通関ルール
DHLの請求額は関税だけじゃない?発送コストに影響する3つの通関関連費用
請求額が想定より高いとき、関税だけを見て終わっていない? DHLの請求書には、関税とは別の通関関連費用が並んでいることがあります。
TOPIC
関税だけではない
通関関連の費用が並ぶ
TOPIC
実例は3項目
許認可・通関処理・税関使用料
TOPIC
発生理由を見る
項目名だけでは判断できない
TOPIC
次回の見積もりへ
利益計算に反映する
DHLから届いた請求書を見て、「思っていたより高い」と感じることがあります。
内訳を確認すると、関税とは別の項目が並んでいることがあります。項目ごとに発生する理由が違うため、名称だけで判断せず、何に対して発生した費用なのかを確認します。
① DHLの請求書には、関税とは別の通関関連費用が記載されることがある
請求書に載るのは関税だけではありません。通関の過程で発生した費用が、関税とは別の項目として記載されることがあります。
「請求額=関税」と考えていると、増えた分の理由が分からないまま終わってしまいます。
② 実際の請求例では、PERMITS & LICENCES/CLEARANCE PROCESSING/MERCHANDISE PROCESSの3項目が発生
当社が実際に受け取った請求書では、関税以外に次の3項目が発生していました。
- PERMITS & LICENCES
- CLEARANCE PROCESSING
- MERCHANDISE PROCESS
③ PERMITS & LICENCES:7,500円は、PGA要件確認のための追加審査・報告などに伴って発生した費用
この請求例では 7,500円 が計上されていました。DHLへ確認したところ、PGA(米国税関以外の政府機関)の要件を満たしているかを確認するための追加審査・報告などに伴って発生した費用として案内されています。
すべての貨物に一律で発生するものではありません。
④ CLEARANCE PROCESSING:1,500円、MERCHANDISE PROCESS:33.58USDなど、申告価格や通関手続きによって発生する費用もある
同じ請求例では、CLEARANCE PROCESSING が1,500円、MERCHANDISE PROCESS が33.58USD でした。
これらは申告価格や通関手続きの内容によって発生する費用です。金額や発生条件は貨物ごとに変わる可能性があります。
⑤ 請求項目と発生理由を把握しておけば、次回以降の利益計算や発送コストの見積もりに反映できる
請求書が届いたら、項目名と金額だけでなく「なぜ発生したのか」まで記録します。
同じような商品・申告価格で発送するときに、あらかじめ見込んでおける費用が分かります。利益計算に関税しか入れていない場合は、通関関連の費用も入れて計算し直します。
この記事の用語
PGA:Partner Government Agencies。米国税関以外で輸入に関与する政府機関の総称。FDAなどが含まれる。
PERMITS & LICENCES:DHLの請求書に表示される項目のひとつ。許認可・追加対応などに伴って発生する場合がある。
MERCHANDISE PROCESS:DHLへの確認では「商業貨物税関使用料」として案内された項目。
よくある質問
請求書の項目は毎回同じですか。
同じとは限りません。発生する項目や金額は、貨物・申告内容・通関状況によって変わります。
金額は必ずこの記事のとおりになりますか。
なりません。本文の金額は当社が受け取った請求書の一例であり、料金体系も改定されることがあります。
項目の意味が分からないときはどうしますか。
請求書の内訳とあわせて、発行元の配送会社へ確認します。項目名だけでは費用の内容を判断できない場合があります。
本記事の金額・項目名は、当社が実際に受け取った請求書と、個別案件についてDHLへ確認した回答に基づく一例です。請求の有無・金額・適用条件は、貨物・申告内容・通関状況によって異なり、料金体系も改定されることがあります。最新の条件は各社の公式案内をご確認ください。
