
Amazonの複数アカウントで停止。使っていない方を閉鎖したあと、どう申し立てるか
何年も前に作って、そのまま忘れていた出品者アカウントがあった。新しく作ったアカウントで販売を続けていたら、ある日「複数のアカウントを保有している」という理由で停止された。慌てて古い方のアカウントを閉鎖したものの、残したアカウントは止まったまま。ここから、何をどう申し立てればいいのか——。
片方を閉鎖すれば解決すると考えがちですが、そう単純ではないことがあります。
「使っていない方のアカウントを閉鎖した。このあと、どう申し立てればいいの?」
この記事では、複数のアカウントが原因で停止されたときの確認の順番と、すでに片方を閉鎖したあとの申し立ての進め方を整理します。
複数アカウントで停止されたときの考え方
アカウントを再開するかどうかを決めるのは、Amazonです。出品者ができるのは、Amazonが求めていることを確認し、事実に沿って説明し、必要な対応を示すことです。自分で判断して動く前に、まず何を求められているかを確かめます。
やること
複数アカウントが、停止につながる場合
Amazonでは、複数の出品者アカウントを持つ場合、正当な事業上の理由が必要とされています。次のような場合は、停止につながる可能性があります。
| 複数のアカウントになった経緯 | 起きていること |
|---|---|
| 過去に作ったアカウントを忘れて、再登録した | 本人は意図していなくても、同じ人が複数のアカウントを持っている状態になっている |
| 停止されたアカウントの代わりに、新しいアカウントを作った | 停止を避けるために別のアカウントで販売していると見られる |
停止の回避を目的に新しいアカウントを作ることは、解決方法にはなりません。関連するアカウントとして、新しいアカウントも停止される可能性があります。
まず、停止の通知を確認する
複数のアカウントが原因で停止されたら、まず停止の通知を確認します。確認するのは、次の2つです。
- 指摘されたアカウントはどれか:どのアカウントとどのアカウントが関連していると見られているか
- 何を解決するよう求められているか:閉鎖なのか、説明なのか、書類の提出なのか
求められていることが分からないまま動くと、必要のない操作をしてしまうことがあります。
使っていない方を閉鎖するだけでは、再開されるとは限らない
使っていない方を閉鎖するだけでは、残したアカウントが再開されるとは限りません。
たとえば、閉鎖した方(元のアカウント)が別の理由で停止されていて、その原因が未解決の場合、先にその問題を解消して再開するよう求められることがあります。閉鎖してしまうと、その対応ができなくなるおそれもあります。
そのため、閉鎖する前に、Amazonの指示を確認します。どちらのアカウントを残すか、閉鎖してよいかは、自分だけで決めないようにしましょう。
すでに閉鎖している場合は、事実と経緯を説明する
すでに閉鎖している場合は、閉鎖した事実と、それまでの経緯を説明します。説明の前に、関係するアカウントごとに、次の情報を整理しましょう。
| 整理する情報 | 書き出す内容 |
|---|---|
| アカウントの名称 | それぞれのアカウントの出品者名(ストア名) |
| 登録メールアドレス | それぞれのアカウントに登録しているメールアドレス |
| 作成した時期 | いつ、どのような目的で作ったか |
| 停止された日 | 停止の通知が届いた日 |
| 閉鎖の状況 | 閉鎖したか、いつ閉鎖したか、今どうなっているか |
| ケースID | Amazonとのやり取りで使っているケースの番号 |
こうして並べると、どのアカウントがいつ作られ、いつ止まり、今どうなっているかを、時系列で説明しやすくなります。
閉鎖済みで、要求された操作ができない場合は、Amazonへ対応方法を確認しましょう。自分で別の方法を探すより、できない事情を伝えて指示を受けるほうが確実です。
なぜ複数のアカウントを作ったのかを、事実に沿って説明する
申し立てでは、なぜ複数のアカウントを作ったのかを、事実に沿って説明します。経緯によって、原因と対応は異なります。
| 経緯 | 説明すること |
