ランキングの見方 同じ順位でもカテゴリで意味が違う

Amazonランキングの見方|同じ順位でもカテゴリで意味が違う理由と、仕入れ判断で順位と合わせて確認すること

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「ランキング1,000位以内なら売れる」と聞いて、その基準で仕入れてみた。おもちゃの商品はすぐに売れたのに、同じくらいの順位だった別のカテゴリの商品は、何週間たってもほとんど動かない——。

ランキングは、仕入れの判断でいちばん目に入りやすい数字です。そのぶん、数字だけを見て判断してしまいがちです。

「ランキングの良し悪しって、どう判断すればいいの?同じ順位なのに、なぜ売れ方が違うの?」

この記事では、Amazonのランキングの見方と、カテゴリによって順位の意味が変わる理由、仕入れの判断で順位と合わせて確認することを整理します。

ランキングを見るときの考え方

ランキングは、「その商品が、そのカテゴリの中でどれくらい売れているか」を知る手がかりです。「自分が仕入れて、利益を残せるか」までは教えてくれません。順位で候補を絞り、そのあとに利益・販売速度・必要な資金を確認する、という順番で使います。

Amazonのランキングとは

Amazonのランキング(売れ筋ランキング)は、同じカテゴリ内での売れ行きを示す指標です。基本的には、数字が小さいほど上位、つまりよく売れていることを表します。

ただし、順位だけで、月に何個売れるかまで確定できるものではありません。ランキングは、ほかの商品と比べた「順番」です。何個売れたかという「数」そのものではありません。

ランキングの良し悪しは、カテゴリによって違う

ランキングの良し悪しは、カテゴリやサブカテゴリによって異なります。同じ1,000位でも、同じ販売数が見込めるとは限りません。カテゴリごとに、次の条件が違うためです。

カテゴリごとの違いが順位に影響する:比較対象の商品(同じカテゴリにどんな商品がどれだけ並んでいるかで、同じ順位に必要な売れ方が変わる)、市場の大きさ(買う人が多いカテゴリと少ないカテゴリでは、同じ順位でも売れる数が変わる)

そのため、「何位以内なら仕入れてよい」という基準を、すべてのカテゴリへ当てはめないようにしましょう。冒頭の例のように、あるカテゴリでうまくいった基準が、別のカテゴリでも通用するとは限りません。

順位を見るときは、カテゴリ名まで確認する

順位を見るときは、何のカテゴリの順位なのかまで確認します。同じ「100位」でも、次のように意味が違います。

比べる順位そのまま比べられない理由
大きなカテゴリの100位と、細かく分かれたサブカテゴリの100位比べている商品の範囲が違う
日本のAmazonの順位と、米国のAmazonの順位販売先が違い、買う人も並ぶ商品も違う

Amazon輸出では、実際に販売する国のAmazonの、そのカテゴリの順位を見ます。日本で上位の商品が、アメリカでも同じように売れるとは限りません。

今の順位だけでなく、過去の動きも確認する

今の順位だけでなく、過去の動きも確認しましょう。Keepaなどで順位の履歴を見ると、次のどちらなのかを判断できます。

  • 継続して売れている商品:順位が上がる動きが、期間を通して何度も続いている
  • 一時的に順位が上がった商品:セールや季節の需要で、ある時期だけ順位が上がっている

リサーチの中で、過去の動きから「売れ続けている商品」を見分ける手順は、こちらの記事で詳しく解説しています。

リサーチの手順を詳しく解説リサーチのやり方が分からず、仕入れが怖い。せどり・Amazonリサーチで仕入れる前に確かめる3つのこと

商品が売れていても、自分の在庫が売れるとは限らない

ランキングが示すのは、商品全体の売れ行きです。商品全体が売れていても、自分の在庫が同じように売れるとは限りません。

ほかのセラーと同じ商品ページで売る相乗り出品では、次のことを踏まえて、自分が販売できる数量を見積もります。

確認すること売れる数量への影響
競合セラーの数出品者が多いほど、1人あたりの販売数は少なくなりやすい
販売価格ほかのセラーより高いと、選ばれにくくなる
配送条件配送料や、届くまでの日数・お届け予定日の確実さなどで、選ばれやすさが変わる
Featured Offer(おすすめ出品)の取得状況商品ページで最初に表示される出品になれるかどうかで、売れる数が大きく変わる

相乗り出品で、どのように販売の機会が決まるかは、こちらの記事で詳しく解説しています。

相乗り出品の競争の仕組みを詳しく解説Amazonで自分の商品に相乗りされ、売上が激減した。相乗り出品で価格競争に巻き込まれないための対策

1個あたりの利益と、売れる数量をセットで見る

仕入れの判断では、1個あたりに残る利益と、一定期間に売れる数量をセットで確認します。どちらか一方だけでは、実際に残る利益は分かりません。

1個あたりの利益1か月に売れる数1か月の利益
1,000円1個1,000円
300円10個3,000円

※説明用の例です。

1個あたりの利益が大きくても、売れる数が少なければ、1か月に残る利益は小さくなります。反対に、1個の利益が小さくても、よく売れる商品のほうが多く残ることもあります。

