利益設計
Amazon輸出で利益が出ないときに見直したいポイント|利益が減る原因を切り分ける
「売れているのに利益が残らない」という状態には、減った場所が必ずあります。想定していた利益と実際に残った利益を並べると、手を入れる一箇所が決まります。
TOPIC
原因は複数
価格・費用・回転のどれか
TOPIC
並べて比べる
想定利益と実際の利益
TOPIC
差の出た項目
減った場所が原因の場所
TOPIC
打ち手が変わる
原因が違えば直す場所も違う
「利益が残らない」は結果であって、原因ではない
Amazon輸出では、商品が売れていても想定していた利益が残らないことがあります。よくあるのは次のような形です。
- 現在の販売価格では、想定していた利益を確保できない
- 仕入価格が想定より高くなった
- Amazon手数料を十分に計算できていなかった
- FBA発送費が想定より高かった
- 関税が想定より高かった
- 商品が想定していたペースで売れていない
- 在庫切れによって販売機会を逃している
- 仕入れ数量が販売ペースに合っていない
これらは全部「利益が残らない」という同じ結果になりますが、直す場所はまったく違います。まとめて考えている限り、次に何をすればよいかは決まりません。
想定利益と実際の利益を並べる
切り分けに要るのは、商品ごとの想定と実際を並べた一覧です。項目は次のとおりです。
| 項目 | 見るもの |
|---|---|
| 販売価格 | 想定販売価格と、実際に売れた価格 |
| 仕入価格 | 想定と実際の仕入額 |
| Amazon手数料 | 販売手数料・FBA関連費用 |
| FBA発送費 | 国際送料などの物流費 |
| 関税 | 想定した税率と実際の課税額 |
| その他コスト | 代行費用など |
| 利益 | 想定利益と実際の利益 |
ここで必要なのは細かい会計処理ではなく、どの項目で差が出たかが見える粒度です。
差が出た項目が、見直す場所
並べると、差が一箇所に集中していることもあれば、複数に散っていることもあります。集中しているなら、その項目だけを追えば済みます。
販売価格で差が出ているなら、価格変動や価格競争の話です。FBA発送費なら、発送方法やクーリエの話。関税なら、HTSコードと実際の課税内容の話になります。同じ「利益が減った」でも、次に確認する相手が変わります。
原因ごとに、追う先が決まっている
切り分けの価値は、確認先が具体的になることです。関税なら、利用したクーリエに関税明細を求めれば、実際に適用されたHTSコードと税率が分かります。手数料なら、Amazon側の費用体系を確認すれば内訳が出ます。
逆に切り分けないまま「もっと利益率の高い商品を探そう」と動くと、原因が費用側にある場合には効きません。まず減った場所を特定すること。ここが出発点です。
この記事の用語
想定利益:仕入れを判断した時点で見込んでいた、1個あたりの利益。
実際の利益:販売後、手数料・送料・関税などをすべて差し引いて手元に残った利益。
関税明細:実際に課税された内容(HTSコード・税率・申告価格など)を示す資料。利用したクーリエから受け取れる。
よくある質問
全商品について並べる必要がありますか。
まずは差が大きそうな商品や、販売数の多い商品からで十分です。目的は網羅ではなく原因の特定です。
差が複数の項目に散っている場合は。
金額の大きい項目から見ます。1個あたり数十円の差より、数百円の差のほうが先です。
この記事に根拠となる数字はありますか。
切り分けの考え方の整理を目的としているため、外部の統計は使っていません。
この記事は進め方の整理であり、外部の統計や規制を根拠にした数値は使用していません。
