
自分の商品のHSコードはどう決める?輸出の前に自分で調べる手順と、HSコード検索の使い方
アメリカへ商品を送るために、インボイスを作ることになった。HSコードを書く欄がある。でも、自分の商品が何番なのか分からない。ネットで似た商品の番号を探して、それらしいものを書いておけばいいのだろうか——。
輸出を始めたばかりの方が、最初につまずきやすいのがHSコードです。
「自分の商品のHSコードは、どうやって決めればいいの?」
この記事では、自分の商品のHSコードを決めるための手順を、商品情報のそろえ方から検索の使い方、相談先まで順に整理します。Amazon輸出に限らず、海外へ商品を送るときに共通する内容です。
HSコードを決めるときの考え方
HSコードは、商品名やカテゴリーから決めるのではなく、商品の中身から決めるものです。何に使うか、何でできているか、どんな構造かによって、同じような商品でも番号が変わります。
次の順で進めます。
やること
HSコードとは
HSコードは、国際貿易で商品を分類するための番号です。原則として先頭の6桁は国際共通で、その先は国ごとに細かく分かれています。米国への輸入の申告では、通常10桁のHTSコードを使います。
桁ごとに誰が決めている番号なのか、日本で調べた番号がそのままアメリカで使えない理由は、こちらの記事で詳しく解説しています。
HSコードとHTSコードの違いを詳しく解説HSコードとHTSコードは同じ?日本で調べた番号がアメリカで通じない理由と、桁ごとの確認先
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Amazonのカテゴリーだけでは決められない
Amazonの商品カテゴリーは、お客さまが商品を探すための分類です。HSコードは、Amazonのカテゴリーだけでは決められません。
HSコードは、商品の用途・機能・材質・構造などによって分類が変わります。一部の商品では、価格や寸法なども分類の条件になります。同じ「キッチン用品」のカテゴリーに並んでいる商品でも、材質や使い方が違えば、番号も変わることがあります。
まず、分類に必要な商品情報をそろえる
検索を始める前に、分類に必要な商品情報をそろえます。商品名だけでは、番号は決まりません。
| 確認すること | 例 |
|---|---|
| 何に使うものか(用途) | 調理用か、保存用か、飾るためか |
| 何でできているか(材質) | ステンレス、プラスチック、木、綿など。複数なら、主な材質とその割合 |
| どんな機能・構造か | 電動か、電池が入っているか、どんな仕組みで動くか |
| 単品かセットか | 1点だけか、複数の商品を組み合わせたセットか |
| 価格・寸法など | 商品によっては、価格や大きさが分類の条件になる |
メーカーの仕様書や商品のパッケージ、説明書を見ながら書き出しておくと、検索も相談もスムーズになります。
検索で、商品に合う区分を探す
商品情報がそろったら、検索で商品に合う区分を探します。
日本の税関の統計品目表で探す
まず、税関のサイト(財務省貿易統計)から見られる統計品目表で、商品がどの区分に入りそうか、上の6桁の見当をつけます。
- 財務省貿易統計:各種コード(統計品目表などのページ)
大きな分類(類)から順にたどり、商品の材質や用途に合う区分を探します。ここで分かるのは日本の番号なので、アメリカ向けには、次の米国のHTS検索で10桁を確認します。
米国のHTS検索で探す
アメリカへの申告に使う10桁は、米国際貿易委員会(USITC)のHTS検索で探します。
- 米国のHTS検索:Harmonized Tariff Schedule(USITC)
検索の欄に、商品の種類や材質を英語で入れると、関係する区分が表示されます。見つかった区分の上の階層もたどって、商品の用途や材質に合っているかを確認します。
判断できないときは、通関の担当者に相談する
検索しても判断できない場合は、無理に決めずに相談します。
- DHLやFedExなどのクーリエの通関担当
- フォワーダー・国際運送会社
- 通関業者(通関士)
相談するときは、4章でそろえた商品情報と、自分で調べた候補の番号をあわせて伝えると、確認が早く進みます。米国の税関の過去の分類の例を調べる方法や、事前に分類の判断を求める制度など、ほかの確認先はHTSコードの調べ方の記事で紹介しています。
同じジャンルの商品を、1つのコードでまとめない
