
米国が食品の『赤色3号』を使用禁止──2027年1月までに代替へ、日本の菓子・飲料も対象
アメリカで“赤”の常識が変わる。FDAは2025年1月15日、合成着色料赤色3号(FD&C Red No.3/erythrosine/E127)の食品・飲料・経口薬での使用認可を失効させた。食品・飲料メーカーは2027年1月15日までに(経口薬は2028年1月18日まで)代替着色料への切替が必要になる。いちご味・赤系の菓子や飲料、トッピング等を米国へ出す日本企業にも直接効いてくる。
何が決まった?
FDAは、合成赤色着色料FD&C Red No.3(赤色3号)を食品・飲料・経口摂取する薬に使うことを認めない決定をしました。根拠はデラニー条項(Delaney Clause)——動物またはヒトで発がん性が示された色素は認可できない、という1960年からの規定です。高用量を与えた雄ラットでがんが確認されたデータが申請で示されたことが直接の引き金になりました。
ヒトでの摂取量で同じリスクがあると示されたわけではありませんが、条文上、認可を続けられないため失効となりました。
いつまでに・何をする?
対応は「使っているか確認 → 代替に切替 → ラベル修正」の順です。
- 使用確認:原材料に「赤色3号 / Red 3 / FD&C Red No.3 / erythrosine」が無いか棚卸し
- 代替選定:赤色40号(Red 40)・ビート(beet)色素・野菜/果汁・パプリカ色素など。色味・耐熱・耐光が変わるので試作で確認
- ラベル修正:成分表示を英語で更新(米国向けロットだけ差し替える運用も有効)
原材料表示の“赤色3号(Red 3 / FD&C Red No.3 / erythrosine)”だけを見て安心しないこと。海外向けに同じ赤系でも「赤色40号(Red 40)」「ビートレッド」「パプリカ色素」など代替は複数あり、色味・耐熱・耐光性が変わります。米国向けロットだけ着色料を差し替える“仕向地別レシピ”にしておくと、国内流通と分けて安全に出せます。
よくある質問
- 赤色3号:FD&C Red No.3。発がん性データを理由に米食品で失効。
- デラニー条項:発がん性添加物の認可を禁じる米国規定。
- 着色料の仕向地別運用:米国向けロットだけ代替着色料に差し替える方法。
「自社製品に赤色3号が入っているか・代替は何か・ラベルはどう直すか」——この切り分けと、米国向けの成分・表示チェックは当社のFDAサポートで対応できます。期限に追われて出荷が止まる前に、対象品の洗い出しから一緒に進められます。

