
米国デミニミス終了後の小口配送──「まとめ輸入」でコストを抑える送り方
送り方を変えるだけで、コストは大きく変わる。米国の「$800まで無税(デミニミス)」が2025年8月29日に全世界で終了し、少額の小包もすべて課税・通関対象になった。従来は年間約13.6億個もの小包がこの免税で米国に入っていた。1個ずつ送ると手数料がかさむ時代に、「まとめ輸入(コンソリ)」でコストを抑える送り方をまとめた。
何が変わった? $800免税の終了
米国は少額輸入を無税にするデミニミス($800以下・Section 321)を、2025年に段階的に縮小し、8月29日に全世界向けで停止しました。いまは少額の小包も通常の通関+関税・手数料の対象です。かつては年間約13.6億個(FY2024・推計総額 約10.3兆円相当)がこの免税で流入しており、その「無税ルート」が消えたインパクトは大きいです。(1ドル≒160円換算)
小口を1つずつ送ると損をする理由
通関手数料は1申告ごとにかかります。MPF(通関手数料)は正式通関で申告額の0.3464%・1件あたり下限 約5,400円($33.58)/上限 約10.4万円($651.50)。海上輸送ではさらにHMF(港湾維持費)0.125%。つまり小口を分けるほど「下限手数料」を何度も払うことになります。同じ商品なら、まとめて1申告にした方が割安です。(FY2026・1ドル≒160円換算)
米国へ小口商品を送るには:コストを抑える手順
「まとめて入れて、米国内から配る」が基本形です。
- まとめ輸入(コンソリ):多数の小口を1便のバルクにして1回で通関
- US倉庫・FBAに前送り:在庫を米国に置き、注文ごとは国内発送に切替
- 輸入者(IOR)を立てる:固定費を多数の商品で割り、1個あたりを下げる
- HTS分類を正確に:誤分類による過大関税を避ける
- 申告価格を適正に:ファーストセール等で課税価額を適正化
まとめ輸入の設計・通関・US発送はSLC(発送代行)で対応できます。
小口を分けて送って課税を避けようとするのは逆効果です。CBPは『分割輸入(splitting)』を強く警戒しており、見つかればまとめて追徴されます。むしろ正規にまとめて通関すればMPFは1件 上限 約10.4万円で頭打ち——数を出すほど1個あたりは下がります。『脱法で安く』でなく『まとめて正規で安く』が正解です。
よくある質問
- デミニミス:$800以下の無税制度。2025/8/29全世界停止。
- MPF:通関手数料(0.3464%・下限/上限あり)。
- HMF:港湾維持費(海上0.125%)。
制度は変わりましたが、やることはシンプルです。①まとめて入れる②米国内から配る——この型にすれば小口でもコストは抑えられます。コンソリ設計・HTS分類・通関・US倉庫からの発送まで、当社の発送代行(SLC)がまるごと代行。止めず・遅れず・余計な手数料をかけずに通します。

