通関ルール

DHLの請求額は関税だけじゃない?発送コストに影響する3つの通関関連費用

2026年9月12日 | 請求書の実例とDHLへの確認内容にもとづく整理です

請求額が想定より高いとき、関税だけを見て終わっていない? DHLの請求書には、関税とは別の通関関連費用が並んでいることがあります。

Amazon輸出通関DHL発送コスト関税
TOPIC
関税だけではない
通関関連の費用が並ぶ
TOPIC
実例は3項目
許認可・通関処理・税関使用料
TOPIC
発生理由を見る
項目名だけでは判断できない
TOPIC
次回の見積もりへ
利益計算に反映する

DHLから届いた請求書を見て、「思っていたより高い」と感じることがあります。

内訳を確認すると、関税とは別の項目が並んでいることがあります。項目ごとに発生する理由が違うため、名称だけで判断せず、何に対して発生した費用なのかを確認します。

① DHLの請求書には、関税とは別の通関関連費用が記載されることがある

請求書に載るのは関税だけではありません。通関の過程で発生した費用が、関税とは別の項目として記載されることがあります。

「請求額=関税」と考えていると、増えた分の理由が分からないまま終わってしまいます。

② 実際の請求例では、PERMITS & LICENCES/CLEARANCE PROCESSING/MERCHANDISE PROCESSの3項目が発生

当社が実際に受け取った請求書では、関税以外に次の3項目が発生していました。

  • PERMITS & LICENCES
  • CLEARANCE PROCESSING
  • MERCHANDISE PROCESS

③ PERMITS & LICENCES:7,500円は、PGA要件確認のための追加審査・報告などに伴って発生した費用

この請求例では 7,500円 が計上されていました。DHLへ確認したところ、PGA(米国税関以外の政府機関)の要件を満たしているかを確認するための追加審査・報告などに伴って発生した費用として案内されています。

すべての貨物に一律で発生するものではありません。

④ CLEARANCE PROCESSING:1,500円、MERCHANDISE PROCESS:33.58USDなど、申告価格や通関手続きによって発生する費用もある

同じ請求例では、CLEARANCE PROCESSING が1,500円MERCHANDISE PROCESS が33.58USD でした。

これらは申告価格や通関手続きの内容によって発生する費用です。金額や発生条件は貨物ごとに変わる可能性があります。

⑤ 請求項目と発生理由を把握しておけば、次回以降の利益計算や発送コストの見積もりに反映できる

請求書が届いたら、項目名と金額だけでなく「なぜ発生したのか」まで記録します。

同じような商品・申告価格で発送するときに、あらかじめ見込んでおける費用が分かります。利益計算に関税しか入れていない場合は、通関関連の費用も入れて計算し直します。

この記事の用語

PGA:Partner Government Agencies。米国税関以外で輸入に関与する政府機関の総称。FDAなどが含まれる。
PERMITS & LICENCES:DHLの請求書に表示される項目のひとつ。許認可・追加対応などに伴って発生する場合がある。
MERCHANDISE PROCESS:DHLへの確認では「商業貨物税関使用料」として案内された項目。

よくある質問

請求書の項目は毎回同じですか。
同じとは限りません。発生する項目や金額は、貨物・申告内容・通関状況によって変わります。
金額は必ずこの記事のとおりになりますか。
なりません。本文の金額は当社が受け取った請求書の一例であり、料金体系も改定されることがあります。
項目の意味が分からないときはどうしますか。
請求書の内訳とあわせて、発行元の配送会社へ確認します。項目名だけでは費用の内容を判断できない場合があります。
本記事の金額・項目名は、当社が実際に受け取った請求書と、個別案件についてDHLへ確認した回答に基づく一例です。請求の有無・金額・適用条件は、貨物・申告内容・通関状況によって異なり、料金体系も改定されることがあります。最新の条件は各社の公式案内をご確認ください。
※本記事は一般的な情報提供を目的としたものです。金額はわかりやすさ優先のざっくり試算で、個別の通関・税務判断を保証しません。規制・手続き・各サービスの効果に関する記述も一般情報であり、成果や個別判断を保証するものではありません。正確な税率・分類は各製品のHTSコードと最新の公式情報を、税務・通関の個別判断は税理士・通関業者等の専門家をご確認ください。