
DHL・FedEx・UPSは何が違う?国際宅配便3社の特徴と、どこを使えばいいかの選び方
海外へ商品を送りたい。調べるとDHL・FedEx・UPSの名前が出てくるけれど、どこが速くて、どこが安いのか分からない。「とりあえず有名なところで」と決めてしまってよいのか——。
3社とも、日本から海外へ荷物を送れる国際宅配便(クーリエ)の会社です。ただ、「DHLは必ず速い」「UPSが必ず安い」といった一律の順位はありません。どこが合うかは、送り先と荷物の条件で変わります。
「DHL・FedEx・UPS、結局どこを使えばいいの?」
この記事では、3社の特徴と代表的なサービス、送料・スピード・通関・使いやすさの比べ方、目的に合わせた選び方を整理します。
DHL・FedEx・UPSは、どんな配送会社?
- 3社とも、日本から海外へ荷物を送れる国際宅配便の会社
- 一般的な国際配送では、集荷から通関の手配、現地での配達までをまとめて頼める
- 会社名だけでなく、選ぶサービスによって料金・配達の時間帯・利用の条件が変わる
「DHLは必ず速い」「UPSが必ず安い」とは決めつけず、送り先と荷物の条件で比べるのが基本です。
3社の代表的なサービス
3社とも、急ぎ向けのサービスと、急がない荷物向けのサービスを持っています。比べるときは「会社」ではなく、同じくらいの速さのサービスどうしで比べましょう。
| 会社 | 代表的なサービス | 特徴 |
|---|---|---|
| DHL | Express Worldwide | 書類や商品を220以上の国・地域へ届ける |
| Express 12:00/10:30/9:00 | 対象の地域へ、翌営業日の12時・10時30分・9時までの配達を保証 | |
| Express Easy | 専用の梱包材のサイズ・重さ・送り先で料金が決まる。通常のExpress Worldwideとは分けて比べる | |
| FedEx | International Priority | 1〜3営業日(多くは1〜2日)で配達 |
| International Priority Express | アジア・米国・カナダ・ヨーロッパの対象地域へ、通常1〜2営業日の午前10時30分または正午までに届ける | |
| International Economy など | 急がない荷物向け | |
| UPS | Worldwide Express | 対象地域へ、決まった時間帯までに配達 |
| Worldwide Express Saver | 世界200以上の国と地域へ、通常1〜3営業日。朝や昼の指定ではなく、現地の平日の終業時間までの配達 | |
| Worldwide Expedited | 急ぎではない荷物向け |
- DHLは、単発の発送ならアカウントの登録なしで使えるサービスもある
- FedExは、使えるサービスが送り先や条件で違うため、見積もりの画面で確認する
- UPSは、配達の時間帯や対象の地域が違うため、Express・Saver・Expeditedを分けて比べる
送料はどこが安い?
いちばん安い会社は、送り先・重さ・箱の大きさ・サービス・契約の条件で変わります。公式の公開料金と、自分のアカウントに適用される割引の料金が違うこともあります。
公開料金は、各社の公式の料金表で確認できます。
商品を送るときは、書類用ではなく「非書類・貨物」の料金の欄を見ます。料金表は改定されるので、送る前に最新版を確認しましょう。
基本の運賃だけでなく、燃料サーチャージ・地域外料金・特別取扱料金などの追加料金、関税・税金・立替の手数料まで含めて比べます。各社の追加料金は、次のページで確認できます。
発送代行の会社を使う場合は、その会社の送料と作業料などを含めた総額で比べます。同じ条件で総額を比べる手順は、国際送料の容積重量の記事で詳しく解説しています。
箱の大きさでも送料が変わる
- 3社とも、一般的な箱では実際の重さと容積重量を比べて、重いほうで料金を計算する
- 容積重量の基本の計算式は、縦×横×高さ(cm)÷5,000
- 例えば50×40×40cmの箱は容積重量が16kg。実際の重さが10kgでも、16kgで計算される
軽い商品でも、大きな箱に入れると送料が高くなります。寸法・重さの端数の処理や、専用の梱包材の扱いは会社ごとに違うので、各社の条件を確認しましょう。
配達スピードはどこが速い?
