
米国で日本のベビー用品が高評価──おむつMerries・哺乳びんPigeon。ただし児童製品規制は米国屈指の厳しさ
「日本製は安心」が、子育てでも効く。米国で日本のベビー用品が高く評価され、米国市場は約365億ドル(≒約5.8兆円)・年率約4.3%。おむつMerries・哺乳びんPigeonはプレミアムで支持される。ただしベビー用品は「児童製品」で米国屈指の高規制——第三者試験やASTMが壁だ。需要と、避けて通れない規制の要点をまとめた。
なぜ日本のベビー用品が売れる?
強みは品質・安全性の評判です。高品質素材・無香料・敏感肌配慮が米国の親層に支持されています。おむつのMerries(柔らかさで高評価)・Moony(吸収力)は、日本で約$10のパックが米国では大幅マークアップでも売れ、転売プレミアムが成立。「日本製は吸収力・柔らかさが上」という口コミが高価格を正当化しています。
授乳・哺乳用品のPigeonは日本の哺乳びんシェア80%超で、米国でも哺乳びん・乳首・スキンケアを展開し医療従事者の信頼を得ています。ベビーローション等のスキンケアやベビーカーもプレミアム帯で差別化余地あり。オンライン販売が最速で伸びています。(1ドル≒160円換算)
重要:児童製品は米国屈指の高規制
ベビー用品はCPSC管轄の「児童製品」で、規制が最も厳しい部類です。
米国にベビー用品を輸出するには:手続きの全体像
高コンプライアンス前提で、順に固めます。
- CPSIA:第三者試験+CPC(児童製品適合証明・自社検査は不可)
- 耐久18品目(ベビーカー・抱っこひも・ベッド等):ASTM適合+消費者登録カード
- 恒久トラッキングラベル(製造者・製造地/年月日・ロット)
- 2026/7/8 eFiling:証明データをACEで入港時に提出
- 哺乳びんは食品接触(BPA禁止)/おむつかぶれ軟膏はOTC医薬品。デミニミス終了
試験・証明の段取りから通関〜発送までSLC(発送代行)で伴走できます。
ベビー用品は米国で最も規制が厳しいカテゴリの一つです。『児童製品』はCPSC認定の第三者試験所での試験+輸入者によるCPC(適合証明)が必須で、自社検査は不可。鉛は基材100ppm/塗膜90ppm、フタル酸0.1%以下。さらにベビーカー・抱っこひも・ベッド等の耐久18品目はASTM基準+『消費者登録カード同梱』+製品本体への恒久表示が要り、全児童製品に恒久トラッキングラベル。2026年7月8日からは証明データのeFiling(ACE)も義務化。哺乳びんは食品接触(BPA禁止)、おむつかぶれ軟膏はOTC医薬品です。安易な参入は通関停止・リコール・罰則のリスクが大きい分野です。
よくある質問
- CPSIA:児童製品の安全法(第三者試験・鉛/フタル酸制限)。
- CPC:児童製品適合証明。
- ASTM:耐久ベビー用品の安全基準。
難所ですが、段取りさえ踏めば日本ブランドの信頼を武器に戦えます。第三者試験・CPC発行・ASTMと登録カード・トラッキングラベル・eFiling・食品接触の確認まで、当社の発送代行(SLC)が伴走して代行。規制の壁で止まらず、安心して米国の親層へ届けられます。

