Amazon輸出は儲かる?自分の数字で利益を確かめる

Amazon輸出は儲かる?儲からない?関税や送料が上がった今、利益が残るかを自分の数字で確かめる方法

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関税の引き上げ、送料の値上がり、為替の変動。ニュースを見るたびに「Amazon輸出はもう儲からない」という声が目に入る。一方で、今も売上を伸ばしているセラーの話も聞く。これから始めるべきか、続けるべきか、判断がつかない——。

「儲かるかどうか」は、Amazon輸出を考える人なら誰もが一度は抱く疑問です。

「そもそもAmazon輸出って、儲かるの?今から始めても、続けても大丈夫なの?」

この記事では、Amazon輸出の結果を左右する条件と、市場の状況、環境が変わったときの考え方、「儲からない」と感じたときの原因の分け方を整理します。

「儲かるか」を考えるときの考え方

「Amazon輸出は儲かるか」という問いには、市場全体で答えることはできません。儲かるかどうかは、どの商品を、いくらで仕入れて、いくらで、どれだけの速さで売るかで決まります。ニュースや他人の結果ではなく、今の条件で、自分の商品の数字を計算することが出発点です。

出品すれば誰でも儲かるわけではない

Amazon輸出は、出品すれば誰でも儲かるわけではありません。結果は、次の条件によって変わります。

利益の結果を左右する7つの条件:市場の需要(その商品を買う人がいるか)、仕入れ価格(いくらで仕入れられるか)、販売価格(いくらで売れるか・値下がりしないか)、送料(国際送料や国内の送料がいくらかかるか)、関税(その商品にどれだけの関税がかかるか)、販売手数料(販売手数料やFBAの手数料がいくらかかるか)、販売速度(どれくらいの期間で売れるか)

どれか一つが合わなければ、ほかが良くても利益は残りません。これらの条件がそろう商品を探すことが、利益を残す基本です。

大きな売上規模で事業を運営している人もいる

実際に、当社(ワールドシフト)の会員には、大きな売上規模で事業を運営している方もいます。当社の会員調査では、次のような結果でした。

年商会員の割合
1億円以上9.6%
3,000万円以上27.2%

※2025年9月〜2026年8月の当社調べ

米国には、日本の商品を買う需要がある

米国には、日本の商品を購入する需要があります。経済産業省の2024年の市場調査でも、日本・米国・中国の3か国間の越境EC市場は、いずれの国の間でも拡大しています。ただし、これはAmazon以外も含む市場のデータです。

また、Amazonは米国のEC市場で大きな販売基盤を持っています。2025年の予測では、米国の小売EC売上に占めるAmazonのシェアは40.5%です。

データ内容
日本・米国・中国の越境EC(2024年)3か国間のいずれの国の間でも増加(Amazon以外も含む)
米国の小売ECでのAmazonのシェア(2025年の予測)40.5%

出典:経済産業省「令和6年度電子商取引に関する市場調査」(2025年8月26日公表)、eMarketer(2025年2月の予測)

ただし、市場に需要があることと、自分の商品で利益が残ることは別です。ここからは、自分の数字の確かめ方を見ていきます。

関税や送料が上がっても、すべての商品が儲からなくなるとは限らない

関税や送料が上がっても、すべての商品が儲からなくなるとは限りません。影響の大きさは、商品によって違います。

為替も同じです。円安になると、ドルの売上を円に換えた額は増える場合があります。ただし、ドル建ての費用も増えます。

円安になったとき影響
ドルの売上円に換えた額が増える場合がある
ドル建ての費用(Amazon手数料など)円に換えた額が増える

一つの変化だけでなく、売上と費用を合わせて確認する必要があります。為替が売上と記帳にどう関わるかは、こちらの記事で詳しく解説しています。

為替と円転のタイミングを詳しく解説Amazon輸出の売上はいつ円に換える?円転のタイミングの決め方と、為替差損益の記帳・仕訳

今の条件で、商品ごとの利益を計算する

大切なのは、今の条件で、商品ごとの利益を計算することです。

  • 現在の為替を反映する
  • 現在の関税を反映する
  • 現在の国際送料を反映する
  • 現在のAmazon手数料を反映する

そのうえで、値下がりした場合にも利益が残るかを確認します。過去に儲かった商品でも、現在は採算が合わない場合があります。以前の計算のまま仕入れを続けていないか、見直しましょう。商品ごとの利益の出し方は、こちらの記事で詳しく解説しています。

商品ごとの利益計算を詳しく解説SKUごとの本当の利益が見えない。Amazonで赤字商品を見つける商品別の利益計算と、利益管理の方法

「儲からない」と感じたら、原因を分けて確認する

「儲からない」と感じたときは、原因を分けて確認しましょう。原因によって、必要な対策は変わります。

原因見直すところ
利益が出る商品が見つからないリサーチの方法や、探すカテゴリ
想定より売れない販売数の見積もりや、競合の状況
費用を見落としている送料・関税・手数料など、利益計算に入れる費用
在庫に資金がとどまっている仕入れ数量や、売り切るまでの期間

