市場トレンド

米国で海苔・乾物の需要が拡大──寿司&ヘルシースナック人気で、米の海苔スナック小売は約3.2億ドルに。日本の高級海苔に商機

2026年6月19日 | 出典:Fortune Business Insights/業界市場レポート+当社(WorldShift)整理(市場トレンド)

米国で海苔(のり)の存在感が増している。寿司の定着に加え、低カロリーで植物性のヘルシースナックとして棚に並ぶようになり、米国の海苔スナック小売は2025年に約3.2億ドル(≒512億円)を超えた。世界の海苔市場は約38億ドル(2025)、海苔スナック市場は年率約12%で伸びる。主戦場は韓国系ブランドが先行するが、寿司・おにぎり用の焼き海苔や高級味付け海苔は日本産の品質が効く領域だ。

TOPIC
約3.2億ドル
米の海苔スナック小売(2025・≒512億円)
拡大
TOPIC
約38億ドル
世界の海苔市場(2025・≒6,080億円)
成長
TOPIC
約12%
海苔スナック市場の年成長率(CAGR)
高成長
TOPIC
北米が最速
海苔スナックの成長地域

なぜ米国で海苔が伸びる?

背景は二つです。第一に寿司・おにぎりの定着。米国では寿司が日常食になり、巻き寿司・手巻き・おにぎりに使う焼き海苔の需要が底堅く伸びています。第二に『ヘルシースナック』化。海苔は低カロリー・植物性・うま味がそろい、ポテトチップスに代わる軽食として、味付け海苔・海苔チップスが一般小売に広がりました。

米国の海苔スナック小売は2025年に約3.2億ドル(≒512億円)を突破。大手スナックメーカーが海藻フレーバーの商品ラインを模索する動きもあり、主流化が進みます。海苔の生産・加工は日本・韓国・中国が中心で、米国は輸入に依存します。海苔スナックの量販は韓国系が先行する一方、寿司・おにぎり用の焼き海苔や高級味付け海苔は、有明海産など日本産の品質・香りが評価される領域です。(1ドル≒160円換算)

約27.5億ドル
海苔スナック市場(世界)
約38億ドル
海苔市場(世界)
約64億ドル
海苔市場(世界)
世界の海苔・海苔スナック市場規模(業界レポート・概算)

数値は業界レポートの概況。範囲・年で差が出る場合がある。為替は1ドル≒160円。

米国に海苔・乾物を輸出するには:通関・手続きの全体像

海苔・乾物(昆布・わかみ・かつおぶし等)は『食品』として送ります。基本ステップは次の通りです。

  1. HTS分類:食用の海藻は第1212類、味付け・加工品は第2008類などで分類
  2. FDA食品施設登録:製造・加工施設の登録(2年ごと更新)
  3. 事前通知(Prior Notice):到着前にFDAへ通知(食品の必須手続き)
  4. 重金属・衛生:海藻は無機ヒ素・カドミウムを蓄積しやすい。検査・管理に注意
  5. 英語表示:原材料・正味量・アレルゲン(味付けの大豆・小麦等)・製造者。健康効能はうたわない
  6. 通関・配送:通関は発送代行が代行。FBAなら在庫を米国に置ける

HTS分類・FDA手続き・通関は当社の発送代行(SLC)が支援します。

焼き海苔/味付け海苔:寿司・おにぎり用の焼き海苔と、味付けしたスナック向け海苔。日本産は香り・品質で評価。
事前通知(Prior Notice):食品の到着前にFDAへ行う通知。怠ると留め置きの原因に。
無機ヒ素・カドミウム:海藻が蓄積しやすい重金属。検査・産地管理で備える。
💡 実務のワンポイント

米国では寿司の定着に加え、海苔の『低カロリー・植物性スナック』としての人気が伸びています。海苔スナックの主戦場は韓国系ブランドが先行していますが、寿司・おにぎり用の焼き海苔や高級味付け海苔は日本産の品質が効く領域。海苔・乾物は『食品』として送るので、FDA施設登録・事前通知・英語表示・重金属(無機ヒ素・カドミウム)への配慮を先に整えるとスムーズです。

よくある質問

海苔スナックは日本産が有利?
量販は韓国系ブランドが先行しています。一方で寿司・おにぎり用の焼き海苔や高級味付け海苔は、日本産の品質・香りが評価される領域です。
どれくらい市場が大きい?
米国の海苔スナック小売は2025年に約3.2億ドル(≒512億円)超。世界の海苔市場は約38億ドルで成長が続きます。
海苔を売るのに特別な許可は要る?
食品としての手続き(FDA施設登録・事前通知・英語表示・重金属管理)が要ります。医薬品のような承認は不要です。
一次情報は?
業界の市場レポートとFDAの食品輸入の手続き案内です。最新は各公式をご確認ください。
📘 用語ミニ解説
  • 海苔(nori):寿司・おにぎり・スナックに使う海藻。米国で需要拡大。
  • FDA食品施設登録:食品を米国へ送る施設に求められる登録。2年ごと更新。
  • HTS 1212:食用海藻の関税分類。味付け・加工品は別分類になることも。
🤝 むずかしく見えても、ここは任せられます

需要が伸びている今は、品質で差別化できる好機です。海苔・乾物は食品としての手続き(施設登録・事前通知・表示・残留検査)を一度整えれば、継続的に送れます。HTS分類・FDA手続き・通関・FBA納品は当社(WorldShift)の発送代行(SLC)が道順から支援します。

数値は業界レポートの概況。為替は1ドル≒160円で換算。最新の市場規模は各出典をご確認ください。
※本記事は一般的な情報提供を目的とした見本です。金額はわかりやすさ優先のざっくり試算で、個別の通関・税務判断を保証しません。正確な税率・分類は各製品のHTSコードと最新の公式情報をご確認ください。