
海外で売れる日本の商品は、どの国でも売れる?国によって売れ方が変わる理由と、販売する国ごとに確かめること
アメリカのAmazonで、毎月安定して売れている商品がある。この調子なら、イギリスやオーストラリアでも売れるはずだ——。そう考えて同じ商品を送ってみたものの、思ったほど売れず、在庫が残ってしまった。
ひとつの国でうまくいくと、ほかの国にも広げたくなるものです。日本で人気の商品なら海外でも売れる、と考える方も多いでしょう。
「ある国で売れている商品は、別の国でも売れるの?何を確かめればいいの?」
この記事では、国によって商品の売れ方が変わる理由と、販売する国ごとに確かめることを整理します。Amazonに限らず、海外で日本の商品を販売するときに共通する内容です。
別の国で売るときの考え方
ほかの国での売れ行きは、「その国の、その条件での結果」です。別の国では、買う人も、競合も、価格も、ルールも変わります。他国の情報は候補を見つける手がかりにして、販売する国ごとに、あらためて確かめることが大切です。
やること
ある国で売れていても、別の国で同じように売れるとは限らない
ある国で売れている商品が、別の国でも同じように売れるとは限りません。
- 日本で人気がある商品でも、海外では用途や知名度が異なり、需要が少ない場合がある
- 米国で売れた商品を、英国やオーストラリアへ展開するときも同じ
アメリカ以外の国で販売を始めるときに、国を選ぶ視点は、こちらの記事で詳しく解説しています。
販売する国の選び方を詳しく解説Amazon海外販売はアメリカ以外のどの国から始める?カナダ・イギリス・オーストラリアを比べるときの視点
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国によって、生活習慣・好み・季節・使い方が違う
国によって、生活習慣・好み・季節・商品の使い方が違います。商品の種類ごとに、次のようなことを確認します。
| 商品の例 | 確認すること |
|---|---|
| 文房具 | 用紙のサイズや、使い方 |
| 家電 | 電圧やプラグの形 |
| 季節の商品 | 気候や、需要が高まる時期 |
たとえば、次のように国ごとに違いがあります。
| 違い | 日本 | アメリカ | イギリス | オーストラリア |
|---|---|---|---|---|
| 主な用紙のサイズ | A4 | レターサイズ | A4 | A4 |
| 家庭用の電圧 | 100V | 120V | 230V | 230V |
| 季節 | 北半球(7月は夏) | 南半球(7月は冬。日本と季節が逆) | ||
季節の商品は、日本で売れる時期にそのまま送ると、オーストラリアでは時期が合わないことがあります。
需要があっても、販売価格で売れ行きは変わる
需要があっても、販売価格によって売れ行きは変わります。送料や関税などを含めると、現地の商品より大幅に高くなる場合があります。
| 分けて考えること | 確認すること |
|---|---|
| 欲しい人がいること | その国で、その商品を求める人がいるか |
| 自分の販売価格で買ってもらえること | 送料・関税などを含めた価格でも、現地の商品や代わりの商品より選ばれるか |
「欲しい人がいること」と「自分の販売価格で買ってもらえること」は、分けて考えましょう。
販売する国のAmazonで、競合を確認する
販売する国のAmazonで、実際の競合状況を確認します。見るのは、次のことです。
- 同じ商品が、いくらで、どのような配送条件で売られているか
- 代わりになる商品が、いくらで、どのような配送条件で売られているか
日本の商品と同じ商品がなくても、現地で使われている代わりの商品があれば、それと比べて選ばれるかを考えます。
ランキングや販売履歴は、販売する国の情報を見る
ランキングや販売履歴は、販売する国の情報を確認しましょう。日本や米国のランキングが良くても、別の国の販売数を保証するものではありません。Keepaなどで確認するときも、対象の国を合わせて判断します。
ランキングの見方と、国やカテゴリによって順位の意味が変わる理由は、こちらの記事で詳しく解説しています。
ランキングの見方を詳しく解説Amazonランキングの見方|同じ順位でもカテゴリで意味が違う理由と、仕入れ判断で順位と合わせて確認すること
