市場トレンド

米国で日本の自転車パーツが定番──シマノが世界シェア7〜8割。Di2はFCC・電池、完成車はCPSC

2026年6月12日 | 当社(WorldShift)の視点+米国市場・公開データより(市場トレンド)

世界の自転車は、日本の部品で走っている。シマノは自転車コンポーネントの世界シェア7〜8割を握り、世界市場は約135億ドル(≒約2.2兆円)・年率約6.7%。Dura-Ace・105・Di2(電動変速)が米国でも定番だ。ただしDi2はFCC・電池、完成車・ヘルメットはCPSCに注意。需要と勘所をまとめた。

TOPIC
世界シェア7〜8割
シマノのコンポ支配
圧倒的
TOPIC
約135億ドル
世界の自転車コンポ市場(2025・約2.2兆円)
TOPIC
Di2はFCC+電池
電動変速は無線・リチウム
注意
TOPIC
完成車はCPSC
単体コンポは緩い

なぜ日本の自転車パーツが売れる?

中核はシマノのグループセットです。Dura-Ace(最上位)・Ultegra・105(普及ミドル)Di2(電動変速)、油圧ディスクブレーキ、ハブまで、品質・信頼性・互換エコシステムが圧倒的で、コンポ市場の金額ベースで約7〜8割を握ります(SRAMの2倍超)。いまはワイヤレス化へ移行中です。

加えて、日東(ハンドル/ステム)・MKS(ペダル)等が米国のクラシック・ツーリング・カスタム層で根強い支持。シマノFY2024は自転車部門が売上の76.6%を占め、純利益は前年比+24.8%でした。(1ドル≒160円換算)

135億$
2025
175億$
2029予
世界の自転車コンポーネント市場規模(ドル)/2029は予測(CAGR約6.7%)

誰が・どこで・いくらで買っているか

販路は地域バイクショップ(組付け・保証)、専門オンライン(Jenson USA・Competitive Cyclist等)、Amazon・eBay(中古・廃番)、The Pro's Closet(認定中古)。価格帯は105(エントリー〜ミドル)→Ultegra(アッパーミドル)→Dura-Ace/Di2(電動・プレミアム=数十万円帯)。買い手はロード/グラベルの愛好家が中心です。

Dura-Ace/Di2電動・最上位
数十万円帯
Ultegra性能志向
アッパーミドル
105普及帯
エントリー〜ミドル

価格帯のイメージ。グレード・新旧で変わります。

米国に自転車パーツを輸出するには:手続きの全体像

  1. HTS分類:自転車部品(8714)は無税〜10%と品目で差。要分類
  2. ⚠️Di2・電動・eバイク部品:無線はFCC、電池(BT-DN系)はリチウム(UN3481)で航空便制限
  3. ⚠️CPSC完成車は16 CFR 1512ヘルメットは1203(単体コンポは規制が緩い)
  4. Section 301:中国原産は要確認(日本原産は対象外)
  5. デミニミス終了でまとめ輸入

分類・通関〜発送はSLC(発送代行)で対応できます。

HTS 8714:自転車部品の分類。無税〜10%。
Di2:シマノの電動変速。無線+リチウム電池に注意。
16 CFR 1512:完成車のCPSC規制(単体コンポは緩い)。
UN3481:Di2バッテリー等の輸送区分。
💡 実務のワンポイント

自転車は『売る物が部品か完成車か』で要件が分かれます。単体コンポーネント(スプロケット・ブレーキ・変速機)はHTS 8714で無税〜10%、CPSCの完成車規則(16 CFR 1512)やヘルメット規則(1203)の直接適用は限定的。一方、完成車やヘルメットを売るならCPSC規則への適合が必須です。さらにDi2など電動変速・eバイク部品は、無線のFCCとリチウム電池(UN3481)の二重ハードル——電池は航空便に制限があるため輸送方法も要確認です。

よくある質問

部品の関税は?
HTS 8714で無税〜10%。品目で差があるため要分類です。
Di2は何が要る?
無線のFCCとリチウム電池(UN3481)対応です。航空便に制限があります。
CPSCは部品も対象?
完成車(1512)・ヘルメット(1203)が対象で、単体コンポは緩いです。
出典は?
シマノIR、USITCのHTS、CPSCの16 CFR 1512/1203。
📘 用語ミニ解説
  • Di2:シマノの電動変速。
  • 16 CFR 1512:完成車のCPSC規制。
  • HTS 8714:自転車部品の分類。
🤝 むずかしく見えても、ここは任せられます

部品か完成車か、電動か機械式かを見極めれば確実に通せます。HTS分類・Di2のFCC/電池対応・完成車/ヘルメットのCPSC・通関まで、当社の発送代行(SLC)が代行。シェア7〜8割の日本ブランドの強みを、止めず米国へ届けられます。

市場規模は調査会社で幅があります。関税・CPSC要件は最新のHTS/CBP/CPSCをご確認ください。
※本記事は一般的な情報提供を目的とした見本です。金額はわかりやすさ優先のざっくり試算で、個別の通関・税務判断を保証しません。正確な税率・分類は各製品のHTSコードと最新の公式情報をご確認ください。