
個人でメーカーから仕入れるには?問い合わせの例文と、取引の前に確認すること
せどりや物販に慣れてきたので、メーカーから直接仕入れたい。でも個人でも相手にしてもらえるのか、どうやって連絡すればいいのか、断られたらどうすればいいのか分からない——。
個人事業主でも、取引の条件を満たせばメーカーから仕入れられる場合があります。ただし、法人だけ、実店舗が必要、販売の実績が必要など、条件はメーカーによって違います。「どの商品を、どこで、誰に売るか」を説明できるように準備してから問い合わせましょう。
「個人でも、メーカーと取引できるの?」
この記事では、メーカー仕入れと問屋仕入れの違い、取引先の探し方、問い合わせの前の準備と例文、取引の条件、販売サイトと海外での販売の確認、利益の計算、断られたとき、メーカーの方針の変更への備えを整理します。
個人でもメーカーから仕入れられる?
- 個人事業主でも、取引の条件を満たせばメーカーから仕入れられる場合がある
- 法人だけ、実店舗が必要、販売の実績が必要など、条件はメーカーによって違う
- 個人事業主だから必ず取引できない、法人だから必ず取引できる、というものではない
メーカー仕入れと問屋仕入れの違い
| メーカー仕入れ | 問屋仕入れ | |
|---|---|---|
| 取引の相手 | 商品を作って売るメーカーと直接 | メーカーの商品を扱う卸の業者 |
| よいところ | 商品の情報や続けての供給について、直接相談できる場合がある | 複数のメーカーの商品をまとめて仕入れられる場合がある |
メーカーとの直接の取引が、必ずいちばん安いとは限りません。数量や送料を含めて比べましょう。
まずは売る商品と販路を決める
- 扱いたいジャンルや、想定する購入者を整理する
- 実店舗、自社のネットショップ、Amazon、eBayなど、売る場所を決める
- 海外で売る場合は、売る国も整理する
「どの商品を、どこで、誰に売るか」を説明できるようにしておくと、メーカーも取引を判断しやすくなります。
取引先の探し方
| 探し方 | ポイント |
|---|---|
| メーカーの公式サイト | 「卸取引」「お取引について」「販売店募集」などを確認する。専用の窓口がなければ、問い合わせのフォームで新しい取引ができるか相談する |
| 展示会 | 商品を実際に見ながら、取引の条件を相談できる |
| 卸のサイト | 個人事業主に対応する仕入れ先を探せる。登録できる人の条件は、サイトごとに確認する |
直接は卸していないメーカーには、取引できる正規の代理店や問屋を紹介してもらえるか確認しましょう。
問い合わせの前に事業の情報を用意する
用意する情報
- 名前・屋号・住所・連絡先
- 事業の内容と、扱っている商品
- 店舗やネットショップのURL
- 売る予定の国や、使う販売サイト
- 欲しい商品と、最初の仕入れの数量・予算
- 開業の準備中なら、そのことと販売の開始の予定
問い合わせの文の例です。〇〇の部分を自分の情報に置き換えて使ってください。
問い合わせの例
株式会社〇〇
ご担当者様
突然のご連絡失礼いたします。
屋号〇〇の〇〇と申します。
個人事業主として、アメリカ向けに〇〇の商品を販売しております(開業の準備中なら「販売を準備しております」)。
貴社の「〇〇」を拝見し、当店でもぜひ取り扱いたく、新規のお取引についてお問い合わせいたしました。
販売先は、アメリカのAmazon.comを予定しております。
店舗URL:〇〇
個人事業主とのお取引、および上記販路での海外販売は可能でしょうか。
お取引が可能でしたら、以下についてご案内いただけますと幸いです。
・お取引開始に必要な手続きや書類
・卸価格、最低注文数量・最低注文金額
・お支払い条件と納期
初回は〇〇程度の仕入れを検討しております。
その他、事前にお伝えすべき情報がございましたら、お申し付けください。
お忙しいところ恐れ入りますが、ご検討のほどよろしくお願いいたします。
屋号:
氏名:
所在地:
電話番号:
メールアドレス:
店舗URL:
最低の注文数量や支払いの条件を確認する
- 商品ごとの最低の注文数量や、注文全体の最低の金額
- 卸の価格、消費税、送料、振込の手数料
- 前払い・代引き・掛け払いなどの支払い方法
- 納期、欠品のときの対応、追加の発注の条件
- 初期の不良、誤配送、返品・交換の条件
Amazon・eBayで売れるか確認する
- メーカーと取引できても、すべての販売サイトで売れるとは限らない
- AmazonやeBayなど、使う予定の販路を前もって伝える
- 商品の画像や説明文を転載してよいかも確認する
- メーカーとの取引の承認と、販売サイトの出品の許可は別に確認する
