
米国Amazonが『代行プレップ・ラベル貼り』を廃止──2026年1月1日から梱包・FNSKU貼付はセラー側の責任に
米国Amazonが、FBAの「代行プレップ(梱包準備)と商品ラベル貼り」を2026年1月1日で廃止した。ポリ袋・緩衝材・バンドル・FNSKU貼付は、今後セラー自身か発送代行などの第三者が事前に済ませてから倉庫へ送る。一見ハードルが上がったようだが、逆だ。ルールがはっきり固まった=やるべき準備が確定したということ。準備工程を代行に預けてしまえば、むしろ今が米国Amazon輸出を整える好機になる。
何が変わったのか:Amazonは「運ぶ」に専念
対象は米国FBAに送るすべての在庫です。AWD(Amazon倉庫・配送)・AGL(Amazonの国際物流)・SEND・サプライチェーンポータル経由の在庫も含まれます。廃止されるのはポリ袋詰め・緩衝材巻き・バンドル(同梱)・キッティング・FNSKUラベル貼付などの準備作業です。Amazonは「大多数のセラーは既に自分や取引先・代行で梱包している」とし、フルフィルメント(保管・配送)の効率化に専念すると説明しています。
重要なのは未対応のペナルティです。2026年1月1日以降に作成・到着した納品で正しくプレップ/ラベルされていないと、破損・紛失しても返金(補償)の対象外になり、入荷拒否・返送・チェックイン遅延・在庫の宙づり(ストランド)のリスクが生じます。(2025年12月31日までに作成された納品は、到着が年明けでも従来の代行サービスが適用されます)
今後セラー側(または代行)が担う主な準備作業。
日本セラーの備え:『送る前に仕上げる』導線をつくる
日本から米国FBAへ送る場合、商品が倉庫に着く前にプレップを終えておく必要があります。現実的な選択肢は次の3つです。
- 米国内の代行(3PL)に集約:まとめて輸入→米国内でFNSKU貼付・梱包→FBA納品。固定費を分散でき関税後の採算も作りやすい
- 日本出荷前に仕上げる:FNSKU・ポリ袋・同梱を日本側で済ませてから発送(ラベルの規格・印刷品質に注意)
- メーカー/取引先で準備:仕入れ元に梱包・ラベルを依頼
FNSKUのほか、外箱(マスターカートン)には「Made in(原産国)」・納品ID・FC(倉庫)コード・数量の表示も求められます。プレップ・ラベル・通関・FBA納品はSLC(発送代行)でワンストップ対応できます。
一番こわいのは『送ってから気づく』ことです。2026年1月1日以降、FNSKUやポリ袋が未対応のまま倉庫に着くと、破損・紛失しても返金されず、入荷拒否や返送で時間と送料を二重に失います。プロのやり方は、米国内の代行倉庫にまとめて輸入し、そこでFNSKU貼付・梱包・検品を済ませてからFBAへ納品する流れです。こうすれば通関の固定費も多数の商品で按分でき、ラベル不備のリスクも代行側で吸収できます。出品・リサーチに集中し、手を動かす準備工程は外に出すのが得策です。
よくある質問
- FNSKU:Amazonの商品識別バーコード。
- プレップ:FBA納品前の梱包準備。
- FBA:Amazonの物流代行。
やることが増えたように見えますが、要は『倉庫に着く前にFNSKU・梱包・外箱表示を仕上げる』だけです。この準備工程・通関・FBA納品は、当社の発送代行(SLC)がまとめて代行します。代行廃止後も、止められず・補償リスクを抱えずに米国Amazonへ届けられます。

