
米国で日本のバッグ・財布が人気──Porterが90周年でNY初出店。ただしHTS第42類は素材で関税8〜10%
“一生ものの相棒”として、日本のカバンが選ばれている。米国のラゲッジ&バッグ市場は約300億ドル(≒約4.8兆円)と世界最大で、Porter(吉田カバン)は2025年に90周年でNY初の単独ポップアップを開いた。ただし輸出ではHTS第42類で素材により関税8〜10%、エキゾチックレザーはCITES許可が要る。需要と勘所をまとめた。
なぜ日本のバッグが売れる?
核は職人技とMade in Japanです。Porter/吉田カバン(1935年創業・2025年で90周年)、土屋鞄(レザー)、Master-Piece(タフ素材のハンドメイド)が、機能設計・耐久性・ミニマリズムで「buy it for life(一生使う)」層や通勤・トラベル層に刺さっています。
もう一つの軸がストリートウェアとのクロスオーバー。Porterはマス広告でなくコラボでブランドを築き(Comme des Garçons・BAPE・Supreme・村上隆・Stone Island等)、2025年は90周年でNYに初のポップアップ。これまで卸中心だった米国で直営展開の初動として注目されています。(1ドル≒160円換算)
価格帯のイメージ。素材・コラボで変わります。
誰が・どこで買っているか
販路はブランド直営・公式EC、SSENSE(デザイナー枠)、Grailed(ハイプ・コラボ)、Amazon・eBay、セレクトショップ、Poshmark等のリセール。買い手は機能と耐久を重視する実用層と、コラボ・限定を狙うストリート/ハイプ層に分かれます。低単価の量販スーツケースではなく、クラフト×ストリートのプレミアム・ニッチが日本ブランドの主戦場です。
米国にバッグを輸出するには:手続きの全体像
税率と素材が要点です。
- HTS分類(第42類・4202):素材で税率が分岐。革ハンドバッグ約9%、革の財布約8%、reptile枠10%など
- ⚠️CITES:クロコ・パイソン等のエキゾチックレザーは許可必須(牛革・ナイロンは対象外)
- 原産国表示:「Made in Japan」を恒久・英語で
- Section 301:中国素材は原産地判定を確認
- デミニミス終了でまとめ輸入
分類・通関〜発送はSLC(発送代行)で対応できます。
バッグ・財布はHTS第42類(4202)で、税率が素材で分岐します。革のハンドバッグ約9%、革の財布約8%、reptile(爬虫類革)枠は10%など——『革/繊維/プラ』のどれかで関税が変わるため、製品ごとの正確な分類が必須です。さらにクロコダイル・パイソン等のエキゾチックレザーはCITES許可が要り、書類不備だと税関で差押え・返送・罰金に。牛革・ナイロンはCITES対象外なので、エキゾチック素材を使う時だけ手続きが発生すると覚えておきましょう。
よくある質問
- HTS 第42類:バッグ・財布の分類。
- CITES:エキゾチックレザーの許可。
- Section 301:対中追加関税。
要点は『正確な分類とCITESの仕分け』だけ。HTSの確定・エキゾチックレザーの許可手続き・原産国表示・通関まで、当社の発送代行(SLC)が代行。想定外の関税や差押えを避け、安心して米国にカバンを届けられます。

