
米国のペット市場は約1,580億ドル──日本のペット用品に商機。ただしフードは重規制、用品は参入容易
ペットは“家族”——だから財布のひもはゆるい。米国のペット市場は2025年に約1,580億ドル(≒約25.3兆円)で、景気に強い必須家計費だ。日本のペット用品は品質・きめ細かい設計で商機がある。ただしフードは重規制、玩具・用品は参入容易と難度が真逆。要点をまとめた。
なぜ日本のペット用品が売れる?
米国の95百万世帯がペットを飼育し、支出は家族化(humanization)・高級化(premiumization)で単価が上昇。不況にも強い「必須家計費」化が進んでいます。
日本勢の強みは品質・デザイン・きめ細かい設計。グルーミング用品(トリミング道具・消臭シート)や猫用ニッチ製品が評価され、ユニチャームは北米で猫用ウェットスナックという新カテゴリを定着させ、猫砂・犬用スナックへ拡大中(米Hartzを子会社化済)。システムトイレやペット用おむつなど「日本の生活発想」がニッチを作っています。(1ドル≒160円換算)
重要:フード と 用品で難度が真逆
同じ“ペット”でも、輸出のハードルは正反対です。
米国にペット用品を輸出するには:手続きの全体像
- 用品(玩具・アクセサリー・グルーミング):一般消費財。Prop 65(鉛等)・原産国表示を確認すれば参入しやすい
- ⚠️フード・おやつ:FDA施設登録+事前通知+FSVP+DUNS、さらに州登録+AAFCOラベル(2025年に大幅刷新)
- 動物由来成分はUSDA/APHISが絡みうる
- HTS分類:ペットフード2309(無税)/用品は素材別
- デミニミス終了でまとめ輸入
通関〜発送はSLC(発送代行)、食品(フード)の専門対応はFDA代行で対応できます。
ペットは『フードか、用品か』で世界が違います。玩具・アクセサリー・グルーミング用品は一般消費財で、児童製品のような厳しい試験義務はなく(ペットは“children's product”ではない)、Prop 65の鉛など化学物質だけ気をつければ参入しやすいカテゴリ。一方ペットフード・おやつは、FDAの施設登録・事前通知・FSVPに加え、多くの州での製品登録とAAFCOモデルに沿ったラベル(2025年に40年ぶり大幅刷新)が要る重規制で、個人セラーには非推奨。まずは用品から始めるのが現実的です。
よくある質問
- AAFCO:ペットフードのモデル表示規則。
- Prop 65:化学物質の警告表示(CA)。
- HTS 2309:ペットフードの分類(無税)。
用品からなら、すぐ始められます。Prop 65・原産国表示の確認・HTS分類・通関まで、当社の発送代行(SLC)が代行。フードに挑むなら、FDA登録・FSVP・AAFCOラベルまでFDA代行と連携して伴走。難度に応じて無理なく米国のペット市場へ届けられます。

