
米国で日本の菓子・調味料が伸びている──だが『ラベル不備』はFDA輸入差し止めの最多級。栄養成分+アレルゲン表示が必須
米国で日本の菓子・グミ・スナック・調味料の人気は伸びている。だが、入口でつまずく事業者がとても多い——理由は商品力ではなく「ラベル」だ。米国で売る包装食品には栄養成分表示・原材料・アレルゲン・英語表示が法的に必須で、これらの不備(misbranding)は、FDAが食品の輸入を差し止める“最多級”の理由。とくに2023年から第9のアレルゲンに加わった「ごま(sesame)」の未表示が、いまの盲点だ。逆に言えば——ラベルさえ正しく作れば、止まらず売れる。
なぜ商機?──でも“入口の壁”はラベルにある
米国のアジア食品市場は約381億ドル規模(≒6.1兆円)に拡大し、日本のグミ(Hi-Chew等)・スナック・調味料はSNS発で需要が伸びています。ところが、せっかく米国で売れる商品でも「ラベル不備」で通関や出品が止まる事故が後を絶ちません。
米国の調査(USDA-ERS)では、輸入食品が拒否される理由のうち“表示の誤り・欠如(misbranding)”が約4割を占め、非チョコ菓子・ベーカリー・チョコ/ココア——まさにパッケージ菓子・スナック領域に集中しています。商品力でなくラベルで落ちるのは、いちばんもったいない負け方です。
市場規模は民間調査で定義により幅あり。拒否理由の割合はUSDA-ERSの分析(2009〜13年)に基づく概況です。
米国の包装食品に“必須”のラベル要素
米国で小売される包装食品には、次が法的に必須です(21 CFR Part 101)。
- 栄養成分表示(Nutrition Facts):所定の様式(21 CFR 101.9)。2016年改定で「添加糖(Added Sugars)」欄やカロリー大型化が入り、移行は完了済み
- 原材料名:配合量の多い順に、米国で認められた一般名で記載(21 CFR 101.4)
- アレルゲン表示:9大アレルゲン(牛乳・卵・魚・甲殻類・木の実・落花生・小麦・大豆+ごま)を「Contains …」で明示(FALCPA/FASTER法)
- 正味量:メートル法(g/mL)と米国慣用(oz)の両方を併記(片方だけは不可)
- 製造者/包装者/流通者の名称・住所、そして英語表示(日本語のみは不可)
「体に良い」等の健康強調表示はFDAの規制対象。根拠の無い表示はmisbrandingになり、つけると小規模事業者の栄養表示免除も使えなくなります。
止まらないラベルの作り方──5ステップ
順に整えれば確実です。
- 英語ラベルへ作り替え:原材料・栄養成分・正味量・社名住所を英語で。正味量はg+ozの両方
- 9大アレルゲンを総点検:とくにごま(油・ねりごま・タレ)・大豆(醤油・味噌)・小麦を「Contains …」に漏れなく
- 添加物・着色料を確認:日本で合法でも米国で未承認の食品添加物・合成着色料は使用不可(原材料表示は米国の一般名で)
- Nutrition Factsを21 CFR 101.9準拠で作成:1食量(RACC)・添加糖まで正しく
- Amazon用の画像:箱型は6面すべて、栄養成分・原材料・アレルゲンが鮮明に読める画像を用意
英語ラベルの作成、アレルゲン・添加物のチェック、Nutrition Facts作成までを当社のFDAサポートと発送代行(SLC)で対応します。
いま最も危ない盲点は『ごま(sesame)』アレルゲンの未表示です。2023年1月1日施行で第9アレルゲンに加わった比較的新しいルールで、和菓子・せんべい・ごま油使用のスナック・タレ類は該当しがちなのに、日本の旧ラベルは“ごま”をアレルゲンとして明記していないことが多い。「Contains: …, Sesame」を必ず追加してください(醤油・味噌の大豆、麺類の小麦も同様)。次に多いのが、日本語ラベルのまま/正味量がメートル法のみ=即misbranding。正味量はg(mL)とozの両方併記が法定です。さらに、日本で合法でも米国で未承認の食品添加物・合成着色料(一部のタール系色素など)は使用不可で、原材料は米国の一般名で書く必要があります。『体に良い』等の健康強調表示は安易に付けない——規制対象なうえ、付けると小規模免除も失います。
よくある質問
- Nutrition Facts:栄養成分表示パネル(21 CFR 101.9)。
- FALCPA:食品アレルゲン表示法。FASTER法で“ごま”追加。
- misbranding:誤表示・表示欠如。輸入差し止めの最頻理由の一つ。
- 小規模免除:一定の小規模事業者は栄養表示が免除。ただし健康表示を付けると失効。
ラベルは“怖い壁”ではなく、出荷前に潰せる作業です。要点は3つだけ——①英語で栄養成分・原材料・正味量(g+oz)・社名住所を表示、②9大アレルゲン(とくにごま)を漏れなく、③米国未承認の添加物・色素を避ける。この英語ラベル化・アレルゲン/添加物チェック・Nutrition Facts作成の煩雑さは当社のFDAサポートが代行します。あなたは“米国で売れる日本の味”を選び、出すことに集中できます。

