
Amazonの出品許可申請で、領収書が通らない。請求書との違いと、ネット仕入れで認められる書類の条件
出品に許可が必要な商品があったので、ネット通販でまとめて10個買い、その領収書を添えて申請した。ところが結果は不承認。きちんとお金を払って買った証拠なのに、なぜ認められないのか——。
「領収書」と「請求書」は、どちらも買ったことを示す書類に見えます。しかし、出品許可の申請では、扱いがまったく違います。
「領収書と請求書って、何が違うの?ネット通販の領収書は、なぜ通らないの?」
この記事では、出品許可の申請で領収書が通らない理由と、認められる請求書の条件、申請の前に確認すること、不承認になったときの対応を整理します。
出品許可の申請書類を考えるときの考え方
出品許可の申請で見られているのは、「お金を払ったか」ではなく、「どこから、どのように仕入れたか」です。そのため、書類の名前より、誰が発行し、何が書かれているかが大切になります。
やること
小売の領収書や注文確認書は、原則として受け付けられない
Amazonの出品許可の申請では、一般的な小売店の領収書や、ネット通販の注文確認書は、原則として受け付けられません。
| 書類 | どんな書類か | 出品許可の申請での扱い |
|---|---|---|
| 小売店の領収書 | お店で一般の客として買ったときに受け取る書類 | 原則として受け付けられない |
| ネット通販の注文確認書 | 通販サイトで注文したときに届く確認の書類 | 原則として受け付けられない |
| 仕入れ先の請求書 | メーカーや卸業者が、取引の相手に発行する書類 | 申請の条件を満たしていれば、使える場合がある |
大事なのは、ネットかどうかより、仕入れ先と書類の中身
重要なのは、ネットで購入したかどうかではなく、仕入れ先と書類の内容です。
| 買い方 | 扱い |
|---|---|
| メーカーや正規卸業者からオンラインで仕入れ、申請の条件を満たす請求書を取得する | 申請に使える場合がある |
| 一般消費者として通販サイトで購入し、領収書を受け取る | 扱いが異なり、認められないことがある |
ブランドの出品承認では、メーカーや正規流通業者の請求書が求められる場合があります。
Amazonで買った商品の書類も、必ず使えるわけではない
Amazonで購入した商品の書類なら、必ず使えるというわけでもありません。小売で購入した書類として扱われ、ブランドの出品承認で認められない場合があります。
「請求書」と書かれているだけでは、承認されるとは限らない
書類に「請求書」「インボイス」と書かれているだけでは、承認されるとは限りません。審査されるのは、提出した書類の中身です。
- 仕入れ先の確認ができるか:誰から仕入れたかが分かり、確認できるか
- 購入者の情報が分かるか:誰が買ったかが書かれているか
- 商品・数量が分かるか:何を、いくつ買ったかが書かれているか
先に、自分のアカウントで申請画面を開いて条件を見る
書類を用意する前に、自分のアカウントで、対象の商品の出品申請の画面を開きましょう。ブランド・カテゴリ・販売先などによって、要求が異なります。表示された条件の中から、次のことを確認します。
- 書類の種類
- 発行日
- 必要な数量
Amazonのヘルプでは、申請の前に用意する書類として「購入時の請求書(日付が180日以内のもの)」が挙げられています。購入数量などは商品ごとに条件が異なり、「合計10点以上の購入」などが求められる例もありますが、すべての申請に共通する条件ではありません。「10個買えば解除できる」と判断せず、実際の申請画面に従いましょう。
仕入れる前に、必要な請求書を発行できるか確認する
仕入れ先には、購入する前に、必要な事項の入った請求書を発行できるかを確認します。
購入者の情報は、Amazonのアカウントに登録している情報と合わせます。氏名や住所が違うと、同じ人の取引だと確認できない場合があります。
出品許可と、販売後の真贋・仕入れ経路の確認は別
出品許可の申請と、販売を始めたあとの真贋や仕入れ経路の確認は、別の審査です。
一度出品許可が取れても、今後必要になる証明まで済んだとは考えず、仕入れの書類や取引の記録を保存しましょう。販売を始めたあとに、仕入れ経路の証明を求められることもあります。
不承認になったら、理由を切り分けて対応する
不承認になった場合は、理由を確認して対応します。次のどれに当たるかを切り分けます。
| 不承認の理由 | 対応 |
|---|---|
| 書類の種類が違う | 領収書などではなく、条件に合う請求書を用意する |
