
米国でレコード復活が追い風──日本のオーディオが人気、Audio-Technica/Technics。無線はFCC・電池に注意
デジタル全盛の反動で、針を落とす音が戻ってきた。米国のレコード売上は2025年に約10.4億ドル(≒約1,669億円)・19年連続成長で、ターンテーブルやカートリッジ需要が沸騰。Audio-Technica・Technicsなど日本のオーディオが追い風に乗る。ただし無線機はFCC・リチウム電池、電源機は電圧に注意。需要と勘所をまとめた。
なぜ日本のオーディオが売れる?
最大の追い風はレコード(バイナル)復活です。米国のレコード売上は2025年に約10.4億ドル・19年連続成長で、2024年にはCDを逆転。ターンテーブルは2024年に米国で120万台超が売れ、これがAudio-Technicaのカートリッジ・交換針の需要を直接押し上げています。Technics(SL-1200)はDJ機の象徴かつ高級機として定着しています。
ヘッドホン/イヤホンも世界で約818億ドル・年率約14.5%と高成長で、finalなどのIEMが愛好家コミュニティ(Head-Fi等)で評価。Sonyのワイヤレスも大手です。牽引するのは「所有・収集・美的体験」を求めるZ世代。品質・ヘリテージ・職人精度が日本ブランドの強みです。(1ドル≒160円換算)
誰が・どこで・いくらで買っているか
販路はAmazon(量販)、専門店(Crutchfield)、IEM専門店(Audio46等)、Head-Fi等のコミュニティ、独立系レコード店。価格帯はエントリー(ターンテーブル$200未満・IEM $100前後)から、ハイエンド(IEM/ヘッドホン$1,000〜2,000級・高級ターンテーブルは数千ドル)まで広いです。買い手はZ世代の新規層と、オーディオファイルに二分します。
価格帯のイメージ。機種・グレードで変わります。
米国にオーディオを輸出するには:手続きの全体像
- HTS分類:8518(ヘッドホン・スピーカー・アンプ)は多くがITAで無税(一部4.9%)。ターンテーブルは8519。要分類
- ⚠️FCC:無線(Bluetooth)はFCC ID、有線はSDoC
- ⚠️リチウム電池:無線機内蔵はUN3481(2026年から充電率30%以下)
- ⚠️電圧:電源駆動のアンプ・ターンテーブルは米国120V対応
- デミニミス終了でまとめ輸入
分類・通関〜発送はSLC(発送代行)で対応できます。
レコード復活はカートリッジ・交換針という『消耗・リピート』需要を生むのが美味しいポイント(Audio-Technicaが代表)。輸出面では、ヘッドホン・スピーカー等のHTS 8518は多くがITAで無税な一方、無線(Bluetooth)機はFCC ID認証が必須・有線はSDoCで可。ワイヤレス内蔵のリチウム電池はUN3481で航空輸送に制限があり、2026年から充電率30%以下の規制も。電源駆動のアンプ・ターンテーブルは米国120V対応かも確認しましょう。
よくある質問
- HTS 8518:ヘッドホン・スピーカー等の分類。
- FCC:無線=FCC ID/有線=SDoC。
- UN3481:リチウム電池の輸送区分。
関税面の追い風を活かせます。HTS分類・FCC(無線=ID/有線=SDoC)・リチウム電池の輸送・電圧の確認・通関まで、当社の発送代行(SLC)が代行。電波・電池でつまずかず、レコード復活に沸く米国市場へ確実に届けられます。