|---|---|
| 過去の登録を忘れていた | いつ、なぜ最初のアカウントを作り、なぜ忘れていたのか。今後どう管理するか |
| 停止後に別のアカウントを作った | 停止されたあとに別のアカウントを作った事実と、元のアカウントの停止の原因への対応 |
インターネット上には、改善計画書や異議申し立てのテンプレートが多くあります。ただし、都合のよいテンプレートに事実を合わせないことが大切です。実際の経緯と違う説明は、確認されたときに食い違いが出てしまいます。
改善計画を求められたら、原因・是正・再発防止をつなげる
改善計画を求められた場合は、原因・是正・再発防止をつなげて書きます。
| 書くこと | 複数アカウントの場合の例 |
|---|---|
| 原因 | なぜ複数のアカウントになったのか |
| 是正 | すでに何をしたか(閉鎖した、など) |
| 再発防止 | 今後、同じことが起きないようにどう管理するか |
この3点に加え、通知で要求された情報や、裏付けの資料も提出します。改善計画の3つの項目の書き方は、こちらの記事で詳しく解説しています。
改善計画の書き方を詳しく解説Amazonのアカウントが停止されたら。改善計画(Plan of Action)に何をどう書けば復活に近づくか
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まとめ
アカウントを再開するかを決めるのは、Amazonです。求められていることを確認し、事実に沿って説明することが、申し立ての基本です。
- 過去のアカウントを忘れて再登録した場合や、停止の代わりに新しいアカウントを作った場合は、停止につながる可能性がある。停止を避けるための新規アカウントは解決にならない
- まず停止の通知で、指摘されたアカウントと、求められていることを確認する
- 使っていない方を閉鎖するだけでは、再開されるとは限らない。閉鎖する前にAmazonの指示を確認する
- すでに閉鎖した場合は、各アカウントの名称・メールアドレス・作成時期・停止日・閉鎖の状況・ケースIDを整理し、経緯を説明する
- 複数のアカウントを作った理由を、事実に沿って説明する。テンプレートに事実を合わせない
- 改善計画を求められたら、原因・是正・再発防止をつなげ、要求された情報と裏付けの資料も出す
よくある質問
停止されたので、新しいアカウントを作り直してもいいですか?
停止を回避する目的で新しいアカウントを作ることは、解決方法にはなりません。停止されたアカウントの代わりに新規アカウントを作ると、停止につながる可能性があります。
使っていない方のアカウントを閉鎖すれば、残した方は再開されますか?
再開されるとは限りません。元のアカウントの停止の原因が解決していない場合、先にその問題を解消して再開するよう求められることがあります。閉鎖する前に、Amazonの指示を確認します。
すでに片方を閉鎖してしまいました。どうすればいいですか?
閉鎖した事実と、それまでの経緯を説明します。各アカウントの名称・登録メールアドレス・作成時期・停止日・閉鎖の状況・ケースIDなどを整理します。閉鎖済みで要求された操作ができない場合は、Amazonへ対応方法を確認します。
改善計画書は、テンプレートを使って書いてもいいですか?
都合のよいテンプレートに事実を合わせないことが大切です。過去の登録を忘れていたのか、停止後に別アカウントを作ったのかで、原因と対応は異なります。事実に沿って説明します。
改善計画を求められたら、何を書けばいいですか?
原因・是正・再発防止をつなげて書きます。この3点に加え、通知で要求された情報や裏付けの資料も提出します。

米Amazon輸出コンサルティング
申し立ての前に、
事実の整理から一緒に。
アカウントの停止は、焦って動くほど対応が難しくなることがあります。ワールドシフトは、米Amazon輸出を一から教え、年商1億円に届いた方も出してきたコンサルティングと、米国向けのFBA納品・通関の物流を長年続けてきました。アカウント停止のフォローも含めて、相談できます。
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