市場トレンド

米国で日本の清涼飲料が人気──ラムネ・缶コーヒー・カルピス。FDAの食品手続きと表示が要点

2026年6月15日 | 当社(WorldShift)の視点+米国市場・公開データより(市場トレンド)

日本の清涼飲料が米国のアジア食ブームに乗っている。ビー玉ボトルのラムネはSNS映えと懐かしさで定番化し、缶コーヒー(BOSS・UCC)・カルピス・ポカリも配荷拡大。Sangaria・Nishimoto等が米国へ流通させる。輸出ではFDAの食品手続きと表示が要点だ。

TOPIC
ラムネが定番
ビー玉ボトルがSNSで人気
人気
TOPIC
缶コーヒー伸長
BOSS・UCC・ポッカ
TOPIC
FDA食品手続き
施設登録・事前通知・FSVP
TOPIC
酸性化食品に注意
種類で手続きが変わる
注意

なぜ日本の飲料が売れる?

けん引役はラムネビー玉(Codd瓶)の開け方がSNSで“体験”として拡散し、懐かしさ×珍しさでギフト・話題消費に。加えて缶コーヒー(サントリーBOSS・UCC・ポッカ)カルピス(Calpico)・ポカリスエット・伊藤園のお茶系RTDがアジア系スーパーやAmazonで配荷を広げています。

流通はNishimoto Trading・Sangaria U.S.A.等の日系ディストリビューターが担い、H Mart・Costco・Amazonで展開。“バラエティパック”はギフト・お試し需要を取り込んでいます。(1ドル≒160円換算)

ラムネSNS映え
定番・話題性
缶コーヒー伸長
BOSS/UCC
カルピス/乳酸菌ファン
Calpico
ポカリ/お茶RTD数が出る
機能性

人気の目安。

誰が・どこで・いくらで買っているか

販路はアジア系スーパー(H Mart・Mitsuwa)、Amazon、Costco、コンビニ。価格帯はラムネ1本約240〜480円、バラエティパックや缶コーヒー多缶パックはギフト・まとめ買いで単価上昇。買い手はアジア食ファン・Z世代と、“日本旅行で飲んだ味”を求めるリピーターです。

入口
ラムネのビー玉ボトルがSNSで拡散
定着
缶コーヒー・カルピスがアジア系スーパーに
拡大
Amazon・Costcoでバラエティパック化

米国に飲料を輸出するには:手続きの全体像

飲料は食品。種類で手続きが変わります。

  1. FDA施設登録(米国代理人)+事前通知(出荷ごと)FSVP
  2. ⚠️酸性化食品・低酸性缶詰:該当するとFDAへの別登録(FCE/SID)が必要になり得る(炭酸・果汁・乳性飲料は要確認)
  3. 英語表示:栄養成分(Nutrition Facts)・原材料・アレルゲン・カフェイン
  4. HTS分類:清涼飲料は2202系。デミニミス終了で少額も正規通関
  5. ガラス瓶(ラムネ):破損対策の梱包・重量に注意

食品の登録・事前通知はFDA代行、通関〜発送はSLC(発送代行)で対応できます。

酸性化食品:pH調整した食品。FDAへの別登録(FCE/SID)が要る場合がある。
事前通知:食品到着前にFDAへ行う必須申告。
Nutrition Facts:米国の栄養成分表示(英語必須)。
HTS 2202:砂糖等を加えた清涼飲料の分類。
💡 実務のワンポイント

飲料輸出は『どんな飲み物か』で手続きが変わるのが落とし穴です。普通の清涼飲料はFDAの施設登録・事前通知・FSVPで足りますが、pHを調整した“酸性化食品”や“低酸性の缶/レトルト飲料”に該当すると、FDAへのプロセス登録(FCE/SID)が別途必要になり得ます。炭酸・果汁入り・乳性(カルピス系)は特に判定がデリケート。輸出前に各製品の区分をメーカーと確認し、英語のNutrition Facts(カフェイン含有なら明記)を整えること。ラムネはガラス+ビー玉で重く割れやすいので、容積重量と緩衝梱包を前提に送料設計するのもコツです。

よくある質問

飲料に必要な手続きは?
FDA施設登録・事前通知・FSVPが基本。区分により別登録が要る場合があります。
酸性化食品とは?
pH調整した食品で、該当するとFDAへのプロセス登録が必要になり得ます。
ラベルは?
英語の栄養成分・原材料・アレルゲン、カフェイン含有なら明記します。
出典は?
ラムネ等の流通状況と、FDAの飲料・酸性化食品の手続き解説です。
📘 用語ミニ解説
  • 酸性化食品:pH調整食品。別登録(FCE/SID)が要る場合がある。
  • 事前通知:食品到着前のFDA必須申告。
  • HTS 2202:清涼飲料の分類。
🤝 むずかしく見えても、ここは任せられます

押さえどころは『FDA手続き+飲料区分の確認+英語表示』。施設登録・事前通知・FSVP・(必要なら)酸性化食品登録・ラベル・通関まで、当社のFDA代行とSLCが連携して代行します。人気の日本飲料を、止められず・遅れず米国に届けられます。

飲料区分・手続きは製品で異なります。最新はFDAをご確認ください。
※本記事は一般的な情報提供を目的とした見本です。金額はわかりやすさ優先のざっくり試算で、個別の通関・税務判断を保証しません。正確な税率・分類は各製品のHTSコードと最新の公式情報をご確認ください。