Amazon輸出で商品が通関できない…返送・廃棄になると仕入れ資金はどうなる?
「追加書類が必要」の連絡、後回しにしていない? 通関できずに返送・廃棄になると、遅れるだけでなく仕入れに使った資金そのものを回収できなくなる可能性があります。
Amazon FBAへ商品を発送したあと、配送会社などから追加書類や商品の詳細情報を求められることがあります。
「あとで対応しよう」と思っている間に期限を迎えたり、必要な条件を満たせなかったりすると、貨物が通関できず、状況によっては返送や廃棄になる可能性があります。
その場合、FBAへの到着が遅れるだけではありません。仕入れた商品を販売できず、仕入れに使った資金そのものを回収できなくなる可能性があります。
① Amazon輸出で商品が通関できないのはどんなとき?
たとえば次のようなケースがあります。
- FDA関連の確認・審査:食品・化粧品等ではFDA規制対応が必要になるケースがあり、必要な情報や手続きに問題があれば通関が進まないことがあります。
- 危険物・リチウム電池等:商品の内容や電池の種類、梱包・輸送条件等によっては、予定していた方法では輸送・通関できない場合があります。
- 追加書類・情報の不足:インボイス以外の書類や商品の詳細情報などを追加で求められることがあります。
そして特に注意したいのが対応期限です。追加書類の提出依頼等が届いているにもかかわらず対応しないままにすると、いつまでも貨物を保留してもらえるとは限りません。
② 通関できないと返送・廃棄になる可能性がある
必要書類・情報を提出して問題が解消すれば、通関を経てFBAへ進みます。
- 通関で追加確認
- 必要書類・情報を提出
- 問題が解消
- 通関・FBAへ
一方、必要な条件を満たせない/期限内に対応できない場合は、通関できず、状況に応じて返送・廃棄となる可能性があります。
- 必要な条件を満たせない/期限内に対応できない
- 通関できない
- 状況に応じて返送・廃棄
「通関できない=荷物が遅れる」だけではありません。
③ 返送・廃棄になると、商品代だけが損失になるわけではない
確認したいのは次のものです。
- 商品仕入額
- 米国までの国際送料
- 通関までに発生した費用
- 返送する場合の費用
- その他発生した関連費用
通常は、仕入れ → 発送 → 通関 → FBA → 販売 → 入金まで進んで資金を回収します。しかし廃棄等になれば、仕入れ → 発送 → 通関不可 → 廃棄となり、販売による資金回収に到達しません。
通関遅延は資金回収が遅れること、返送・廃棄は資金を回収できない可能性があること、という違いがあります。
④ 通関対応が難しいなら、分からないまま放置しない
配送会社等から連絡が来たら、早めに次のところまで確認します。
- 何の商品?
- 何の書類が必要?
- 期限はいつ?
- 自分で用意できる?
- メーカーへの確認が必要?
- 対応できない場合、貨物はどうなる?
ただ、FDA・危険物・商品規制・通関書類などを、すべて自分で判断して対応するのは難しい場合もあります。
Amazon輸出を行っている人の中には、発送・通関対応を代行業者へ依頼している人もいます。特に「何を提出すればいいか分からない」という状態で時間だけが経過するより、配送会社や対応可能な業者へ早めに確認・相談することが、返送・廃棄のリスクを抑えることにつながります。
