Amazonで売れたお金はいつ使える?DD+7と入金までのタイムラグ
「今月50万円売れた」は、50万円使えるという意味ではありません。売れた・利用可能・入金の3つを分けて見れば、次に仕入れられる額が正しく出ます。
「売れた」「使える」「入金された」は別
資金繰りを考えるときに最初に分けたいのが、この3つです。
- 商品が売れた——Amazon上で売上が発生した状態
- 売上金が利用可能になった——留保期間などを経て、支払い対象として扱える状態
- 銀行口座へ入金された——実際に次の仕入れや支払いに使える現金
「今月50万円売れたから、50万円を次の仕入れ資金として考えよう」とはなりません。いくら売れたかではなく、いま利用可能なのはいくらか、次回いくら入金されるのかを見ます。
DD+7が指しているもの
DD+7という表記のDDはDelivery Date、つまり配達日を指します。商品が売れた時点ですぐに売上金が支払い対象になるのではなく、購入者へ商品が配達され、そこから一定期間を経て支払い対象になる、という考え方です。
注意したいのは、これが「配達の7日後に銀行口座へ入金される」という意味ではないことです。配達から一定期間が経過したタイミングと、Amazonの支払いサイクルの両方が関係するため、実際に口座へ入るまでにはさらに時間がかかることがあります。
知らないと、なぜ資金が足りなくなるのか
手元資金50万円で、今月50万円売れたとします。ここで「50万円売れたから、また50万円仕入れよう」と考えたとします。
しかし実際には、次回のAmazon入金予定が25万円、カード支払いが20万円、送料・関税等が10万円ということがあり得ます。売上50万円を基準に考えるのと、実際の入金予定25万円を基準に考えるのとでは、仕入れに使える金額がまったく変わります。
売上が増えた→もっと仕入れよう→仕入れ代金は先に払う→売上金はまだ戻らない→カード・送料・関税の支払日が来る。この順番で「売れているのにお金がない」が起こります。
目的は制度を覚えることではない
DD+7を理解する目的は、用語を覚えることではありません。売上金がいつ戻るかを把握して、仕入れ額を決めることです。
そのために見るのは、売上額ではなく、次回入金予定額・次回入金予定日・留保されている金額の3つです。この3つが分かれば、次の仕入れに回せる金額の上限も出せます。
