
Amazonの危険物の審査は、自己発送でも対象になる?リチウムイオン電池入りの商品で「販売できるか」と「送れるか」を分けて確認する方法
充電式の小型家電を出品しようとしたら、FBAへの納品で「危険物の審査が必要」と表示された。審査に時間がかかるなら、FBAを使わずに自分で発送すればいいのでは——。そう考えて自己発送に切り替えようとしたものの、本当にそれで問題がないのか、確信が持てない。
危険物のルールは、「どこで売るか」と「どうやって送るか」の両方に関わるため、分かりにくいテーマです。
「リチウムイオン電池などの危険物は、自己発送でも審査の対象になるの?」
この記事では、Amazonの危険物の審査と輸送の規制の関係、自己発送でも確認が必要な理由、出品の前に整理しておくことを整理します。Amazonの販売を中心に、海外へ電池入りの商品を送るときに共通する内容です。
危険物に当たる商品を扱うときの考え方
危険物に当たる商品では、「Amazonで販売できるか」と「その商品を輸送できるか」を別々に確認します。発送の方法をFBAから自己発送に変えても、商品そのものが危険物であることは変わりません。発送方法の選び方で、ルールを避けられるわけではない、という前提で考えます。
やること
「販売できるか」と「輸送できるか」を分けて考える
リチウムイオン電池などには、Amazon側の危険物の審査と、航空・国際輸送の規制が、別にあります。
| 確認すること | 決めているところ | 分かること |
|---|---|---|
| 販売できるか | Amazon(危険物の審査・出品のルール) | その商品を、Amazonで出品・販売できるか |
| 輸送できるか | 航空会社・配送会社(危険物の輸送のルール) | その商品を、その方法で送れるか |
片方をクリアしても、もう片方で止まることがあります。Amazonで出品できても配送会社が受け付けない、配送会社は受け付けてもAmazonで出品できない、ということが起こり得ます。
自己発送でも、危険物のルールの対象になり得る
FBAを使わないから問題ない、とは限りません。商品そのものが危険物に該当する場合、自己発送でも、Amazon側の確認や出品制限の対象になる可能性があります。
| 確認すること | FBAを使う場合 | 自己発送の場合 |
|---|---|---|
| Amazon側の確認・出品制限 | 対象になり得る | 対象になり得る |
| FBA倉庫の受け入れの条件 | 確認が必要 | 関係しない |
| 配送会社の危険物のルール | FBA倉庫へ送るときに確認が必要 | 購入者へ送るときに、自分で確認が必要 |
自己発送に切り替えると、FBA倉庫の受け入れの条件は関係なくなります。一方で、購入者へ送る配送会社のルールは、自分で確認する必要があります。危険物の扱いがなくなるわけではありません。
出品する前に、電池の種類・容量・内蔵の状態を確認する
出品する前に、商品の仕様を整理しておくことが重要です。同じ電池入りの商品でも、次の違いで扱いが変わります。
- 電池の種類:リチウムイオン電池か、リチウム金属電池か
- 容量:リチウムイオン電池ならワット時定格量(Wh)、リチウム金属電池ならリチウムの含有量(g)はどれくらいか
- 内蔵の状態:単体の電池か、機器に内蔵されているか、機器と一緒に入っているか
これらは、Amazonへの登録にも、配送会社への確認にも使う情報です。先に整理しておくと、どちらの確認も進めやすくなります。電池の状態や容量ごとの扱いと、メーカーから取り寄せる試験の書類(UN38.3テストサマリー)は、こちらの記事で詳しく解説しています。
電池入りの商品の確認を詳しく解説リチウム電池入りの商品は海外発送できる?モバイルバッテリーの扱いとUN38.3、仕入れ前に確認すること
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Amazon輸出では、輸送できるかを先に確認する
海外で販売する場合は、Amazonの審査だけでなく、航空会社や配送会社の危険物のルールも確認が必要です。出品したあとに「実は送れない」とならないよう、販売する前に、物流まで含めて確認しておきましょう。
- 商品の仕様を整理する:電池の種類・容量・内蔵の状態をそろえる
- 輸送できるかを確認する:配送会社に、送れるか・必要な書類や梱包を確認する
- 販売できるかを確認する:販売する国のAmazonで、出品やFBAの条件を確認する
- 仕入れる:両方の確認がとれてから仕入れる
先に輸送の確認をするのは、送れない商品は、出品できても売ることができないためです。仕入れたあとに送れないと分かると、在庫がそのまま残ってしまいます。
まとめ
リチウムイオン電池などの危険物は、自己発送にしても、危険物のルールがなくなるわけではありません。「販売できるか」と「輸送できるか」を分けて確認します。
- Amazon側の危険物の審査と、航空・国際輸送の規制は別。片方をクリアしても、もう片方で止まることがある
- FBAを使わなくても、商品が危険物に該当すれば、Amazon側の確認や出品制限の対象になり得る
- 自己発送では、購入者へ送る配送会社のルールを自分で確認する
- 出品する前に、電池の種類・容量・内蔵の状態を整理する
- Amazon輸出では、仕入れや出品より先に、輸送できるかを確認する
よくある質問
FBAを使わず自己発送にすれば、危険物の審査は関係ありませんか?
FBAを使わないから問題ないとは限りません。商品そのものが危険物に該当する場合、Amazon側の確認や出品制限の対象になる可能性があります。
Amazonの審査を通れば、その商品は海外へ送れますか?
送れるとは限りません。Amazon側の危険物の審査と、航空・国際輸送の規制は別にあります。片方をクリアしても、もう片方で止まることがあります。
電池入りの商品を出品する前に、何を確認すればいいですか?
電池の種類・容量・内蔵の状態を確認します。単体の電池なのか、機器に内蔵されているのか、容量はどれくらいかによって扱いが変わります。
Amazon輸出では、何から確認すればいいですか?
輸送できるかを先に確認します。Amazonの審査だけでなく、航空会社や配送会社の危険物のルールも確認し、出品したあとに送れないと分かることがないようにします。

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