通関ルール

同じように発送したのにDHLの請求額が違う?過去貨物から差額の原因を調べる方法

2026年9月12日 | 請求書の実例とDHLへの確認内容にもとづく整理です

前回と同じように送ったつもりなのに請求額が違う。原因は、並べて比べると見つかることがあります。

Amazon輸出通関DHL関税発送コスト
TOPIC
並べて比べる
過去と今回の請求書
TOPIC
関税の中身
HTS・課税額・税率
TOPIC
関税以外も
許認可・通関処理料
TOPIC
記録に残す
次回の見積もり材料

同じ商品を同じように発送したつもりでも、請求額が前回と違うことがあります。

「高くなった」で終わらせず、どの項目が増えたのかから順に確認します。

① まず過去と今回のDHL請求書を並べて、追加・増減した項目を確認する

請求書の合計額だけを比べても原因は分かりません。項目ごとに並べて、増えた項目・新しく追加された項目を特定します。

② IMPORT EXPORT DUTIESが違う場合は、HTSコード・課税額・関税率を確認

関税の項目が違っていた場合は、適用されたHTSコード、課税の基礎となった金額、関税率を過去の貨物と比べます。

同じ商品でも、申告に使われたHTSコードが違えば関税率も変わります。

③ PERMITS & LICENCESが追加されていれば、PGA関連の審査・報告等が行われていないか確認

前回は無かった項目が増えている場合、その項目が何に対して発生したのかを確認します。

PERMITS & LICENCESは、PGA(米国税関以外の政府機関)に関連する追加対応などで発生する場合がある費用です。

④ CLEARANCE PROCESSING/MERCHANDISE PROCESSなど、関税以外の項目も比較する

関税以外の項目も一つずつ比較します。申告価格が変われば、発生する項目が変わることがあります。

⑤ 差額の原因を記録しておけば、次回の発送コストを見積もる材料にできる

原因が分かったら、商品・申告価格・発生した項目をセットで記録します。

次に同じ条件で発送するときに、どの費用を見込んでおけばよいかが分かります。

この記事の用語

IMPORT EXPORT DUTIES:DHLの請求書で、輸出入時に課される関税に関連して表示される項目。
HTSコード:米国の関税分類コード。分類によって関税率が変わる。
PGA:米国税関以外で輸入に関与する政府機関の総称。

よくある質問

請求書を見れば必ず原因が分かりますか。
分かるとは限りません。内訳から特定できない場合は、発行元の配送会社へ確認します。
関税額が誤っている可能性もありますか。
可能性はあります。過去貨物と比較して違いがある場合は、配送会社へ確認します。
この記事に基準となる金額はありますか。
ありません。確認の手順を整理したもので、金額の目安は示していません。
本記事の金額・項目名は、当社が実際に受け取った請求書と、個別案件についてDHLへ確認した回答に基づく一例です。請求の有無・金額・適用条件は、貨物・申告内容・通関状況によって異なり、料金体系も改定されることがあります。最新の条件は各社の公式案内をご確認ください。
※本記事は一般的な情報提供を目的としたものです。金額はわかりやすさ優先のざっくり試算で、個別の通関・税務判断を保証しません。規制・手続き・各サービスの効果に関する記述も一般情報であり、成果や個別判断を保証するものではありません。正確な税率・分類は各製品のHTSコードと最新の公式情報を、税務・通関の個別判断は税理士・通関業者等の専門家をご確認ください。