
米国の『ボタン電池・コイン電池』安全基準(Reese's Law)──対象製品は電池ぶたの固定+警告表示が必須(施行済)
小さな電池が、見落とされがちな関門になっている。米国ではボタン電池・コイン電池を使う消費者製品の安全基準(通称Reese's Law/16 CFR Part 1263)がすでに施行済みだ。誤飲事故を防ぐため、電池室を簡単に開けられない構造にし、製品・パッケージ・説明書に警告表示を付けることが求められる。対象は子供向け製品に限らず、ボタン電池を使う幅広い日用電子品が含まれる。
何が義務になった?
ボタン電池・コイン電池の誤飲は重い事故につながるため、米国はReese's Lawに基づき16 CFR Part 1263の安全基準を設けました。柱は2つです。
① 構造:電池室を工具を使う/2つ以上の動作をしないと開かない構造にする(試験規格ANSI/UL 4200Aに適合)。
② 表示:誤飲の危険を伝える警告表示を、製品本体・パッケージ・取扱説明書に付ける。
製品の構造要件は2024年3月19日以降の製造・輸入分、電池パッケージの表示要件は2024年9月21日以降の分に適用され、いずれもすでに発効済みです。
子供向け製品(児童製品)に当たる場合は、第三者試験とCPC(児童製品証明書)も別途必要。
日本の輸出者がやること
対象はリモコン・体重計・LEDライト・キーホルダー・小型ガジェットなど、ボタン電池を使う幅広い日用品です。順番はこうです。
- 対象判定:自社品がボタン電池・コイン電池を使うかを確認
- 構造の適合:電池室を工具/ツーアクションで開く構造にし、ANSI/UL 4200Aで試験
- 警告表示:製品・パッケージ・説明書の3か所に所定の警告を付ける
- 児童製品の確認:子供向けなら第三者試験+CPCも用意
対象判定・試験手配・通関は当社の発送代行(SLC)が代行できます。
“子供向けでない”製品でも、ボタン電池・コイン電池を使うなら対象になりうるのが落とし穴。リモコン・体重計・LEDライト・キーホルダー・小型ガジェット等の汎用品も含みます。電池室は工具またはツーアクションでしか開かない構造にし、警告表示は『製品本体・パッケージ・説明書』の3か所に。小型電子品ほど見落としやすいので、出荷前チェックを習慣に。
よくある質問
- ボタン電池・コイン電池:時計・リモコン・小型機器に使う小さな円形電池。誤飲事故が問題に。
- 16 CFR Part 1263:ボタン電池製品の構造・表示を定める米国の強制安全基準。
- 警告表示:誤飲の危険を伝える表示。製品・パッケージ・説明書に必要。
やることは『電池ぶたの固定構造+警告表示+(児童製品なら)試験・CPC』だけ。すでに施行済みのルールなので、いま整えれば止められず通せます。対象判定・試験手配・通関は当社の発送代行(SLC)が代行します。

