市場トレンド

米国で日本の野球グラブが人気沸騰──大谷効果で関連需要+60%、ミズノ等の職人技に注目

2026年6月15日 | 当社(WorldShift)の視点+米国市場・公開データより(市場トレンド)

大谷翔平の活躍で、米国の野球熱が日本製ギアに向かっている。野球用品の需要は大谷効果で+60%、なかでもミズノ・SSK・久保田スラッガーなどの日本製グラブの“型・革・職人技”が本格志向の選手・コレクターに評価される。ミズノは野球用品売上で世界1位(年商約2,448億円)。輸出の勘所をまとめた。

TOPIC
+60%
大谷効果での野球用品需要(2024)
↑急増
TOPIC
ミズノ世界1位
野球用品売上(年商約2,448億円)
TOPIC
職人技のグラブ
型・革・揉みで差別化
TOPIC
HTS 9506
スポーツ用品・革に留意

なぜ日本の野球グラブが売れる?

軸は大谷翔平を筆頭にしたNPB出身選手の活躍と、日本製グラブの作り込みミズノ(Mizuno Pro)・SSK・ZETT・久保田スラッガー革質・型付け・縫製で「一生もの」として評価され、本格志向のプレーヤーやコレクターが指名買いします。

大谷効果で野球用品の需要は+60%に跳ね、Rawlingsが日本限定だったHeart of the Hideを米国でも限定販売するなど、“日本仕様”への注目が高まりました。ミズノは野球用品売上で世界1位(年商約2,448億円)。グラブのほかバット・スパイク・ウェアも動いています。(1ドル≒160円換算)

ミズノ(Mizuno Pro)プロ志向
本格・型付け
久保田スラッガー指名買い
型の良さ
SSK/ZETTコスパ〜本格
硬式人気
バット・スパイク等セット
周辺需要

人気の目安。

誰が・どこで・いくらで買っているか

販路はAmazon・野球専門店・eBay・専門越境EC。価格帯は本格グラブ約3.2〜6.4万円、プロモデル・限定はさらに上。買い手は本格志向の選手・指導者・親(子供の硬式)と、“日本仕様の革・型”を求めるコレクターです。型付け・湯もみなどの仕上げサービスも付加価値になります。

きっかけ
大谷ら日本人選手の活躍で野球熱が再燃
需要
本格志向が日本製グラブの型・革を評価
拡大
限定『日本仕様』モデルが米国でも人気

米国に野球グラブを輸出するには:手続きの全体像

分類と素材(革)が要点です。

  1. HTS分類:スポーツ用品は9506系。グラブ等はこの枠で分類(多くは低率)
  2. 革製品:原則問題ないが、エキゾチックレザー(ワニ等)はCITESの対象。一般的な牛革グラブは対象外
  3. 原産国表示:“Made in Japan”を明確に(ブランド価値に直結)
  4. 子供向け:少年用と銘打つ場合はCPSCの観点も確認
  5. 通関:デミニミス終了で少額も正規通関。まとめ輸入で固定費圧縮

分類・梱包・通関〜発送はSLC(発送代行)、小口・個人の越境はallynairで対応できます。

HTS 9506:スポーツ用品・運動用具の分類。
型付け:グラブを使いやすい形に仕上げる工程。付加価値。
CITES:ワシントン条約。エキゾチックレザー等を規制。
Mizuno Pro:ミズノの本格志向グラブのブランド。
💡 実務のワンポイント

野球グラブは一般的な牛革・スポーツ用品(HTS9506)としてスムーズに通せる優良商材ですが、付加価値の出し方が勝負どころです。日本の強みである『型付け・湯もみ仕上げ』を施した状態で送ると、米国の本格志向プレーヤーに刺さり単価が上がります。注意点は素材だけ——ワニ革など一部のエキゾチックレザーを使ったモデルはワシントン条約(CITES)の許可が要る場合があるので、革の種類を確認しておくこと。少年用と銘打つ場合はCPSCの観点も一応おさえておくと安心です。

よくある質問

グラブの関税は?
スポーツ用品(HTS9506系)で多くは低率です。
革で注意は?
一般的な牛革は問題ありません。ワニ等のエキゾチックレザーはCITESの対象です。
付加価値の付け方は?
型付け・湯もみ仕上げが日本製の強み。単価アップにつながります。
出典は?
ミズノの野球用品売上首位と、大谷効果による需要増の報道です。
📘 用語ミニ解説
  • HTS 9506:スポーツ用品の分類。
  • 型付け:グラブの仕上げ工程。
  • CITES:ワシントン条約(特定動物素材を規制)。
🤝 むずかしく見えても、ここは任せられます

押さえどころは『HTS分類+革素材の確認』だけで、一般的なグラブはスムーズに通せます。分類・型付けなど付加価値品の梱包・通関・FBA向けのまとめ納品まで当社の発送代行(SLC)が代行。大谷効果で沸く米国の野球需要に、止められず・割高にならず乗せられます。

数値は調査会社・会計期で変動します。分類の最新はHTS/CBPをご確認ください。
※本記事は一般的な情報提供を目的とした見本です。金額はわかりやすさ優先のざっくり試算で、個別の通関・税務判断を保証しません。正確な税率・分類は各製品のHTSコードと最新の公式情報をご確認ください。