
UPSの多品目手数料(U.S. Additional Lines of Entry Fee)が変更|6品目以上をまとめて送るときの計算と、安くなる・高くなる分かれ目
UPSでFBAへ商品をまとめて送っている。請求書に「U.S. Additional Lines of Entry Fee」という手数料が載っていた。料金が変わったと聞いたけれど、自分の荷物は安くなったのか、高くなったのか分からない——。
UPSでは、1つの荷物に複数の品目が含まれると、品目の数に応じた手数料がかかることがあります。この手数料は、手数料がかからない品目の数と1品目あたりの単価の両方が変わりました。品目の数によって、改定前より安くなる荷物と高くなる荷物に分かれます。
「まとめて送ると、手数料はいくらかかるの?」
この記事では、手数料のしくみ、改定の前と後の条件、品目の数ごとの計算、安くなる・高くなる分かれ目、FBAへ送るときの注意を整理します。
U.S. Additional Lines of Entry Feeとは?
- 1つの荷物に複数の品目が含まれると、通関の申告の行(Entry Line)が増える
- 決まった行の数を超えた分に対してかかる、UPSの追加の手数料
- まとめて送るほど安くなる、とは限らない
改定の前と後で何が変わった?
| 改定前 | 改定後 | |
|---|---|---|
| 手数料がかからない品目の数 | 3品目まで | 5品目まで |
| 手数料がかかり始める品目 | 4品目め から | 6品目め から |
| 追加1品目あたりの単価 | 3.00米ドル | 3.50米ドル |
UPSの案内では、単価は2026年9月6日までが1行3.00米ドル、2026年9月7日から3.50米ドルです。手数料がかからない範囲は広がった一方で、1品目あたりの料金は上がっています。
品目の数ごとの計算と、分かれ目の18品目
| 品目の数 | 改定前 | 改定後 | 比べると |
|---|---|---|---|
| 10品目 | 追加7品目×3.00米ドル=21.00米ドル | 追加5品目×3.50米ドル=17.50米ドル | 安くなる |
| 17品目 | 追加14品目×3.00米ドル=42.00米ドル | 追加12品目×3.50米ドル=42.00米ドル | 同じ |
| 20品目 | 追加17品目×3.00米ドル=51.00米ドル | 追加15品目×3.50米ドル=52.50米ドル | 高くなる |
17品目でちょうど同じ額になり、18品目以上では改定前より高くなります。品目の数が少ない荷物では安くなり、多い荷物では高くなる、という変わり方です。
SKUの数ではなく、申告される品目の数で数える
- FBAへまとめて送る場合、1箱に複数の商品を入れることがある
- 手元のSKUの数と、通関で何品目(Entry Line)として申告されるかは一致しないことがある
- 実際に何品目として申告されるかを確認し、そのうえで追加の手数料を含めた送料を計算する
送料を比べるときは、箱の重さやサイズだけでなく、インボイスの品目の数で発生する追加の料金も含めて考えましょう。インボイスの書き方は、コマーシャルインボイスの書き方の記事で詳しく解説しています。
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DHL・UPSを比べるときは、基本の送料以外の手数料も
- 同じ商品を同じ重さで送っても、クーリエによって追加の料金の種類や条件が違う
- 「DHLとUPSのどちらが安いか」は、基本の送料だけでなく、多品目の手数料など、その荷物にかかる追加の料金まで含めて比べる
DHLとUPSの多品目の料金の違いは多品目の追加料金の記事で、3社の比べ方はDHL・FedEx・UPSの違いの記事で詳しく解説しています。
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まとめ
UPSの多品目手数料は、手数料がかからない範囲が広がり、単価が上がりました。自分の荷物が何品目として申告されるかで、安くなるか高くなるかが決まります。
- 手数料がかからないのは、改定前は3品目まで、改定後は5品目まで
- 単価は2026年9月7日から1行3.50米ドル(それまでは3.00米ドル)
- 10品目は21.00→17.50米ドルで安く、17品目で同額、18品目以上で高くなる
- SKUの数ではなく、通関で申告される品目の数(Entry Line)で数える
- クーリエを比べるときは、多品目の手数料など追加の料金まで含める
よくある質問
U.S. Additional Lines of Entry Feeとは何ですか?
UPSで、1つの荷物に含まれる品目の数が決まった数を超えたときにかかる追加の手数料です。改定後は5品目までかからず、6品目めから1品目ごとに3.50米ドルかかります。
手数料がかからない品目の数が増えたのに、高くなることがあるのですか?
あります。品目の数が多い荷物では、単価が上がった分が、手数料がかからない範囲が広がった分を上回ります。この記事の計算では、18品目以上で改定前より高くなります。
単価はいつから3.50米ドルですか?
UPSの案内では、2026年9月6日までが1行3.00米ドル、2026年9月7日から3.50米ドルです。
SKUの数と品目の数は同じですか?
同じとは限りません。実際に通関で何品目(Entry Line)として申告されるかを確認して、手数料を計算します。

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