関税アラート

米国がSection 232関税を木材・木製家具に拡大(施行済)──木材10%・家具/キャビネット25%、日本は上限15%。30%/50%への引き上げは2027/1/1へ延期

2026年6月19日 | 出典:The White House(Section 232 木材proclamation)+当社(WorldShift)整理(関税)

米国の関税拡大が、いよいよ木の製品にも及んだ。ホワイトハウスはSection 232(通商拡大法232条)の追加関税を木材・木製家具・キッチンキャビネット等に拡大し、2025年10月14日に発効させた。税率は木材・製材10%/木製家具・キャビネット25%。ただし日本はMFN(通常関税)込みで合計15%が上限で、家具30%・キャビネット50%への引き上げは2027年1月1日へ延期された。2026年内は現行レートで採算が組める、ということだ。

TOPIC
10%
木材・製材(softwood)の追加関税
施行
TOPIC
25%
木製家具・キャビネット/洗面台
施行
TOPIC
15%
日本の合計上限(MFN込み)
上限
TOPIC
2027/1/1
30%/50%への引き上げ(延期)
延期

何が決まった?

米国はSection 232(安全保障を理由にした追加関税)を、これまでの鉄鋼・アルミ・銅・自動車に続いて木材・木製家具・キッチンキャビネット/洗面台へ拡大しました。2025年10月14日に発効済みです。

税率は木材・製材が10%木製家具・キャビネット/洗面台が25%。当初は2026年1月1日に家具を30%、キャビネットを50%へ引き上げる予定でしたが、2025年12月31日の布告でこの引き上げは2027年1月1日へ延期されました。日本発はMFN(通常関税)込みで合計15%が上限です(EUと同じ枠組み)。

2025/10/14
Section 232を木材・木製家具・キャビネットへ拡大(発効)
2025/12/31
30%/50%への引き上げを2027/1/1へ延期する布告
2026年内
現行レート(木材10%・家具/キャビ25%・日本は上限15%)
2027/1/1
家具30%・キャビネット50%へ引き上げ予定

率は概況。最終的な税率・上限はHTSと最新の布告で確認。日本発は合計15%上限が効く。

米国に木製品を輸出するには:通関・手続きの全体像

木の製品(家具・キャビネット・合板・木工品・工芸品)を米国へ送る基本ステップです。

  1. HTS分類:まず品目のHTS番号を特定(家具=第94類、合板=第44類など)
  2. 232該当の判定:そのHTSがSection 232(木材)の対象リストに載るかを確認
  3. 税率・上限の確認:対象なら追加関税。日本発は合計15%上限が効くかを確認
  4. レイシー法申告:木材由来は樹種・原産国の申告(PPQ 505)が必要な場合あり(電子申告のみ)
  5. 通関・配送:インボイス・申告価格を正確に。通関は発送代行が代行

HTS分類・232該当の判定・レイシー法申告・通関は当社の発送代行(SLC)が支援します。

Section 232:安全保障を理由に大統領権限で課す追加関税。鉄鋼・アルミ・銅・自動車に続き木材へ拡大。
MFN(通常関税):通常の関税率。日本発は『MFN+追加関税』の合計が15%を超えないよう上限が設定。
レイシー法:木材・植物由来製品に樹種・原産国の申告を課す米国法。2026/1から電子申告のみ。
💡 実務のワンポイント

米国へ木製家具・キッチンキャビネット・洗面台・合板・木工品を送るなら、そのHTSがSection 232(木材)の対象かを先に確認。日本発は『MFN込みで合計15%まで』の上限が効きます。家具30%・キャビネット50%への引き上げは2027年1月1日へ延期されたので、2026年内は現行25%(日本は上限15%)で採算を組めます。

よくある質問

日本からの木製家具は何%?
木製家具・キャビネットの追加関税は25%ですが、日本発はMFN込みで合計15%が上限です。HTSで対象かを確認してください。
30%・50%への引き上げはいつ?
2026年1月1日の予定でしたが、2025/12/31の布告で2027年1月1日へ延期されました。2026年内は現行レートです。
無垢の小物・木工品も対象?
HTSによります。対象リストに載るかを必ず確認を。木材由来はレイシー法の申告も要る場合があります。
一次情報は?
ホワイトハウスのSection 232(木材)proclamationと延期の布告です。最新は公式をご確認ください。
📘 用語ミニ解説
  • Section 232:安全保障を理由にした追加関税の根拠条文。
  • HTS:米国の関税分類番号。税率と232該当はこの番号で決まる。
  • 15%上限:日本発の追加関税の合計上限(MFN込み)。EUと同じ枠組み。
🤝 むずかしく見えても、ここは任せられます

関税のニュースは多いですが、木製品は『対象か』『税率の上限はいくつか』を先に押さえれば計画できます。日本発は合計15%が上限で、引き上げも2027年まで延期=2026年内は予見性が高い状況です。HTS分類・232該当の判定・通関は当社(WorldShift)の発送代行(SLC)が代行します。

率・上限は概況。最新はホワイトハウスのproclamationとHTSをご確認ください。日本発は合計15%上限が効きます。
※本記事は一般的な情報提供を目的とした見本です。金額はわかりやすさ優先のざっくり試算で、個別の通関・税務判断を保証しません。正確な税率・分類は各製品のHTSコードと最新の公式情報をご確認ください。