- 会社全体ではなく、同じ送り先に対する各サービスの配達予定を比べる
- 国名だけで判断せず、届け先の郵便番号まで入れて調べる
- 急ぎの場合は、最短の到着日だけでなく、配達の時間帯と集荷の締め切りも確認する
- 時間指定のサービスにも、対象の地域や条件がある
通関で確認や検査が入ると、予定より時間がかかることがあります。ぎりぎりの日程で組まないようにしましょう。
通関対応はどこがよい?
- 輸入できるか、関税はいくらかは、各国の税関・関係当局がその国の法令や規制で判断する
- そのため「このクーリエなら必ず通関できる」「配送会社を変えれば規制の対象の商品も送れる」とは限らない
- クーリエは、申告の手続きや必要な書類の案内、税関からの問い合わせへの対応などを行う
- 各国の輸入規制とは別に、クーリエ独自の輸送・引き受けの制限もあるので、送る前に確認する
集荷・ラベル作成の使いやすさも比べる
- 自分の住所で使える集荷の日と受付の時間を確認する
- 出荷ラベルやインボイスを作りやすいか確認する
- 電子インボイスなど、通関の書類を電子で送れる仕組みがあるか確認する
送料の差が小さいなら、毎回の作業時間や問い合わせのしやすさも選ぶ基準になります。何度も発送するほど、この差は大きくなります。
目的に合わせた選び方
| 目的・状況 | 確認すること |
|---|---|
| 急ぎの荷物 | 3社の配達予定日と集荷の締め切りを比べる |
| 送料を抑えたい | 希望の納期に間に合うサービスの総額を比べる |
| 単発で送る | アカウント登録が要るか、梱包材の準備まで確認する |
| 定期的に送る | 実際の出荷量を伝えて、適用される料金を確認する |
| 規制の対象になりそうな商品 | 取り扱えるかと必要な書類を先に確認する |
| Amazon FBAへ納品する | 関税などの請求先まで確認する |
FBAへの納品は、関税などの請求先の設定を間違えると受け取ってもらえないことがあります。設定の考え方は、DDPとDDUの記事で詳しく解説しています。
3社を比べるときは条件をそろえる
見積もりでそろえる条件
- 発送元と届け先の郵便番号
- 発送の予定日
- 荷物の個数
- 箱ごとの梱包後の重さと外寸
- 商品の内容と申告する価格
- 希望する配達の期限
- 運賃と、関税・税金の支払者
- 見積もりに含まれる追加料金と、含まれない費用
条件が1つでも違うと、比べた結果は当てになりません。同じ条件で3社の見積もりを並べてから決めましょう。
まとめ
DHL・FedEx・UPSに一律の順位はありません。送り先と荷物の条件をそろえて、サービスどうしで比べるのが選び方の基本です。
- 3社とも、集荷から通関の手配、現地での配達までまとめて頼める国際宅配便
- 比べるのは会社ではなく、同じくらいの速さのサービスどうし
- 送料は、基本の運賃に追加料金・関税・代行の費用まで含めた総額で比べる
- 容積重量(縦×横×高さ÷5,000)と実際の重さの、重いほうで計算される
- 輸入できるかを決めるのは各国の税関。会社を変えても規制はなくならない
- 送料の差が小さければ、集荷・ラベル作成の使いやすさも基準にする
よくある質問
DHL・FedEx・UPSで、いちばん安いのはどこですか?
一律には決まりません。送り先・重さ・箱の大きさ・サービス・契約の条件で変わります。同じ条件で3社の見積もりを取り、追加料金や関税まで含めた総額で比べます。
いちばん速いのはどこですか?
会社全体ではなく、同じ送り先に対する各サービスの配達予定で比べます。届け先の郵便番号まで入れて調べ、配達の時間帯と集荷の締め切りも確認しましょう。
配送会社を変えれば、送れない商品も送れますか?
送れません。輸入できるかは各国の税関・関係当局が法令にもとづいて判断します。さらに、クーリエ独自の輸送・引き受けの制限もあるので、送る前に確認が必要です。
アカウントがなくても使えますか?
DHLには、単発の発送ならアカウントの登録なしで使えるサービスがあります。定期的に送るなら、法人アカウントを作って割引の料金を確認する方法もあります。

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DHL・FedEx・UPSは、同じ荷物でもサービスや契約の条件で送料と日数が変わります。SLCは、3つのクーリエの中から、送る商品に合わせて負担の少ない発送方法をご提案します。加入すると、仕入れる前に送れる商品かどうかを担当のスタッフに確認できます。
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