
米国の輸入差止・リコールが高水準──2025年は350件超、止められない出し方の備え
止められてからでは、遅い。米国の輸入差止・リコールが高水準で、2025年の消費財リコールは350件超(約・10年で最多)とされる。水際で止まれば再輸出・廃棄で済むが、市場に出た後のリコールは桁違いに高くつく。対応の短い期限と、止められない出し方の備えをまとめた。
2つの局面:水際の差止 と 市場後のリコール
止まり方は大きく2つ。水際の差止は市場に出る前にCBP・FDA・CPSC・USDAが止めるもの(再輸出・廃棄・適合証明で解決)。市場後のリコールは販売済みの製品を回収するもので、消費者通知・返金・物流・ブランド毀損まで及びます。水際で止める方が圧倒的に安いのが鉄則です。
差止の入口と「短い期限」
通知が来たら期限が命です。FDAはImport Alert/DWPEで止め、反証は約10営業日。CBPは30日で判断(過ぎると“みなし排除”で異議申立に)。CPSCは港湾で検査(FY2024に6.5万件超)、USDAは肉・鶏・卵を再検査します。主な差止理由はラベル不備・登録切れ・FSVP不在・誤申告・化粧品の薬効表示です。
止められない出し方:予防と対応
予防が最安で、いざという時は期限内対応です。
- 英語ラベルを正確に:栄養成分・アレルゲン・薬効をうたわない
- 試験・証明:CPSCはCPC+2026/7/8からeFiling(証明データをACEで入港時提出・少額も対象)
- FDA登録/FSVPを有効に、申告(HTS・価額)を正確に
- IOR(輸入者)と連携:差止通知に即応できる体制
- 差止通知が来たら:期限と理由を読み、反証(試験結果・修正ラベル・登録証明)を期限内に提出
ラベル・証明・申告の事前整備と差止対応はSLC(発送代行)、食品・化粧品の専門対応はFDA代行で対応できます。
差止通知が来たら、まず『期限』と『理由』を読むこと。FDAは反証に約10営業日、CBPは30日で判断(過ぎると“みなし排除”で異議申立)。短い窓を逃すと排除・没収に直結します。普段から英語ラベル・適合証明(CPSCはCPC)・FDA登録/FSVPを整え、IOR(輸入者)が即対応できる体制に。水際で止まれば再輸出・廃棄で済みますが、市場に出た後のリコールは返金・通知・ブランド毀損まで及び桁違いに高くつきます——予防が最安です。
よくある質問
- 水際差止:市場前の差止(CBP/FDA/CPSC/USDA)。
- リコール:販売後の製品回収。
- CPSC eFiling:2026/7/8〜の証明データ電子提出義務。
差止やリコールは怖いですが、ほとんどは事前の備えで防げます。英語ラベル・適合証明・CPSCのeFiling準備・FDA登録/FSVP・正確な申告、そして差止時の期限内対応まで、当社の発送代行(SLC)と食品・化粧品のFDA代行が連携して代行。水際で止めて、ブランドを守りながら安心して米国に送れます。

