
米国の釣具市場は約1.4兆円規模──Shimano・Daiwa、日本ブランドが牽引
釣りは、米国で根強い趣味だ。その市場は2024年で約89億ドル(≒約1.4兆円)、なお伸び続けている。そしてリールやロッドでは日本のShimano・Daiwaが世界の主役。技術力で選ばれる日本ブランドにとって、米国は大きな舞台だ。市場の今と、釣具を米国へ通すときの分類・規制の要点をまとめた。
なぜ日本ブランドが強い?
米国の釣りはレジャーとして定着し、参加人口とサステナ志向が市場を押し上げています。なかでもリール・ロッドの技術でShimano・Globeride(Daiwa)が世界をリード。精度・耐久・軽さで「指名買い」される日本ブランドは、米国でも中核です。2025年にはShimanoがエコ素材リール、Daiwaがデータ活用の新展開を打ち出しています。
需要の中心はリール・ロッドで、Shimano・Daiwaの上位機は指名買い・高単価。ルアーや小物はリピートで数が出ます。販路はAmazon・専門EC(Tackle Warehouse等)・実店舗で、買い手はバス・ソルト(海釣り)のアングラーが中心です。モデルチェンジが活発なため、型番・適合(ギア比・番手)の明記が販売の鍵になります。(1ドル≒160円換算)
市場規模:2034年に約122億ドルへ
米国の釣具市場は2024年の約89億ドル(≒約1.4兆円)から、2034年には約122億ドル(≒約1.95兆円)へ拡大の予測(年平均3.2%)。安定成長の大型市場です。(予測値・1ドル≒160円換算)
誰が・どこで・いくらで買っているか
買い手はレジャー〜本格派のアングラー。販路は釣具専門店、米国EC、量販店。価格帯はリール・ロッドが高単価で、日本製ハイエンドは高くても選ばれます。ルアー・ラインは消耗品として数が出ます。
カテゴリの傾向イメージ。実際の売れ筋は対象魚・地域で変わります。
米国に釣具を輸出するには:手続きの全体像
食品ほど重くありませんが、分類と一部の規制に注意します。
- HTS分類:釣具(ロッド・リール・ルアー等)は概ねHTS 9507系
- 鉛規制に注意:鉛シンカー・ジグは州によって規制。カリフォルニアProp 65の警告対象になりうる
- 表示:原産国表示、必要に応じ警告表示
- 梱包:ロッドは長物・破損注意。リールは精密機器として保護
- まとめ輸入:小口を束ねて手数料を圧縮
分類・通関〜FBA納品はSLC(発送代行)で対応できます。
見落としやすいのが『鉛』。鉛シンカーやジグヘッドは州によって販売規制があり、カリフォルニアではProp 65の警告表示対象になりえます。鉛使用の有無を把握し、対象州向けは無鉛代替や警告表示を準備すると、販売差し止めを避けられます。
よくある質問
- HTS:米国の輸入品分類番号(釣具は9507系)。
- Prop 65:カリフォルニアの警告表示制度。
- 鉛規制:鉛シンカー等の州規制。
日本ブランドの強さはそのまま武器になります。HTS分類・鉛規制(Prop 65)の確認・長物ロッドの梱包・まとめ輸入は、当社の発送代行(SLC)が代行。技術で選ばれる釣具を、止めず・壊さず米国のアングラーへ届けられます。

