
米国の専門コーヒーで日本のドリッパーが標準に──Hario V60・Kalita。食品接触と電動機器が要点
米国のスペシャルティコーヒーで、いま“標準器具”は日本製だ。Hario V60は業界標準のドリッパーになり、Kalita Waveも定番。ポアオーバー器具の販売は2020→2023年で約35%増。“淹れる体験”を家庭で再現する需要が続く。輸出では食品接触と電動機器の規制が要点だ。
なぜ日本のコーヒー器具が標準に?
米国のスペシャルティコーヒー文化で、Hario V60は2009年頃に上陸して以降“ポアオーバーの定番”に。らせんリブと大きな抽出口の設計が評価され、バリスタ・カフェ・自宅勢の標準器具になりました。Kalita Wave(安定抽出)、ドリップケトルも人気です。
追い風は“家でカフェ品質”の流れ。ポアオーバー器具は2020→2023年で約35%増と伸び、陶器/ガラス/樹脂のドリッパー・サーバー・スケール・電動ミルまでセット需要が広がっています。(1ドル≒160円換算)
人気の目安。
輸出で押さえる:食品接触と電気の壁
器具は2系統で要件が変わります。
“手で淹れる器具”は通しやすく、“電気もの”は認証が要る、と覚える。
米国にコーヒー器具を輸出するには:手続きの全体像
品目ごとに分けて整えます。
- 食品接触:陶器は鉛・カドミウム溶出基準、樹脂は素材安全性を確認
- 電動機器:120V対応+UL/ETL、無線付きはFCC。100V専用は不可
- HTS分類:陶磁器6912・ガラス70・電気機器85類など品目別
- 原産国表示:“Made in Japan”を明確に(ブランド価値にも)
- 通関:デミニミス終了で少額も正規通関。まとめ輸入で固定費圧縮
分類・梱包・通関〜発送はSLC(発送代行)、小口・個人の越境はallynairで対応できます。
コーヒー器具は『手で淹れる器具』と『電気もの』を分けて考えるのが鉄則です。Hario V60のような陶器ドリッパーは食品接触の鉛・カドミウム溶出(とくにカリフォルニアは厳しい)に注意すれば通しやすい一方、電動ミルや温度調整ケトルは日本の100V専用機が多く、米国の120V対応+UL/ETL認証が無いとそのまま売れません(無線温度計付きならFCCも)。実務では、ドリッパー・サーバー・フィルター・スケールといった“非電気”をまず主力にし、電動機器は120V・認証済みモデルに絞ると、リコールや留置のリスクを避けつつ安全に展開できます。
よくある質問
- 食品接触:食品に触れる器具の安全基準。
- UL/ETL:米国の電気安全認証。
- HTS 6912:陶磁器の台所用品の分類。
ポイントは『非電気は食品接触、電気ものは電圧と認証』の2点だけ。陶器の溶出確認・電動機器の120V/UL/FCC・HTS分類・通関まで、当社の発送代行(SLC)が代行します。米国で標準になった日本のコーヒー器具を、止められず・割高にならず届けられます。

