通関ルール

【2026年9月最新版】UPSの多品目手数料が変更!Amazon輸出で6品目以上を発送するときの注意点

2026年9月15日 | UPSの案内にもとづく整理です

無料枠は広がり、単価は上がりました。品目数によって、安くなる荷物と高くなる荷物に分かれます。

Amazon輸出通関UPS発送コストまとめ発送
TOPIC
無料枠
3行 → 5行
TOPIC
単価
3.00 → 3.50USD
TOPIC
単価の切替
2026年9月7日から
TOPIC
分かれ目
18品目以上で割高に

UPSでは、1つの貨物に複数の品目が含まれる場合に多品目手数料が発生することがあります。

この手数料は、無料枠と単価の両方が変わりました。まとめ発送をしている場合は、発送コストの計算を見直します。

① 無料枠は3行から5行へ、単価は1行3.50USDへ変わった

UPSの「U.S. Additional Lines of Entry Fee」は、1つの貨物に複数の品目が含まれるときに、無料枠を超えた行数に対して発生します。

無料枠は3行から5行に広がりました。単価は、UPSの案内では2026年9月6日までが1行あたり3.00USD2026年9月7日から3.50USDです。

② 無料となる品目数は増えたが、追加1品目あたりの料金は上がっている

手数料が発生し始める品目数は、4品目目から6品目目へ移りました。一方で、追加1品目あたりの料金は3.00USDから3.50USDへ上がっています。

無料枠と単価の両方が動いたため、発送する品目数によって、改定前より安くなる荷物と高くなる荷物に分かれます。

③ 分かれ目は18品目。それ未満は安くなり、それ以上は高くなる

この2つの条件で計算すると、次のようになります。

  • 10品目:改定前 追加7品目 × 3.00USD = 21.00USD / 改定後 追加5品目 × 3.50USD = 17.50USD
  • 17品目:改定前 追加14品目 × 3.00USD = 42.00USD / 改定後 追加12品目 × 3.50USD = 42.00USD(同額)
  • 20品目:改定前 追加17品目 × 3.00USD = 51.00USD / 改定後 追加15品目 × 3.50USD = 52.50USD

17品目でちょうど同額になり、18品目以上では改定前より高くなります。品目数の少ない荷物では安くなり、多い荷物では高くなる、という変わり方です。

④ Amazon輸出では1箱に多くのSKUを入れることがあるため注意

FBAへまとめて発送する場合、1箱に複数の商品を入れることがあります。送料を比べるときは、箱の重量やサイズだけでなく、インボイス上の品目数によって発生する追加料金も含めて考えます。

なお、手元のSKU数と、通関で何品目(Entry Line)として申告されるかは一致しないことがあります。

⑤ DHL・UPSを比較するときは基本送料以外の手数料も確認する

同じ商品を同じ重量で発送しても、クーリエによって追加料金の種類や条件が異なる場合があります。

「DHLとUPSのどちらが安いか」を判断するときは、基本送料だけでなく、多品目手数料など今回の貨物に適用される追加料金まで含めて比べます。

この記事の用語

U.S. Additional Lines of Entry Fee:UPSで、1貨物に含まれる品目数が無料枠を超えた場合に発生する追加手数料。
Entry Line:通関申告における品目の行。品目数が増えると行数も増える。
SKU:在庫管理上の商品の識別単位。

よくある質問

無料枠が広がったのに、高くなることがあるのですか。
あります。品目数が多い荷物では、単価の上昇分が無料枠の拡大分を上回ります。この記事の計算では18品目以上で改定前より高くなります。
単価はいつから3.50USDですか。
UPSの案内では、2026年9月6日までが1行3.00USD、2026年9月7日から3.50USDです。
SKU数と品目数は同じですか。
同じとは限りません。実際に何品目(Entry Line)として申告されるかを確認します。
本記事の無料枠・単価・適用日は、UPSが自社サイトで公表している案内(米国「Disbursement Fee and Additional Lines of Entry」/日本「米国通関追加行数手数料の改定」)にもとづきます。金額の比較は、その条件から計算した一例です。料金体系・適用条件は改定されることがあり、実際に何品目(Entry Line)として申告されるかは貨物・申告内容によって異なります。最新の条件は公式案内をご確認ください。
※本記事は一般的な情報提供を目的としたものです。金額はわかりやすさ優先のざっくり試算で、個別の通関・税務判断を保証しません。規制・手続き・各サービスの効果に関する記述も一般情報であり、成果や個別判断を保証するものではありません。正確な税率・分類は各製品のHTSコードと最新の公式情報を、税務・通関の個別判断は税理士・通関業者等の専門家をご確認ください。