市場トレンド

米国で焼酎・梅酒が伸びる──二階堂がドジャース公式に。市場は2.5倍へ、TTBの二重対応が要点

2026年6月15日 | 当社(WorldShift)の視点+米国市場・公開データより(市場トレンド)

日本酒・ウイスキーに続く波が焼酎・梅酒だ。世界の焼酎市場は2024年$12億→2033年$25億(年率約9.5%)へ拡大見込み。二階堂はLAドジャースの公式焼酎に、Be:FirstのJUNONがアンバサダーに就くなど米国で攻勢。クラフトスピリッツ人気が追い風だ。輸出ではTTBとFDAの二重対応が要点になる。

TOPIC
$12→25億
世界の焼酎市場(2024→2033予・年率約9.5%)
↑拡大
TOPIC
ドジャース公式
二階堂が米国で攻勢(2025)
TOPIC
クラフト人気
カクテル素材としても伸長
TOPIC
TTB+FDAの二重
酒類は二当局対応
注意

なぜ焼酎・梅酒が伸びている?

背景はクラフトスピリッツ&和食人気芋・麦・米焼酎の多彩な風味と低糖質イメージ、梅酒の甘酸っぱさが“新しい食中・食後酒”として受容されています。バーテンダーがカクテル素材に使い始め、焼酎ハイボール(チューハイ)も入口になっています。

2025年は二階堂がLAドジャースの公式焼酎、Be:FirstのJUNONが米国アンバサダーに就任するなど露出が拡大。世界市場は2024年$12億→2033年$25億(年率約9.5%)へ。日本酒(既存記事)・ウイスキー(既存記事)に続く伸びしろです。(1ドル≒160円換算)

$12億
2024
$25億
2033予
世界の焼酎市場(ドル)/2033は予測(CAGR約9.5%)

市場規模は調査会社で幅があります。

誰が・どこで・いくらで買っているか

販路は酒販店・日本食レストラン・バー・Total Wine等の量販。価格帯は焼酎1本約3,200〜6,400円プレミアム/限定はさらに上。梅酒は贈答・食後酒で安定需要。買い手は和食ファン・クラフト酒愛好家・バー業態で、“ウイスキーの次”を探す層に刺さっています。

芋・麦・米焼酎$3,200〜
本格焼酎
梅酒食後酒
甘酸・贈答
焼酎ハイボール(RTD)数が出る
入門
泡盛・黒糖等地域性
ニッチ

人気の目安。

米国に焼酎・梅酒を輸出するには:手続きの全体像

酒類はTTBとFDAの二重対応が基本です。

  1. TTB:米国の輸入者が輸入業者許可(Importer's Basic Permit)を保有し、銘柄ごとにCOLA(ラベル承認)を取得
  2. FDA:飲料食品として施設登録+事前通知+FSVP
  3. 表示:政府警告文(Government Warning)・アルコール度数・容量を英語で
  4. 連邦物品税:度数・数量に応じた酒税。州ごとの酒類規制(3層制)にも留意
  5. HTS分類:蒸留酒は2208系。梅酒は配合で分類確認

食品衛生(FDA)の対応はFDA代行、通関〜発送はSLC(発送代行)で対応できます。

TTB:米国の酒類タバコ税貿易管理局。酒類輸入の主担当。
COLA:TTBの酒類ラベル承認(銘柄ごとに必要)。
輸入業者許可:酒類を輸入するための米国側の基本許可。
3層制:製造→卸→小売を分ける米国の酒類流通規制。
💡 実務のワンポイント

焼酎・梅酒の輸出は『酒はTTB、食品としてFDA』の二重対応が肝です。とくに米国側の輸入者が輸入業者許可(Basic Permit)を持っていること、銘柄ごとにCOLA(ラベル承認)を取ることが必須で、ここが未了だと出荷できません。ラベルは政府警告文・度数・容量の英語表記が要り、日本語ラベルそのままは不可。さらに州ごとの3層制(製造/卸/小売の分離)で“誰が売れるか”が変わるため、現地の輸入者・ディストリビューター体制を先に固めるのが成功の近道です。梅酒は果実・糖の配合で分類や手続きが変わる点も要確認。

よくある質問

酒類の手続きは?
TTB(輸入業者許可・COLA)とFDA(施設登録・事前通知)の二重対応が基本です。
ラベルは日本語でいい?
不可です。政府警告文・度数・容量を英語表記し、COLA承認が要ります。
誰が米国で売れる?
州の3層制により輸入者/卸/小売が分かれます。現地体制の設計が重要です。
出典は?
焼酎市場の成長予測と、二階堂の米国展開の報道です。
📘 用語ミニ解説
  • TTB:米国の酒類タバコ税貿易管理局。
  • COLA:酒類ラベル承認。
  • 3層制:米国の酒類流通規制。
🤝 むずかしく見えても、ここは任せられます

やることは『TTB(許可・COLA)+FDA(登録・事前通知)+英語ラベル』という決まった型。FDA手続き・通関・発送は当社のFDA代行とSLCが代行し、TTB/輸入者体制も含めて段取りを整えます。日本酒・ウイスキーに続く焼酎・梅酒を、止められず米国市場へ届けられます。

市場規模・成長率は調査会社で幅があります。手続きの最新はTTB/FDAをご確認ください。
※本記事は一般的な情報提供を目的とした見本です。金額はわかりやすさ優先のざっくり試算で、個別の通関・税務判断を保証しません。正確な税率・分類は各製品のHTSコードと最新の公式情報をご確認ください。