「儲からない」の原因が「資金が回らない」だった、ということもあります。売れているのに資金が足りなくなる原因は、こちらの記事で詳しく解説しています。

資金不足の原因を詳しく解説売れているのに資金が回らないのはなぜ?仕入れと入金のズレで起きる資金不足の原因と見分け方

環境が変わったら、扱う商品や仕入れ数量を見直す

環境が変わったときは、扱う商品や仕入れ数量を見直す方法があります。

たとえば、関税の変更で、対象の鉄鋼製品などの採算が悪化した場合は、その商品の仕入れを控え、影響の小さい商品へ切り替える対策が考えられます。商品ごとの影響を確認し、利益が残る商品へ資金を配分します。鉄鋼・アルミの追加関税の変更は、こちらの記事で詳しく解説しています。

金属の追加関税の変更を詳しく解説金属の含有量ぶんだけの課税のはずが、商品の全額に課税された。セクション232の追加関税の計算の変更と、2026年の鉄鋼・アルミ関税の区分

また、関税や原油価格などのニュースだけで、Amazon輸出全体が儲からないと判断しないことも大切です。変更後の条件で実際にリサーチし、どの商品に、どの程度の影響があるかを確認します。為替の変化も含め、最終的な採算を判断しましょう。関税のルールの変わり方と、情報の確かめ方は、こちらの記事で詳しく解説しています。

関税ルールの変更の流れを詳しく解説アメリカの関税ルールは数か月おきに変わる。相互関税からその後の追加関税までの流れと、どの時点の情報を信じるかの確かめ方

続けるか見直すかは、自分の事業の数字で判断する

続ける・縮小する・撤退する、の判断は、自分の事業の数字をもとに行いましょう。

採算が合わない場合は、すぐにやめるのではなく、改善できるかを検討します。

  • 商品を変えて、利益が残る商品へ切り替えられないか
  • 仕入れ先を変えて、仕入れ価格を下げられないか
  • 発送方法を変えて、送料を下げられないか

市場の大きさやニュースの印象だけでなく、実際に利益と資金が残るかを確認することが重要です。

まとめ

Amazon輸出が儲かるかどうかは、市場全体ではなく、今の条件で、自分の商品に利益と資金が残るかで決まります。

  • 出品すれば誰でも儲かるわけではない。需要・仕入れ価格・販売価格・送料・関税・手数料・販売速度で結果が変わる
  • 当社の会員調査では、年商1億円以上が9.6%、年商3,000万円以上が27.2%(2025年9月〜2026年8月の当社調べ)
  • 米国には日本の商品の需要があり、Amazonは米国の小売ECで大きなシェアを持つ
  • 関税や送料が上がっても、すべての商品が儲からなくなるとは限らない。為替も売上と費用を合わせて見る
  • 今の為替・関税・送料・手数料で商品ごとの利益を計算し、値下がりしても残るかを確認する
  • 「儲からない」と感じたら、商品が見つからない・売れない・費用の見落とし・資金の滞留に分けて確認する
  • 環境が変わったら、商品ごとの影響を見て、扱う商品や仕入れ数量を見直す。ニュースだけで判断しない
  • 続けるか見直すかは、自分の事業の数字で判断する

よくある質問

Amazon輸出は、出品すれば儲かりますか?

出品すれば誰でも儲かるわけではありません。市場の需要に加え、仕入れ価格、販売価格、送料、関税、Amazon手数料、販売速度によって結果が変わります。

アメリカに、日本の商品の需要はありますか?

あります。経済産業省の2024年の市場調査でも、日本・米国・中国の3か国間の越境EC市場は、いずれの国の間でも拡大しています。ただし、これはAmazon以外も含む市場のデータです。

関税や送料が上がったら、Amazon輸出は儲からなくなりますか?

すべての商品が儲からなくなるとは限りません。一つの変化だけでなく、売上と費用を合わせて確認します。今の為替・関税・国際送料・Amazon手数料を反映して、商品ごとの利益を計算することが大切です。

「儲からない」と感じたら、何から確認すればいいですか?

原因を分けて確認します。利益商品が見つからないのか、想定より売れないのか、費用を見落としているのか、在庫に資金がとどまっているのかで、必要な対策は変わります。

続けるか、やめるかは、どう判断すればいいですか?

自分の事業の数字をもとに判断します。採算が合わない場合は、商品・仕入れ先・発送方法を変えて改善できるかを検討します。市場の大きさやニュースの印象だけでなく、実際に利益と資金が残るかを確認します。

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関税や為替が動く今こそ、商品ごとの数字で判断することが大切です。ワールドシフトは、米Amazon輸出を一から教え、年商1億円に届いた方も出してきたコンサルティングと、米国向けのFBA納品・通関の物流を長年続けてきました。今の条件で利益が残る商品探しから、相談できます。

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※本ページは一般的な情報提供を目的としたものです。関税・送料・為替・Amazonの手数料は時期によって変わります。記事中の市場データは公表時点のもので、会員調査の結果は当社調べ(2025年9月〜2026年8月)です。将来の売上や利益を保証するものではありません。