物流

米国Amazonの2026年手数料が確定──FBA配送料は平均+$0.08、4月17日から3.5%の燃料サーチャージも

2026年4月17日 | 当社(WorldShift)の視点+Amazon公式告知・業界報道より(物流)

米国Amazonの2026年の手数料改定が出そろった。販売手数料(リファラル)は2025年に続き据え置きで、新たな手数料種別の追加もない。ただしFBA配送料は平均で1点あたり約$0.08(≒13円)値上げ、さらに2026年4月17日から、FBA配送料に3.5%の「燃料・物流サーチャージ」が上乗せされた。小さく薄利な商品ほど率の効きは重いが、裏を返せばコストの全体像が確定した=採算が読める。読めれば、勝てる商品を選べる。(1ドル≒160円換算)

TOPIC
販売手数料 据置
多くは15%(5〜45%)
2026
TOPIC
+$0.08/点
FBA配送料 平均値上げ
1/15〜
TOPIC
+3.5%
燃料・物流サーチャージ
4/17〜
TOPIC
小型品が不利
$10未満は+$0.12と率で重い

2026年1月:販売手数料は据え置き、FBA配送料は小幅増

Amazonは2026年について販売手数料(リファラル)を据え置き、新たな手数料種別も追加しないと発表しました。料率は多くのカテゴリで15%(全体で5〜45%)です。一方でFBA配送料は2026年1月15日から平均+$0.08/点(≒13円)。価格帯で効き方が違い、$10未満は約+$0.12(≒19円)/$10〜50は約+$0.08/$50超は約+$0.31(≒50円)。特大サイズは逆に平均-$2.08/点(≒-333円)下がります。薄利な小型品ほど、わずかな増額が利益率を削る点に注意です。

$10未満の商品率で最も重い
+$0.12/点
$10〜50の商品平均的
+$0.08/点
$50超の商品額は大きいが率は軽い
+$0.31/点
特大サイズ値下げ
-$2.08/点

2026/1/15〜のFBA配送料の改定幅(価格帯別)。

2026年4月:FBA配送料に3.5%の燃料・物流サーチャージ

2026年4月17日から、FBA配送料の全体に3.5%のサーチャージが上乗せされました。対象は米国・カナダのFBA配送料とリモートフルフィルメントで、5月2日からはBuy with Prime・マルチチャネル(MCF)にも拡大。料率は販売価格でなく「配送料」に対してかかり、米国FBAで1点あたり約+$0.17(≒27円)、サイズで変動します。Amazonは燃料・物流コストの高騰を理由に挙げています。改定後の配送料は「公表配送料×1.035」で概算できます。

  1. SKUごとに「関税・FBA配送料・サーチャージ・販売手数料・送料」まで込みで黒字かを再計算する
  2. 薄利な小型・低単価品は、率の効きが重いので価格・品揃えを見直す
  3. まとめ輸入+米国内納品で通関・国際送料の固定費を分散し、採算の土台を作る

関税・通関・FBA納品の設計はSLC(発送代行)でまとめて相談できます。

リファラル手数料:売上に対してかかるAmazonの販売手数料。多くは15%。
FBA配送料:保管とは別に、出荷1点ごとにかかる配送代行料。
サーチャージ:燃料・物流コスト変動を反映する割増料金。配送料に対し3.5%。
MCF:マルチチャネルフルフィルメント。Amazon以外の注文をFBA在庫で出荷。
💡 実務のワンポイント

手数料改定で利益が削れる時、つい『販売手数料』に目が行きますが、2026年の本丸はFBA配送料側です。販売手数料は据え置きでも、配送料の小幅増+3.5%サーチャージが、薄利な小型品の利益率をじわじわ削ります。プロは商品ごとに『仕入+国際送料+関税+FBA配送料×1.035+販売手数料』を一枚で並べ、黒字幅が薄いSKUを価格改定するか畳みます。そのうえで、まとめ輸入で通関・送料の固定費を分散すれば、サーチャージ分は十分に吸収できます。数字で並べてから判断するのが鉄則です。

よくある質問

販売手数料は上がった?
いいえ。2025年に続き2026年も据え置きで、多くは15%のままです。
一番効くのは?
FBA配送料の小幅増(平均+$0.08)と、4月17日からの3.5%サーチャージです。
どれくらいの負担?
米国FBAで1点あたり約+$0.17(≒27円)。配送料×1.035で概算できます。
出典は?
Amazonの公式告知と業界報道(Supply Chain Dive等)です。
📘 用語ミニ解説
  • リファラル手数料:Amazonの販売手数料(多くは15%)。
  • FBA配送料:出荷1点ごとの配送代行料。
  • サーチャージ:配送料への3.5%割増(燃料・物流)。
🤝 むずかしく見えても、ここは任せられます

値上げは率にすると小さく、設計でほぼ吸収できます。商品ごとの採算試算、関税込みのコスト設計、まとめ輸入による固定費の分散まで、当社の発送代行(SLC)がサポートします。手数料が動いても、止められず・薄利化させずに米国Amazonで戦えます。

手数料・サーチャージは変動します。最新はAmazon公式(セラーセントラル)をご確認ください。
※本記事は一般的な情報提供を目的とした見本です。金額はわかりやすさ優先のざっくり試算で、個別の通関・税務判断を保証しません。正確な税率・分類は各製品のHTSコードと最新の公式情報をご確認ください。