同じジャンルの商品を、すべて1つのコードで申告しないことが大切です。
分類が同じ商品はまとめられますが、用途や材質などが違う場合は、商品ごとに確認します。たとえば同じ「ボトル」でも、材質や構造が違えば、別の区分になることがあります。いつも同じ番号で申告していると、ある商品だけ分類が違っていたことに気づけません。
米国向けの通関を日々見ていると、取り扱う商品が増えても最初に調べた1つの番号を使い続けてしまい、通関で確認を求められるケースがあります。新しい商品を扱うときは、似た商品でも一度番号を確かめる習慣をつけておくと安心です。
関税率は、HTSコードだけでは決まらない
HTSコードが決まっても、関税率はそれだけでは決まりません。次のことも確認します。
- 原産国:どこで作られた商品とみなされるか
- 追加の関税:基本の税率に上乗せされる関税があるか
- 適用される時期:いつから、いつまでの税率か
特に、「日本から発送する商品=日本原産」ではない点に注意します。日本で組み立てた商品や、日本のメーカーの商品でも、原産国が海外になることがあります。原産国の判定の考え方は、こちらの記事で詳しく解説しています。
原産国の判定を詳しく解説日本で組み立てたら「日本製」になる?原産地の判定基準と、米国の「実質的変更」の考え方
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仕入れる前に、関税を引いた利益の目安を
米AmazonリサーチツールPROFiNDER
HTSを自動で判定する関税の計算で、送料・手数料・関税まで引いた1個あたりの利益の目安を、仕入れる前に確認できます。申告に使う番号は、通関の担当者とあわせて確定します。
PROFiNDERを見る →安い税率のコードではなく、商品に合う分類を申告する
候補の番号が複数あるとき、税率が安いほうを選ぶのではなく、商品に合う分類を申告します。
誤った分類で申告すると、関税の差額の支払いだけでなく、通関の遅れや修正の対応にもつながります。FBAへの納品が遅れれば、販売の開始も遅れます。迷ったら、相談して確かめてから申告するほうが、結果的に早く確実です。
まとめ
HSコードは、商品名やカテゴリーではなく、商品の中身から決めます。
- HSコードの先頭6桁は国際共通。米国への申告では10桁のHTSコードを使う
- Amazonのカテゴリーだけでは決められない。用途・機能・材質・構造、場合によっては価格・寸法で分類が変わる
- まず、何に使うか・何でできているか・電動か・単品かセットかなど、商品情報をそろえる
- 日本の税関の統計品目表で6桁の見当をつけ、米国のHTS検索で10桁を確かめる
- 判断できないときは、クーリエの通関担当・フォワーダー・通関業者に相談する
- 同じジャンルでも、用途や材質が違う商品は分けて確認する
- 関税率は原産国・追加の関税・時期でも変わる。安い税率ではなく、商品に合う分類を申告する
よくある質問
HSコードは、Amazonの商品カテゴリーから決められますか?
Amazonの商品カテゴリーだけでは決められません。商品の用途・機能・材質・構造などによって分類が変わります。一部の商品では、価格や寸法なども分類の条件になります。
自分の商品のHSコードは、どうやって調べますか?
まず、何に使うものか、何でできているか、電動か、単品かセットかなど、分類に必要な商品情報をそろえます。そのうえで、日本の税関の統計品目表や、米国のHTS検索で、商品に合う区分を探します。
HSコードが判断できないときは、誰に相談すればいいですか?
クーリエの通関担当や、フォワーダー・国際運送会社、通関業者に相談します。
同じジャンルの商品は、1つのHSコードでまとめて申告してもいいですか?
分類が同じ商品はまとめられますが、用途や材質などが違う場合は、商品ごとに確認します。同じジャンルだからといって、すべてを1つのコードで申告しないことが大切です。
関税率はHTSコードだけで決まりますか?
HTSコードだけでは決まりません。原産国や追加の関税、適用される時期なども確認します。日本から発送する商品だからといって、日本原産とは限りません。

米AmazonFBA納品代行サービス SLC
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アメリカのFBA倉庫まで。
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