
中国輸入の始め方|販売先を決めてから仕入れ、少量で試すまでの12の手順
中国から安く仕入れて売れば利益が出ると聞いた。でも何から始めればいいのか分からない。「中国輸入はやめとけ」という声もあって、失敗しないか不安——。
中国輸入は、中国の通販サイトや卸の市場、工場などから商品を仕入れて売る方法です。ただ、安く買えることと、利益を出して売れることは別です。品質・送料・関税・販売手数料まで含めて、はじめて利益が分かります。
「中国輸入って、何から始めればいいの?」
この記事では、販売先を決めるところから、仕入れ先の選び方、仕入れの前の確認、サンプル、利益の計算、関税、輸送のルート、書類、少量で試して増やすまでを順番に整理します。
中国輸入とは?
- 中国の通販サイトや卸の市場、工場などから商品を仕入れて売る方法
- 日本へ輸入して国内で売る方法と、中国で仕入れて米国などへ売る方法がある
- 既製品を売る方法や、仕様を決めてオリジナルの商品を作る方法などがある
- 仕入れの価格だけでなく、品質・送料・関税・販売手数料などで利益が変わる
最初に、販売する国とサイトを決める
- 日本のAmazonやネットショップで売るのか、米国のAmazonなどへ売るのかを決める
- 販売する国によって、需要・価格・規制・税金・配送のしかたが違う
- 海外での販売では、国内と違う購入者に販路を広げられる
- ただし、日本で人気の商品が海外でも売れるとは限らない
「何を安く買えるか」より先に、「どこで、誰に売るか」を考えましょう。
仕入れ先のサイトを選ぶ
| サイト | 向いている使い方 |
|---|---|
| タオバオ | 幅広い既製品を探す |
| 1688 | 中国国内向けの卸の仕入れを検討する |
| Alibaba.com | 海外との事業者どうしの取引やOEMなどを相談する |
| AliExpress | 少量の購入やサンプルの確認を検討する |
同じサイトでも、店舗・工場ごとに品質や取引の条件は違います。最低の注文数量、数量ごとの価格、納期、必要な書類、再発注の条件を確認しましょう。サイトごとの違いと選び方は、中国の通販サイトの選び方の記事で詳しく解説しています。
仕入れる前に、販売の実績と競合を調べる
- 販売する国・サイトで、同じ商品や似た商品の売れ行きを確認する
- 出品の価格だけでなく、実際に売れている価格帯や需要を調べる
- 競合の数、レビュー、配送の条件、商品の仕様などを比べる
- 同じ写真の商品でも、素材・寸法・数量・品質が同じとは限らない
競合と価格だけで競うのか、品質やセットの内容などで違いを出すのかも考えておきましょう。
輸入・販売できる商品かを先に確認する
- 販売先の法律、販売サイトの規約、配送会社の引き受けの条件を確認する
- ブランド品やキャラクター商品は、本物であることと権利の関係を確認する
- ノーブランド品でも、デザインなどが他社の権利を侵害していないか注意する
- 日本向けでは、電気製品・食品・化粧品・子ども向けの商品などの商品ごとのルールを調べる
- 例えばPSEの対象の製品は、マークが付いているだけでなく、輸入事業者としての義務も確認する
- 米国向けも、商品に応じた安全の基準・表示・証明書などを仕入れの前に確認する
自分で買うか、輸入代行を使うか決める
| 方法 | 内容 |
|---|---|
| 自分で買う | 店舗との連絡、決済、検品、配送の手配などを自分で行う |
| 輸入代行を使う | 購入、価格の交渉、検品、梱包、国際発送などを頼める場合がある |
代行の手数料だけでなく、作業ごとの料金と補償の範囲を確認しましょう。検品が数量の確認だけなのか、寸法・動作・外観まで含むのかもはっきりさせます。代行業者の選び方は、中国輸入代行業者の選び方の記事で詳しく解説しています。
まずはサンプル・少量の注文で品質を確認する
- 写真や説明だけで大量に発注しない
- 素材、寸法、色、縫製、におい、動作、付属品などを確認する
- 売るときの用途に合う品質か、実物で確かめる
- サンプルと量産品で仕様が変わらないよう、注文の条件を記録する
- 不良品の判断の基準と、交換・返品・返金の条件を前もって決める
安全性の試験や証明書が必要な場合は、見た目の検品とは別に対応が必要です。
商品代・送料・関税まで含めて利益を計算する
