FDA規制

米国が食品パッケージ前面に栄養表示を義務化へ──『Nutrition Info』で高・中・低を明示(提案)

2026年6月16日 | 出典:FDA(Front-of-Package Nutrition Labeling 提案)+当社(WorldShift)整理(FDA規制)

アメリカの食品パッケージの“表面”に、新しい栄養ラベルが載るかもしれない。FDAは2025年1月、パッケージ前面(主表示面)に「Nutrition Info」ボックスの表示を義務づける規則案を公表した。飽和脂肪・ナトリウム・添加糖について、1食あたりの%と「High/Medium/Low(高・中・低)」を前面に明示させる内容だ。まだ“提案”段階だが、確定すればパッケージ改版が必要になる。

TOPIC
2025/1
FDAが前面表示の規則案を公表
提案
TOPIC
3栄養素
飽和脂肪・ナトリウム・添加糖
TOPIC
高/中/低
前面で水準を明示
TOPIC
提案段階
確定前=今は表示義務なし

提案の中身

裏面の栄養成分表示(Nutrition Facts)に加え、主表示面(パッケージの“顔”)に小さなNutrition Info ボックスを置く案です。

  • 対象栄養素は飽和脂肪・ナトリウム・添加糖の3つ
  • 1食あたりの%デイリーバリューと、High/Medium/Lowの判定を表示
  • 色分け(信号色)は求めない方針
  • 対象は栄養成分表示が必要なほとんどの食品

慢性疾患と関係が深い3栄養素を、買う前に一目で分かるようにする狙いです。

日本の輸出者への影響と今やること

まだ確定していません(意見募集を経て最終規則へ)。とはいえ準備は前倒しが有利です。

  1. 対象確認:米国でNutrition Facts表示が要る食品なら、ほぼ対象
  2. 自社数値の把握:飽和脂肪・ナトリウム・添加糖の1食あたり値を今のうちに整理
  3. 版下の余白確保:前面にボックスを足せるデザイン余地を見ておく

確定後のラベル対応は当社のFDAサポートで進められます。

FOP(前面表示):Front-of-Packageの略。パッケージ前面の栄養表示。
Nutrition Info ボックス:前面に置く新しい栄養サマリー表示。
主表示面:パッケージの“顔”にあたる主たる表示面。
💡 実務のワンポイント

まだ“提案”段階=今すぐ表示義務はありません。ただし対象になれば前面(表)に新ボックスを足す=パッケージ改版が必要で、リードタイムが長い輸出品ほど早めの版下準備が効きます。確定を待つより、飽和脂肪・ナトリウム・添加糖の自社数値を今のうちに把握しておくと、確定後すぐ動けます。

よくある質問

もう表示しないといけない?
いいえ。現時点は“提案”段階で、表示義務はまだありません。最終規則の確定後に施行されます。
何を表示する?
飽和脂肪・ナトリウム・添加糖の%と、高/中/低の判定を前面に表示する案です。
対象は?
栄養成分表示(Nutrition Facts)が必要なほとんどの食品が対象とされています。
一次情報は?
FDAの『Front-of-Package Nutrition Labeling』ページと連邦官報の提案規則(90 FR 5426)です。
📘 用語ミニ解説
  • FOP表示:パッケージ前面の栄養表示。米国で義務化が提案中。
  • 添加糖:前面表示の対象栄養素の一つ。
  • 提案規則:意見募集を経て最終規則になる前段階の規則案。
🤝 むずかしく見えても、ここは任せられます

「自社品が対象か」「前面表示でどう見えるか」「いつまでに版下を直すか」——提案段階からの影響整理と、確定後のラベル対応まで当社のFDAサポートで伴走します。提案を見える化して、慌てず備えられます。

提案段階の内容。最終規則で変わる可能性があります。最新はFDA公式をご確認ください。
※本記事は一般的な情報提供を目的とした見本です。金額はわかりやすさ優先のざっくり試算で、個別の通関・税務判断を保証しません。正確な税率・分類は各製品のHTSコードと最新の公式情報をご確認ください。