カリフォルニアが1/1からe-bike・電動モビリティ電池に『UL認証』を義務化(SB1271)──無認証は販売不可。ニューヨーク市も。電動アシスト自転車・電動スクーターの対米輸出に必須(施行済)
バッテリー火災を防ぐ動きが、ついに「認証が無いと売れない」段階へ。カリフォルニア州(SB1271)は2026年1月1日から、州内で売る新品のe-bike(電動アシスト自転車)・充電器・電池パックに、UL2849/UL2271(またはEN15194)の第三者安全認証を義務づけた。無認証品は販売・レンタルができない。ニューヨーク市でもLocal Law 39でe-bike・電動スクーター・電池の認証が義務化済み。電動モビリティを米国へ出すなら、認証は“入場券”だ。
何が義務化された?──認証が無いと売れない
カリフォルニア州法SB1271は、2026年1月1日から州内で販売・リース・レンタルする新品のe-bike・充電器・電池パックに、次の第三者安全認証を求めます。
- UL2849:e-bikeの電気システム全体
- UL2271:電池パック(軽電動車両用)
- またはEN15194(欧州の電動アシスト自転車規格)
認証ラボ(第三者機関)で試験・認証されていない電池・車体・充電器は、カリフォルニアで売れません。レンタル事業者向けは2028年1月1日から対象です。
ニューヨーク市はすでにLocal Law 39(2023)で、e-bike=UL2849、電動スクーター等=UL2272、電池=UL2271の認証を義務化しています。
連邦でもCPSCが電動モビリティ電池の安全基準を規則案として検討中ですが、本記事の義務はカリフォルニア州・ニューヨーク市の確定ルールです。
米国へ電動モビリティを出すには──認証から逆算する
順番が大事です。認証は時間がかかるので、早めに着手します。
- 規格を特定:車体=UL2849、電池=UL2271、スクーター=UL2272。販売先(CA/NYC等)で必要な規格を確認
- 第三者認証を取得:UL等の認定機関で試験・認証。リチウム電池なのでUN38.3(輸送試験)も並行で用意
- 表示:認証マーク・モデル情報を製品とリスティングに反映
- 輸送:電池は危険物。充電30%以下での空輸など、危険物ルールに沿って送る
- 通関・FBA納品:認証・書類をそろえて通す
規格の特定から認証の段取り、危険物輸送、通関・FBA納品までを当社の発送代行(SLC)が伴走します。
盲点は『認証は車体だけ』という思い込みです。SB1271は電池パック(UL2271)と充電器も対象——日本メーカーの完成車が車体(UL2849)を取っていても、交換用バッテリーや別売り充電器が未認証だと、その電池・充電器は売れません。販売する“すべての構成品”について認証の有無を棚卸しするのが先決です。さらに認証取得には数か月かかることが多いので、在庫を仕込む前に着手すること。輸送面でも、これらは大型のリチウム電池=危険物なので、UN38.3と空輸の充電30%以下を認証と同時に段取りしておくと、認証は取れたのに送れない、という二度手間を防げます。
よくある質問
- SB1271:カリフォルニアのe-bike電池安全法(2026/1/1〜UL認証義務)。
- UL2849:e-bikeの電気システムの安全規格。
- UL2271:軽電動車両用の電池パックの安全規格。
- Local Law 39:ニューヨーク市の電動モビリティ電池認証義務(2023)。
ハードルは高く見えますが、要は『売る構成品(車体・電池・充電器)に必要なUL認証をそろえ、危険物として正しく送る』ことに尽きます。日本のモビリティ製品は品質が高く、認証要件を満たせるものが多い。規格の特定、第三者認証の段取り、UN38.3や充電30%以下といった危険物輸送、通関・FBA納品まで、当社(WorldShift)の発送代行(SLC)が伴走します。認証という“入場券”さえ整えれば、急成長する米国の電動モビリティ市場に正面から出られます。

