資金繰り

Amazonで売れたお金はいつ使える?DD+7と入金までのタイムラグ

2026年9月2日 | この記事は進め方の整理です(外部の統計は使用していません)

「今月50万円売れた」は、50万円使えるという意味ではありません。売れた・利用可能・入金の3つを分けて見れば、次に仕入れられる額が正しく出ます。

Amazon輸出入金DD+7資金繰り留保
TOPIC
3つに分ける
売れた/利用可能/入金
TOPIC
配達日が起点
DDはDelivery Dateのこと
TOPIC
留保がある
すぐ支払い対象にならない
TOPIC
予定額で組む
売上額ではなく入金予定額

「売れた」「使える」「入金された」は別

資金繰りを考えるときに最初に分けたいのが、この3つです。

  1. 商品が売れた——Amazon上で売上が発生した状態
  2. 売上金が利用可能になった——留保期間などを経て、支払い対象として扱える状態
  3. 銀行口座へ入金された——実際に次の仕入れや支払いに使える現金

「今月50万円売れたから、50万円を次の仕入れ資金として考えよう」とはなりません。いくら売れたかではなく、いま利用可能なのはいくらか、次回いくら入金されるのかを見ます。

DD+7が指しているもの

DD+7という表記のDDはDelivery Date、つまり配達日を指します。商品が売れた時点ですぐに売上金が支払い対象になるのではなく、購入者へ商品が配達され、そこから一定期間を経て支払い対象になる、という考え方です。

注意したいのは、これが「配達の7日後に銀行口座へ入金される」という意味ではないことです。配達から一定期間が経過したタイミングと、Amazonの支払いサイクルの両方が関係するため、実際に口座へ入るまでにはさらに時間がかかることがあります。

知らないと、なぜ資金が足りなくなるのか

手元資金50万円で、今月50万円売れたとします。ここで「50万円売れたから、また50万円仕入れよう」と考えたとします。

しかし実際には、次回のAmazon入金予定が25万円、カード支払いが20万円、送料・関税等が10万円ということがあり得ます。売上50万円を基準に考えるのと、実際の入金予定25万円を基準に考えるのとでは、仕入れに使える金額がまったく変わります。

売上が増えた→もっと仕入れよう→仕入れ代金は先に払う→売上金はまだ戻らない→カード・送料・関税の支払日が来る。この順番で「売れているのにお金がない」が起こります。

目的は制度を覚えることではない

DD+7を理解する目的は、用語を覚えることではありません。売上金がいつ戻るかを把握して、仕入れ額を決めることです。

そのために見るのは、売上額ではなく、次回入金予定額・次回入金予定日・留保されている金額の3つです。この3つが分かれば、次の仕入れに回せる金額の上限も出せます。

この記事の用語

DD+7:Delivery Date(配達日)を起点として売上金が一定期間留保される仕組みを指す表記。
留保:売上金のうち、まだ支払い対象になっていない金額。
支払いサイクル:Amazonが売上金を出金するタイミングの周期。

よくある質問

必ず配達の7日後に使えますか。
そうとは限りません。配達から一定期間が経過したタイミングと支払いサイクルの両方が関係するため、実際の入金はさらに後になることがあります。
正確な条件はどこで確認できますか。
Amazonのセラー向けページに案内があります。閲覧にサインインが必要なページがあるため、ご自身のアカウントで最新の記載をご確認ください。
この記事に根拠となる数字はありますか。
本文中の金額は計算の考え方を示すための例です。留保の詳細な条件についてはAmazonの案内をご確認ください。
この記事は資金の流れの整理です。売上金の留保や支払いサイクルの詳細な条件は、Amazonのセラー向けページに案内があり、サインインが必要なページが含まれます。適用の判断はご自身のアカウントで最新の記載をご確認ください。外部の統計を根拠にした数値は使用していません。
※本記事は一般的な情報提供を目的としたものです。金額はわかりやすさ優先のざっくり試算で、個別の通関・税務判断を保証しません。規制・手続き・各サービスの効果に関する記述も一般情報であり、成果や個別判断を保証するものではありません。正確な税率・分類は各製品のHTSコードと最新の公式情報を、税務・通関の個別判断は税理士・通関業者等の専門家をご確認ください。