- 請求書が出ても、販売サイトの審査に必ず通るとは限らない
海外で売るなら、販売する国や輸出の条件も
- 日本国内での販売が前提の取引か、海外での販売も認められるか確認する
- 海外の代理店との契約などで、販売する地域に条件がある場合もある
- 輸出先の安全の基準、表示の義務、知的財産権などを確認する
- 海外での保証や修理の対応の範囲も確認する
- 試験の報告書や製品の仕様書などが必要な商品は、発注の前に出してもらえるか相談する
卸の価格だけでなく、最終的に残る利益を計算する
- 仕入れ代に加えて、国内の送料・販売手数料・梱包費などを含めて計算する
- 海外で売る場合は、国際送料・関税・為替の変動なども考える
- 最低の注文数量を満たすための大量の仕入れで、お金が在庫にかたよらないようにする
- 利益の額だけでなく、売り切るまでの期間と、入金までの期間も確認する
最初は無理のない数量で始める
- 小口の取引ができるなら、少量で売れ行きや商品の品質を確認する
- 追加の発注までの納期を把握し、売れ行きに合わせて注文する
- 支払いの期限や販売の条件を守り、続けての取引につなげる
- 販売の実績ができたら、扱う商品の追加や仕入れの条件を相談する
断られたら、別の仕入れのルートを検討する
- 法人だけ、数量が足りない、販路が合わないなど、取引できない理由はさまざま
- 1社に断られても、メーカー仕入れそのものができないとは限らない
- 扱いたい商品や販売先に合うメーカーをいくつか探し、問い合わせを続ける
- 小口に対応するメーカーや、事業の規模に合った卸のサイトを探す
実績や販売の計画を偽らず、いまの状況に合った取引先を選びましょう。
メーカーの直接販売や方針の変更も考えておく
- 海外で需要が見えたあと、メーカー自身が現地のAmazonなどで売り始める可能性がある
- 海外の代理店ができるなどで、契約の更新のときに販売する地域や供給の条件の見直しを求められる可能性もある
- 通常の仕入れの契約だけで、その国での独占の販売権が得られるわけではない
1社の商品だけに頼らず、複数の仕入れ先を確保しておきましょう。
まとめ
個人事業主でも、売る商品と販路を説明できれば、メーカーと取引できる場合があります。取引の条件と、販売サイト・販売する国のルールを分けて確認しましょう。
- 取引の条件はメーカーごとに違う。個人だから必ず無理、ではない
- メーカー直接が必ず最安とは限らない。数量・送料・条件をそろえて比べる
- 公式サイトの卸の窓口、展示会、卸のサイトで探す
- 事業の情報を用意し、販路と海外での販売の可否を最初に聞く
- メーカーの承認と販売サイトの出品の許可は別。海外は販売の地域の条件も確認
- 少量から始め、断られても別のルートを探し、仕入れ先は複数持つ
よくある質問
個人事業主でもメーカーから仕入れられますか?
取引の条件を満たせば、仕入れられる場合があります。法人だけ、実店舗が必要、販売の実績が必要など、条件はメーカーによって違います。売る商品と販路を説明できるよう準備して問い合わせます。
メーカー仕入れと問屋仕入れは、どちらが安いですか?
メーカーとの直接の取引が、必ずいちばん安いとは限りません。数量、送料、支払いの条件などをそろえて比べます。問屋なら、複数のメーカーの商品をまとめて仕入れられる場合があります。
メーカーへの問い合わせでは、何を伝えればいいですか?
名前・屋号・連絡先、事業の内容、店舗のURL、売る国と販売サイト、欲しい商品と最初の数量・予算を伝え、個人事業主との取引と、その販路での販売ができるかを確認します。
メーカーと取引できれば、Amazonで売れますか?
メーカーとの取引の承認と、Amazonなどの出品の許可は別です。請求書があっても、販売サイトの審査に必ず通るとは限りません。海外で売る場合は、販売する地域の条件や輸出先の規制も確認します。

米AmazonリサーチツールPROFiNDER
問い合わせる前に、
米国で売れるかを確かめる。
メーカーに「アメリカで売りたい」と伝えるなら、その商品が米Amazonで売れているかを先に確かめておくと話が早くなります。PROFiNDERは、米Amazonの販売データから、売れている商品と、手数料・送料の見込み・関税を引いた利益を見られるリサーチツールです。
- 「売れている」をグラフの目視ではなく、5つの指数で判定
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- 知的財産のリスクがある商品・出品できないASINを知らせる

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