
FDA規制
米国の『healthy(健康的)』表示が新基準に──2028年から、砂糖・塩・脂肪に上限
アメリカのパッケージから“healthy(健康的)”の意味が変わる。FDAは2024年12月、食品に任意で表示できる「healthy」の新基準を最終化した。順守期限は2028年2月25日(任意の先行使用は2025年4月28日から可)。従来の「脂肪が少ない」中心の基準から、食品群を一定量含み、かつ添加糖・飽和脂肪・ナトリウムの上限を満たす方式へ変わる。
TOPIC
2024/12
FDAが新基準を最終化
新基準TOPIC
2028/2/25
順守期限
TOPIC
2025/4/28
任意の先行使用 開始
TOPIC
任意表示
使う場合は新基準が必須
何が変わる?
新しい「healthy」を名乗るには、次の2つを同時に満たす必要があります。
- 食品群を一定量含む:果物・野菜・全粒穀物・無脂肪/低脂肪乳・たんぱく質食品など、米国の食生活指針(Dietary Guidelines)が勧めるグループのいずれかを規定量
- 上限を超えない:添加糖・飽和脂肪・ナトリウムがそれぞれ基準値以下
この見直しで、これまで表示できなかったナッツ・種子・脂ののった魚(サーモン等)・一部の油・水なども条件を満たせば「healthy」と表示できるようになります。
日本の輸出者はどうする?
“healthy”は義務ではなく任意です。使うかどうかも含めて設計します。
- 満たせる主力品:栄養計算で基準クリアを確認 → 「healthy」を訴求に使う
- 満たせない品:無理に狙わず、原料・製法・産地など別の強みで訴求
- 移行:2028年2月25日までに、表示する製品は新基準へ
表示可否の栄養計算とラベル整合は当社のFDAサポートで確認できます。
栄養強調表示:「healthy」など栄養に関する任意の表示。基準を満たす必要がある。
添加糖(added sugars):製造時に加えた糖。新基準で上限が設定。
Dietary Guidelines:米国の食生活指針。推奨食品群の根拠。
💡 実務のワンポイント
“healthy”は任意表示なので「使わない」という選択も戦略です。新基準では食品群(果物/野菜/全粒/低脂肪乳/たんぱく質)を一定量含み、かつ添加糖・飽和脂肪・ナトリウムの上限を満たす必要があり、ハードルは上がりました。無理に表示を狙うより、満たせる主力品にだけ付け、満たせない品は別の訴求(原料・製法・産地)に切り替えるのが安全です。
よくある質問
「healthy」は必ず付けないとダメ?
いいえ。任意表示です。使う場合のみ新基準を満たす必要があります。
いつから・いつまで?
任意の先行使用は2025年4月28日から、順守期限は2028年2月25日です。
どんな品が新たに名乗れる?
ナッツ・種子・サーモン等の脂ののった魚・一部の油・水なども、条件を満たせば可能です。
一次情報は?
FDAの『Use of the “Healthy” Claim on Food Labeling』と連邦官報の最終規則です。
📘 用語ミニ解説
- healthy表示:FDAの新基準を満たした食品だけが使える任意表示。
- 添加糖:製造時に加えた糖。新基準で上限あり。
- 飽和脂肪:上限管理の対象栄養素の一つ。
🤝 むずかしく見えても、ここは任せられます
「自社の米国向け商品が新“healthy”基準を満たすか」「表示を使うべきか・別訴求にすべきか」の判断と、英語ラベルの整合チェックは当社のFDAサポートで対応します。任意表示でつまずいて回収…を避けられます。
出典・参考
基準・期限は2026年6月時点の概況。最新はFDA公式をご確認ください。