利益の計算に入れる費用
- 商品代
- 中国国内の送料
- 代行・決済・為替の費用
- 検品・梱包・ラベル貼りなどの作業費
- 国際送料・保険料
- 関税、輸入のときの税金、通関の費用
- 販売手数料、FBAの費用、広告費、購入者への配送費
合計した額を売れる数量で割り、1個あたりの採算を確認しましょう。
関税は一律ではなく、輸入先と商品で確認する
- 日本への輸入と、米国への輸入では、税率や計算のしかたが違う
- 商品の素材・用途・構造などから、関税の分類を確認する
- 米国向けは、中国原産品にかかる追加の関税なども含めて確認する
- 販売用の仕入れに、自分で使う前提の「個人輸入」の扱いをそのまま当てはめない
- 申告の価格を実際より低くするなど、正しくない申告で費用を抑えない
関税の分類(HSコード)の決め方は、HSコードの決め方の記事で詳しく解説しています。
日本経由と海外への直送を比べる
- それぞれのルートの送料・税金・検品費・納期・輸入者の手配を比べる
- 中国原産の商品を日本で保管・検品しただけで、日本原産になるわけではない
- FBAへ直送する場合も、商品ラベル・梱包・納品の条件を満たす必要がある
- AmazonはFBAの荷物の登録輸入者にはならないので、適切な輸入者を準備する
発注・通関・販売に必要な書類を保存する
保存しておく書類
- 注文の内容、仕様書、仕入れ先とのやり取り
- 請求書、支払いの明細、梱包の明細
- 輸入許可書などの通関・納税の資料
- 商品に必要な試験の報告書や証明書
- 検品の記録、不良品の対応の履歴
Amazonから、仕入れや本物であることの確認を求められる場合もあります。必要な資料を用意できるか確認しておきましょう。
少量の販売の結果から、追加の発注を判断する
- 実際の販売価格、利益、返品率、売れるまでの期間を記録する
- 売上だけでなく、在庫とお金の回収の状況も確認する
- 追加の注文の製造・輸送の期間を考えて、必要な数を決める
- 大量に発注したときの値引きだけを理由に、在庫を増やさない
品質と採算が安定してから、扱う数や販売する国を広げましょう。
まとめ
中国輸入は、販売先を決め、売れるか・売っていいかを確かめてから、少量で始めるのが基本です。安く買えることと、利益が残ることを分けて考えましょう。
- 「何を安く買うか」より先に「どこで、誰に売るか」を決める
- タオバオ・1688・Alibaba.com・AliExpressを目的で使い分ける
- 販売の実績・競合・規制・権利を仕入れの前に確認する
- サンプルと少量の注文で品質を確かめ、不良の基準を決めておく
- 関税・追加の関税まで含めた1個あたりの採算で判断する
- 日本経由でも中国原産のまま。書類を保存し、結果を見て追加する
よくある質問
中国輸入は何から始めればいいですか?
最初に、どの国のどのサイトで売るかを決めます。そのうえで仕入れ先のサイトを選び、販売の実績と競合、輸入・販売できる商品かを確認してから、サンプルや少量の注文で品質を確かめます。
中国輸入は「やめとけ」と言われるのはなぜですか?
安く買えても、品質の問題や送料・関税・手数料で利益が残らなかったり、規制や権利の確認不足で売れなかったりするためです。販売先を決め、確認と利益の計算をしてから少量で始めることで、失敗を減らせます。
中国輸入の関税はいくらですか?
一律ではありません。日本への輸入と米国への輸入で税率や計算が違い、商品の分類でも変わります。米国向けは、中国原産品への追加の関税なども確認が必要です。
中国の商品を日本経由で米国へ送れば、日本原産になりますか?
なりません。日本で保管・検品しただけでは、中国原産のままです。ルートごとに、送料・税金・検品費・納期・輸入者の手配を比べて選びます。

米Amazon輸出コンサルティング
中国から仕入れて、
米Amazonで売るまでを一緒に。
中国から仕入れた商品を米Amazonで売るには、出品の条件・追加の関税・原産国・輸入者の手配まで確かめる必要があります。ワールドシフトは、米Amazon輸出のコンサルティングと、米国向けのFBA納品・通関の物流を長年続けてきました。
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