輸出では、ランキングが良くても利益が残らない商品がある

輸出では、ランキングが良くても、利益が残らない商品があります。売れ行きが良くても、次の費用を差し引くと、手元に残らないことがあるためです。

  • 仕入れ代
  • 国際送料
  • 関税
  • Amazon手数料

これらを差し引いたうえで、値下がりした場合にも採算が合うかを確認しましょう。よく売れている商品ほど、出品者が増えて値下がりすることもあります。利益の計算で見落としやすい費用は、こちらの記事で詳しく解説しています。

見落としやすい費用を詳しく解説せどり・物販の利益率を過大に見ていた。梱包材や送料を原価に含める利益計算と、まとめて送る送料の割り方

資金がいつ戻るかも確認する

利益だけでなく、資金がいつ戻るかも重要です。

売り切るまでに時間がかかる商品を大量に仕入れると、利益を見込めていても、次の仕入れ資金が不足する可能性があります。仕入れたお金は、商品が売れて入金されるまで戻ってきません。その間は、次の商品を仕入れられなくなります。

ランキングは候補を絞るために使い、最後は販売実績で判断する

ランキングは候補を絞るために使い、最後は自分の販売実績で判断しましょう。

  1. 少量から試す:初めて扱う商品やカテゴリは、少ない数から仕入れる
  2. 実績と比べる:想定した販売数・利益と、実際の結果を比べる
  3. 次の数量を調整する:実績にもとづいて、次の仕入れ数量を決める

目指すのは、「ランキングが良い商品を買うこと」ではなく、「自分が販売して利益を残し、資金を回せる商品を見つけること」です。順位だけで選ばず、利益・販売速度・必要な仕入れ資金を合わせて判断しましょう。

まとめ

ランキングは、同じカテゴリの中での売れ行きを示す手がかりです。候補を絞るために使い、最後は利益・販売速度・資金と、自分の販売実績で判断します。

  • Amazonのランキングは、同じカテゴリ内での売れ行きを示す指標。順位だけで月の販売数は確定できない
  • 良し悪しはカテゴリやサブカテゴリで違う。「何位以内なら仕入れてよい」をすべてのカテゴリに当てはめない
  • 順位はカテゴリ名まで確認する。サブカテゴリの順位や、日本と米国の順位はそのまま比べられない
  • Keepaなどで過去の動きを見て、継続して売れているのか、一時的なのかを判断する
  • 商品全体が売れていても、自分の在庫が売れるとは限らない。競合・価格・配送条件・Featured Offerを踏まえて見積もる
  • 1個あたりの利益と、一定期間に売れる数量をセットで確認する
  • 輸出では、仕入れ代・国際送料・関税・手数料を引き、値下がりしても採算が合うかを確認する
  • 売り切るまでの期間が長い商品を大量に仕入れると、次の仕入れ資金が足りなくなる
  • 初めての商品は少量から試し、販売実績で次の仕入れ数量を調整する

よくある質問

Amazonのランキングは、何を示していますか?

同じカテゴリ内での売れ行きを示す指標です。基本的には数字が小さいほど上位ですが、順位だけで月に何個売れるかまで確定できるものではありません。

「何位以内なら仕入れてよい」という基準はありますか?

すべてのカテゴリに当てはまる基準はありません。同じ1,000位でも、比較対象の商品や市場の大きさが違うため、同じ販売数が見込めるとは限りません。

日本のAmazonとアメリカのAmazonの順位は、比べられますか?

販売先が違うランキングは、そのまま比較できません。順位を見るときは、販売先とカテゴリ名まで確認します。

ランキングの良い商品を相乗りで仕入れれば、売れますか?

商品全体が売れていても、自分の在庫が同じように売れるとは限りません。競合セラーの数、販売価格、配送条件、Featured Offerの取得状況などを踏まえて、自分が販売できる数量を見積もります。

ランキングは、仕入れ判断でどう使えばいいですか?

候補を絞るために使い、最後は自分の販売実績で判断します。初めて扱う商品やカテゴリは少量から試し、想定した販売数・利益と実績を比べて、次の仕入れ数量を調整します。

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ランキングの見方は、カテゴリや販売先によって変わります。ワールドシフトは、米Amazon輸出を一から教え、年商1億円に届いた方も出してきたコンサルティングと、米国向けのFBA納品・通関の物流を長年続けてきました。順位だけでなく、利益・販売速度・資金まで含めて、仕入れの判断を相談できます。

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※本ページは一般的な情報提供を目的としたものです。Amazonのランキングの仕組みや表示は、販売する国や時期によって異なり、変更されることがあります。記事中の数値は説明のための例です。