| 情報が不足している | 足りない項目を入れた書類を、発行元に出し直してもらう |
| 仕入れ先の条件を満たしていない | 条件を満たす仕入れ先から仕入れることを検討する |
なお、「申請に必要な要件を満たしていません」と表示された場合は、その商品は出品できず、この決定に申し立てることもできません。
注意したいのは、書類を自分で書き換えて、請求書に見せないことです。必要な修正は、発行元へ依頼します。書類を自分で書き換えると、取引の事実と違う書類を出すことになります。
申請用に買う前に、仕入れの進め方を考える
「申請用に買ったのに販売できない」を防ぐため、仕入れる前の確認が大切です。条件を満たす書類を用意しても、承認は保証されません。不承認になったときの在庫と資金の負担も考えて購入しましょう。
- 出品許可の条件は、商品・ブランド・カテゴリだけでなく、アカウントによって異なる場合がある。ほかのセラーが出品できているから、自分も許可されるとは限らない
- 新規セラーは、最初から制限のある商品だけを狙わず、自分のアカウントで出品できる商品から仕入れ対象を選ぶ
- 出品できる商品で、適切な運営と販売実績を積んだあと、扱いたい商品の条件を改めて確認する。ただし、実績が増えても自動的に解除されるとは限らず、請求書や承認が引き続き必要な場合がある
出品制限のある商品に出会ったときの判断の仕方は、こちらの記事で詳しく解説しています。
出品制限への考え方を詳しく解説Amazonの出品制限で、出したい商品が出せない。初心者が仕入れ前に確認する出品条件と、規制解除にこだわらない商品の選び方
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まとめ
出品許可の申請では、領収書と請求書は別物です。書類の名前ではなく、仕入れ先と書類の中身で判断されます。
- 小売店の領収書やネット通販の注文確認書は、原則として受け付けられない
- 大事なのは、ネットかどうかより、仕入れ先と書類の内容。Amazonで買った商品の書類も、必ず使えるわけではない
- 「請求書」と書かれているだけでは足りない。仕入れ先・購入者・商品・数量が分かるかが見られる
- 先に自分のアカウントで申請画面を開き、書類の種類・発行日・数量などの条件を確認する
- 購入前に、必要な項目の入った請求書を発行できるか仕入れ先に確認し、アカウントの登録情報とそろえる
- 出品許可と、販売後の真贋・仕入れ経路の確認は別。書類と取引記録を保存する
- 不承認なら理由を切り分ける。書類を自分で書き換えず、修正は発行元に依頼する
- 承認は保証されないので、在庫と資金の負担も考えて仕入れる
よくある質問
出品許可申請に、ネット通販の領収書は使えますか?
一般的な小売店の領収書やネット通販の注文確認書は、原則として受け付けられません。
ネットで仕入れた商品は、出品許可申請に使えませんか?
ネットで購入したかどうかではなく、仕入れ先と書類の内容が重要です。メーカーや正規卸業者からオンラインで仕入れ、申請条件を満たす請求書を取得する場合と、一般消費者として通販サイトで購入した領収書では扱いが異なります。
「請求書」と書かれた書類なら、承認されますか?
承認されるとは限りません。仕入れ先の確認ができるか、購入者情報や商品・数量が分かるかなど、提出書類の中身が審査されます。
10個買えば、出品制限は解除されますか?
10個買えば解除されるとは限りません。Amazonのヘルプでは、申請書類として「購入時の請求書(日付が180日以内のもの)」が挙げられています。「合計10点以上の購入」などの数量の条件は、すべての申請に共通するものではありません。実際の申請画面に表示された条件に従います。
不承認になったら、どうすればいいですか?
理由を確認して対応します。書類の種類が違うのか、情報が不足しているのか、仕入れ先の条件を満たしていないのかを切り分けます。書類を自分で書き換えず、必要な修正は発行元へ依頼します。

米Amazon輸出コンサルティング
申請のために買う前に、
その仕入れでいいかを確かめる。
出品許可の申請は、書類の準備より先に、仕入れ先と条件の確認が大切です。ワールドシフトは、米Amazon輸出を一から教え、年商1億円に届いた方も出してきたコンサルティングと、米国向けのFBA納品・通関の物流を長年続けてきました。今のアカウントで扱える商品選びから、相談できます。
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