OEMとODM何が違う? 発注前に決めること

OEMとODMの違いとは?中国の工場で自社ブランドの商品を作るときの頼み方と、発注前に決めること

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物販で、自分のブランドの商品を作ってみたい。中国の工場に頼むときは「OEM」「ODM」という言葉が出てくるけれど、サイトによって書き方が違い、どちらで頼めばいいのかよく分からない——。

呼び方にこだわるより、自分が何を用意し、工場に何を任せるのかを決めることが大切です。

「OEMとODMは何が違う?自分の商品はどちらで頼めばいいの?」

この記事では、OEMとODMの違い、物販でよくある頼み方、工場への伝え方、発注の前に決めること、日本で売るための手続きを整理します。

OEMとODMを考えるときの考え方

OEMとODMは、どちらも自社ブランドの商品を、外の工場に作ってもらう方法です。違いは、商品を誰が設計するかにあります。

ただし、サイトによって呼び方が違うので、名前よりも、何をどこまで任せるかを具体的に決めることが大切です。

OEMとODMの違いは、誰が設計するか

OEMとODMのいちばんの違いは、誰が設計するか:OEMは基本的に発注者が設計、ODMは基本的に工場が設計。誰が作るか:どちらも工場・メーカー。誰のブランドで売るか:どちらも発注者のブランド。OEMは発注者の設計・仕様を渡して作ってもらう、ODMは工場の企画・設計をもとに作ってもらう。呼び方よりも、何をどこまで任せるかを確認。※会社やサイトによって呼び方は異なります。ロゴ入れだけで一律に分類する必要はありません。

「OEM対応」の表示だけで判断しない

サイトによって呼び方が違うため、「OEM対応」という表示だけで判断しないようにしましょう。ロゴを入れるだけのことをOEMと呼ぶ場合もあります。

見積もりでは、設計・仕様の変更・ロゴ・パッケージの、どこまで対応するのかを具体的に確認します。

物販でよくある頼み方は、どちらに近いか

頼み方近いもの
自分で図面や具体的な設計を用意し、作ってもらうOEMに近い
「こんな機能の商品が欲しい」と希望を伝え、設計から工場に任せるODMに近い
今ある商品に、自分のロゴを入れてもらう基本の設計は工場側にあるため、設計の分担ではODMに近い面がある

既製品にロゴを入れる場合は、今ある商品を自社ブランドにする頼み方です。ロゴ入れだけで、OEM・ODMのどちらかに無理に分ける必要はありません。

工場には、作りたい商品と任せたい作業を伝える

頼むときは、名前より「作りたい商品」と「任せたい作業」を伝えましょう。次の点を整理して、工場から提案と見積もりを受けます。

  • 材質・サイズ・機能
  • 品質の基準
  • ロゴ・包装
  • 数量・予算

量産の前に、サンプルと契約の条件を確認する

量産の前に、サンプルで仕様と品質を確認します。あわせて、次の点も確認しましょう。

確認すること内容
費用と数量最低注文数、試作の費用、金型の代金
納期と不良品納期、不良品が出たときの対応
権利と契約設計や金型の権利、同じ商品をほかの会社にも売れる契約かどうか

日本で売るための手続きは、別に必要

中国の工場に作ってもらっても、日本で輸入・販売するための対応は別に必要です。OEM・ODMのどちらを選んでも、工場から自分で輸入して売るなら自分が輸入する人になり、商品に応じた規制を確認します。

商品必要なこと
PSEの対象の電気製品輸入事業の届出、技術基準への適合、検査、PSEマーク・届出事業者名などの表示
食器・調理器具など食品に触れる物食品衛生法の輸入届出、材質・製造者の資料、検査の要否
対象の乳幼児のおもちゃ食品衛生法の輸入届出など。ほかの製品安全の規制も確認

必要な資料を工場から入手できるかを、発注の前に確認しましょう。仕様書・材質の情報・試験の資料などを用意できない場合は、日本で売るための確認が進まないことがあります。

最終的には、作る費用だけでなく、検査・輸送・関税・販売手数料まで含めて判断します。自社ブランドで売るなら、商標の準備も早めに進めましょう。商標登録とブランド登録の順番は、こちらの記事で詳しく解説しています。

商標とブランド登録の順番を詳しく解説商標登録とAmazonブランド登録はいつやる?海外で自社ブランドを売るときの順番と、日本・米国の費用と期間

まとめ

OEMとODMの違いは誰が設計するかです。名前より、何をどこまで任せるかを決めて工場に伝えましょう。

  • OEMは基本的に頼む側が設計、ODMは基本的に工場が設計。どちらも頼む側のブランドで売る
  • 「OEM対応」の表示だけで判断せず、設計・仕様・ロゴ・パッケージのどこまで対応するかを確認する
  • 自分の設計を渡すならOEMに近く、設計から任せるならODMに近い。ロゴ入れだけなら無理に分けなくてよい
  • 材質・サイズ・機能・品質・ロゴ・包装・数量・予算を伝えて、提案と見積もりを受ける
  • 量産の前に、サンプル・最低注文数・金型代・納期・不良品の対応・権利と契約を確認する
  • 工場から自分で輸入して売るなら、自分が輸入する人。PSE・食品衛生法などの手続きと、工場から資料を入手できるかを確認する

よくある質問

OEMとODMの違いは何ですか?

商品を誰が設計するかです。OEMは基本的に依頼する側が設計し、ODMは基本的に製造を受ける側(工場)が設計します。どちらも依頼する側のブランドで販売します。

既製品にロゴを入れてもらうのは、どちらですか?

基本設計が工場側にあるため、設計の分担ではODMに近い面がありますが、ロゴ入れだけでOEM・ODMのどちらかに一律に分類する必要はありません。どこまで対応するかを具体的に確認します。

工場には、何を伝えればいいですか?

材質・サイズ・機能・品質基準・ロゴ・包装・数量・予算を整理して伝え、工場から提案と見積もりを受けます。

中国の工場で作れば、そのまま日本で売れますか?

日本で輸入・販売するための対応は別に必要です。PSE対象の電気製品、食品に触れる物、対象の乳幼児用おもちゃなどは、商品に応じた手続きを確認します。

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※本ページは一般的な情報提供を目的としたものです。OEM・ODMの呼び方は、会社やサイトによって異なる場合があります。輸入・販売の規制は商品や時期によって異なり、変更されることがあります。最新の内容は関係省庁の公式の案内や、専門家にご確認ください。