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商品の実績が、自分の実績になるわけではない
他国での販売実績が、自分の販売実績になるわけではありません。ほかのセラーと同じ商品ページで売る相乗り出品では、商品全体の需要に加えて、次のことを踏まえて、自分が販売できる数量を見積もります。
- 競合の数
- 販売価格
- 配送条件
売れるかどうかと、輸入・出品できるかどうかは別
売れるかどうかと、輸入・出品できるかどうかは別です。とくに次のような商品は、販売する国の輸入・販売規制や、Amazonの出品条件も確認します。
- 食品
- 化粧品
- 電池入りの商品
ある国で販売できたことだけで、別の国でも扱えると判断しないようにしましょう。規制や必要な書類は、国ごとに違います。仕入れる前に、輸入・販売できる商品かを確認するポイントは、こちらの記事で詳しく解説しています。
仕入れ前の確認を詳しく解説Amazon輸出で何を売ればいい?アメリカで日本製品が売れる理由と、商品の選び方で確認する4つのこと
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他国の売れ筋情報は、判断の材料の一つとして使う
他国の売れ筋情報は、仕入れを決める根拠の一つとして使いましょう。最後は、次の問いで判断することが重要です。
その国で、自分の価格と販売条件でも売れ、費用を引いたあとに利益が残るか
初めての国で売るときは、少ない数から試して、実際に売れるかを確かめてから数を増やすと、在庫が残るリスクを抑えられます。
まとめ
ある国で売れている商品でも、別の国で同じように売れるとは限りません。販売する国ごとに、あらためて確かめることが大切です。
- 日本で人気の商品や、米国で売れた商品でも、別の国では需要が少ない場合がある
- 国によって、生活習慣・好み・季節・使い方が違う。用紙サイズ・電圧やプラグ・季節を確認する
- 需要があっても、送料や関税を含めた販売価格で売れ行きは変わる
- 販売する国のAmazonで、同じ商品や代わりの商品の価格と配送条件を確認する
- ランキングや販売履歴は、販売する国の情報を見る。他国の実績は自分の実績ではない
- 食品・化粧品・電池入りの商品などは、販売する国の規制と出品条件を確認する
- 最後は、その国で自分の価格と条件で売れ、利益が残るかで判断する
よくある質問
日本で人気の商品は、海外でも売れますか?
同じように売れるとは限りません。海外では用途や知名度が異なり、需要が少ない場合があります。米国で売れた商品を、英国やオーストラリアへ展開するときも同じです。
国によって、商品の何が違いますか?
生活習慣・好み・季節・商品の使い方が違います。文房具なら用紙サイズや使い方、家電なら電圧やプラグ、季節商品なら気候や需要が高まる時期を確認します。日本とオーストラリアでは季節も逆になります。
需要がある国なら、売れますか?
販売価格によって売れ行きは変わります。送料や関税などを含めると、現地の商品より大幅に高くなる場合があります。「欲しい人がいること」と「自分の販売価格で買ってもらえること」は分けて考えます。
アメリカのランキングが良ければ、イギリスでも売れますか?
別の国の販売数を保証するものではありません。ランキングや販売履歴は、販売する国の情報を確認します。Keepaなどで確認する際も、対象国を合わせて判断します。
ある国で販売できた商品なら、別の国でも扱えますか?
そうとは限りません。食品、化粧品、電池入り商品などは、販売先の輸入・販売規制やAmazonの出品条件も確認します。売れるかどうかと、輸入・出品できるかどうかは別です。

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国が変われば、買う人も、競合も、ルールも変わります。ワールドシフトは、米Amazon輸出を一から教え、年商1億円に届いた方も出してきたコンサルティングと、米国向けのFBA納品・通関の物流を長年続けてきました。販売する国での商品選びから、相談できます。
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