金シミュレーターに入れて販売手数料の見積額を確認する
- 販売したあとは、取引明細で実際の販売手数料を、FBA手数料と分けて確認する
- 高いときも、価格帯による料率の変更をまず確認し、すぐにカテゴリーの誤りと決めつけない
- 合っていないと思ったら、ASIN・商品説明・注文・請求額・疑問点を整理して、分類の確認と補てんを問い合わせる
よくある質問
Amazonの販売手数料は、商品ページのカテゴリーで決まりますか?
商品ページのカテゴリーだけでは判断できません。表示上の分類と、手数料の計算に使われる分類が違う場合があります。
販売手数料の料率は、どうやって確かめればいいですか?
リサーチのときは、対象のASINを料金シミュレーターに入れて販売手数料の見積額を確認します。販売したあとは、ペイメントの取引明細で、実際に引かれた販売手数料を確認します。
販売手数料が想定より高いときは、カテゴリーの間違いですか?
すぐにカテゴリーの誤りと決めつけないことが大切です。価格帯によって料率が変わるカテゴリーもあるので、価格帯の条件も確認します。
手数料のカテゴリーが商品と合っていないときは、どうすればいいですか?
Amazonへ確認を依頼します。ASIN・商品説明・対象の注文・請求された手数料・疑問点を整理し、分類の確認と、多く引かれていた場合は補てんができるかを問い合わせます。Amazonの規定では、補てんを申請できるのは1つの手数料につき1回だけなので、必要な資料をそろえてから申請します。
自動車関連の商品の販売手数料は何%ですか?
米国Amazonの料金表では、自動車・パワースポーツは12%です。ただし、実際には別の料率が引かれていたという出品者の報告もあるため、ASINごとに料金シミュレーターと取引明細で確認します。

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