規制を解除してもブランドで停止 制限が重なる仕組みと申請前の判断

Amazonのカテゴリの出品規制は解除したのに、ブランド単位でまた止まる。制限が重なる仕組みと、申請する前に決めておくこと

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請求書をそろえて、ようやくカテゴリの出品許可が下りた。これで売れ筋の商品を扱える、と思って出品しようとしたら、ある人気ブランドの商品で、また「出品の申請が必要です」と表示された。カテゴリは解除したはずなのに——。

一つの許可を取るまでに時間も費用もかけた分、また止まると落胆も大きくなります。

「カテゴリの出品規制は解除したのに、ブランドやメーカーの単位でまた止まる。どういう仕組みなの?」

この記事では、出品の制限が重なる仕組みと、許可のあとに確かめ直すこと、申請する前に決めておくことを整理します。

制限が重なる商品を扱うときの考え方

出品の制限は、一枚の扉ではなく、何枚も重なった扉のようなものです。カテゴリの扉を開けても、その奥にブランドや商品の扉があることがあります。目的は扉を開けることではなく、販売して利益を残すことです。申請する前に、開けたあとに何を売るのかまで決めておきます。

カテゴリの許可とは別に、ブランドや商品ごとの許可がある

Amazonでは、カテゴリの出品許可だけでなく、ブランドや商品ごとに別の許可が必要になる場合があります。複数の制限が重なっている場合、一つの許可が下りても、すべての制限が解除されるわけではありません。

制限の単位例
カテゴリカテゴリ全体で、出品に許可が必要
ブランドカテゴリの許可とは別に、特定のブランドの商品に許可が必要
商品(ASIN)特定の商品だけに、許可が必要

たとえば、カテゴリの出品許可を取ったあとに、特定のブランドの商品で追加の申請が必要になることがあります。「カテゴリを解除した=そのカテゴリの商品はすべて出品できる」とは考えないようにしましょう。

許可が下りたら、ASINとコンディションで確かめ直す

最初の申請画面だけで、必要な許可をすべて把握できるとは限りません。カテゴリの許可が下りたら、販売する予定のASINとコンディション(新品・中古など)で、出品できるかを確かめ直します。ブランドや商品などの制限が残っていないかを確認しましょう。

また、ほかのセラーが出品できていても、自分が出品できるとは限りません。他人の解除の実績だけで判断せず、販売する国の自分のアカウントで確認します。出品の制限が、アカウントによって違う理由は、こちらの記事で詳しく解説しています。

出品制限への考え方を詳しく解説Amazonの出品制限で、出したい商品が出せない。初心者が仕入れ前に確認する出品条件と、規制解除にこだわらない商品の選び方

申請する前に、許可が下りたときの販売候補と利益を確認する

申請する前に、許可が下りた場合の販売候補と、想定の利益を確認します。

  • 差し引く費用:仕入れ代・送料・関税・Amazon手数料など
  • 販売の見込み:どれくらい売れるか、売れるまでにどれくらいかかるか

これらを踏まえて、申請する価値があるかを判断しましょう。許可を取っても、売りたい商品で利益が残らなければ、申請にかけた時間と費用が無駄になってしまいます。

必要な書類と、申請用に買う数量を確認する

申請に必要な書類は、実際の申請画面で確認します。請求書や販売許可書など、求められるものは申請によって異なります。仕入れ先が条件に合った書類を発行できるか、購入する前に確認することも大切です。

申請用の請求書を得るために、商品の購入が必要になる場合もあります。その場合は、次のことを考えておきます。

確認すること考えること
指定された数量申請に必要な数量はいくつか
不承認になったとき返品できるか、ほかの販路で販売できるか
販売用の在庫許可が下りる前提で、大量に購入しない

出品許可の申請で、領収書と請求書の扱いの違いや、請求書に必要な項目は、こちらの記事で詳しく解説しています。

申請に使う請求書を詳しく解説Amazonの出品許可申請で、領収書が通らない。請求書との違いと、ネット仕入れで認められる書類の条件

許可が下りるかを決めるのは、Amazon

書類を提出しても、必ず許可が下りるわけではありません。承認を決めるのはAmazonです。

問い合わせても、規制の内部的な理由や、申請したあとに承認されるかまで、事前に分かるとは限りません。分からないことがある前提で、申請するかどうかを判断します。

許可が下りたあとも、仕入れる直前に確かめ直す

許可が下りたあとも、仕入れる直前に、出品できるかと利益を確かめ直します。審査の間に、販売価格や競合の状況が変わることもあるためです。

申請する前の計算だけで、仕入れる数量を決めないようにしましょう。

解除にこだわるか、今出せる商品を扱うかを比べる

解除に費用や時間をかけるか、すでに出品できる商品を扱うかを比べましょう。

出品規制の解除にかけるか、今出せる商品を扱うかの選択肢と考えること:解除にかける場合は、申請の費用と時間、不承認のときのリスク、在庫と資金の負担を考える。今出せる商品を扱う場合は、すでに出品できる商品の中から利益が残るものを探し、販売を進められる

特に資金が少ない段階では、許可の取得だけに集中せず、今扱える利益商品で販売を進める選択肢もあります。

まとめ

目的は、規制を解除することではなく、販売して利益を残すことです。「許可のあとに何を売るのか」「不承認ならどうするのか」まで決めてから申請することで、販売できない在庫に資金がとどまるリスクを抑えられます。

  • カテゴリの許可とは別に、ブランドや商品ごとの許可が必要な場合がある。一つ下りても、すべての制限が解除されるわけではない
  • カテゴリの許可が下りたら、販売するASINとコンディションで確かめ直す。ほかのセラーの実績では判断しない
  • 申請する前に、許可が下りたときの販売候補と利益、売れるまでの期間を確認する
  • 必要な書類は申請画面で確認し、仕入れ先が発行できるかを先に確かめる。申請用に買う場合は、指定数量と不承認のときの扱いを考える
  • 承認を決めるのはAmazon。事前に承認されるかまでは分からない
  • 許可のあとも、仕入れる直前に出品できるかと利益を確かめ直す
  • 解除にかける費用・時間と、今出せる商品を扱うことを比べる

よくある質問

カテゴリの出品規制を解除したのに、なぜまた出品できない商品があるのですか?

Amazonでは、カテゴリの出品許可だけでなく、ブランドや商品ごとに別の許可が必要になる場合があります。複数の制限が重なっていると、一つの許可が下りても、すべての制限が解除されるわけではありません。

カテゴリの出品許可を取れば、そのカテゴリの商品はすべて出品できますか?

そうとは限りません。カテゴリの出品許可を取ったあとに、特定のブランドの商品で追加の申請が必要になることがあります。

カテゴリの許可が下りたら、何を確認すればいいですか?

販売する予定のASINとコンディションで、出品できるかを確かめ直します。ブランドや商品などの制限が残っていないかを確認します。

書類を出せば、ブランドの許可は必ず下りますか?

必ず下りるわけではありません。承認を決めるのはAmazonです。問い合わせても、規制の内部的な理由や、申請後に承認されるかまで事前に分かるとは限りません。

許可が下りたら、すぐに仕入れていいですか?

仕入れる直前に、出品できるかと利益を確かめ直します。審査の間に、販売価格や競合の状況が変わることもあるためです。

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※本ページは一般的な情報提供を目的としたものです。出品の許可の条件や必要な書類は、カテゴリ・ブランド・商品・販売する国・アカウントによって異なり、変更されることがあります。最新の内容は、セラーセントラルの申請画面と公式の案内をご確認ください。