通関ルール
同じように発送したのにDHLの請求額が違う?過去貨物から差額の原因を調べる方法
前回と同じように送ったつもりなのに請求額が違う。原因は、並べて比べると見つかることがあります。
TOPIC
並べて比べる
過去と今回の請求書
TOPIC
関税の中身
HTS・課税額・税率
TOPIC
関税以外も
許認可・通関処理料
TOPIC
記録に残す
次回の見積もり材料
同じ商品を同じように発送したつもりでも、請求額が前回と違うことがあります。
「高くなった」で終わらせず、どの項目が増えたのかから順に確認します。
① まず過去と今回のDHL請求書を並べて、追加・増減した項目を確認する
請求書の合計額だけを比べても原因は分かりません。項目ごとに並べて、増えた項目・新しく追加された項目を特定します。
② IMPORT EXPORT DUTIESが違う場合は、HTSコード・課税額・関税率を確認
関税の項目が違っていた場合は、適用されたHTSコード、課税の基礎となった金額、関税率を過去の貨物と比べます。
同じ商品でも、申告に使われたHTSコードが違えば関税率も変わります。
③ PERMITS & LICENCESが追加されていれば、PGA関連の審査・報告等が行われていないか確認
前回は無かった項目が増えている場合、その項目が何に対して発生したのかを確認します。
PERMITS & LICENCESは、PGA(米国税関以外の政府機関)に関連する追加対応などで発生する場合がある費用です。
④ CLEARANCE PROCESSING/MERCHANDISE PROCESSなど、関税以外の項目も比較する
関税以外の項目も一つずつ比較します。申告価格が変われば、発生する項目が変わることがあります。
⑤ 差額の原因を記録しておけば、次回の発送コストを見積もる材料にできる
原因が分かったら、商品・申告価格・発生した項目をセットで記録します。
次に同じ条件で発送するときに、どの費用を見込んでおけばよいかが分かります。
この記事の用語
IMPORT EXPORT DUTIES:DHLの請求書で、輸出入時に課される関税に関連して表示される項目。
HTSコード:米国の関税分類コード。分類によって関税率が変わる。
PGA:米国税関以外で輸入に関与する政府機関の総称。
よくある質問
請求書を見れば必ず原因が分かりますか。
分かるとは限りません。内訳から特定できない場合は、発行元の配送会社へ確認します。
関税額が誤っている可能性もありますか。
可能性はあります。過去貨物と比較して違いがある場合は、配送会社へ確認します。
この記事に基準となる金額はありますか。
ありません。確認の手順を整理したもので、金額の目安は示していません。
本記事の金額・項目名は、当社が実際に受け取った請求書と、個別案件についてDHLへ確認した回答に基づく一例です。請求の有無・金額・適用条件は、貨物・申告内容・通関状況によって異なり、料金体系も改定されることがあります。最新の条件は各社の公式案内をご確認ください。
