通関ルール

正式通関とACEとは──デミニミス終了で『少額でも正規エントリー』の時代に

2026年6月9日 | 出典:CBP+当社(WorldShift)整理(通関ルール)

“安いから簡単に通る”は、もう終わった。デミニミス($800免税)が2025年8月に終了し、少額の荷物もACE上で正規の通関エントリーが必要になった。$2,500を境に正式通関/簡易通関に分かれ、輸入者・通関ボンド・ブローカーが小口でも関係してくる。基礎をまとめた。

TOPIC
$2,500
正式/簡易通関の境目
TOPIC
少額も正規通関
デミニミス終了(2025/8)
変化
TOPIC
ACEで電子申告
10桁HTS・7501で申告
TOPIC
正式はボンド必須
関税ボンドが要る
注意

何が変わった? デミニミス終了の衝撃

2025年8月29日、$800以下を無税・簡易に通していたデミニミスが全廃。これまで最小限の書類で通っていた低額貨物も、ACE(米国の電子通関システム)上で正規のエントリーが必要になりました。結果、小規模セラーも含め全員が通関プロセスに直面——関税・手数料の支払い、通関ボンド、ブローカー、輸入者(IOR)が小口でも関わってきます。

正式通関 と 簡易通関のちがい

申告価額を境に手続きが変わります。

簡易通関(informal)
以前
原則 価額$2,500以下
ボンド不要・手続きが軽い
正式通関(formal)
以前
原則 価額$2,500超
関税ボンド必須・書類が増える
繊維製品
価額にかかわらず正式通関

ACE・輸入者・ボンドの基礎

正規エントリーの登場人物と費用です。

  1. ACE:全エントリーを電子申告。Entry Summary(CBP Form 7501)で評価額・分類・原産地を申告し、10桁HTSを使用
  2. 輸入者(IOR):関税・コンプラ責任を負う。米国拠点がない場合の体制に注意
  3. 通関ボンド:単発(1回)か継続(1年・複数エントリー)。頻度が高ければ継続が得
  4. 手数料:MPF(正式0.3464%・FY2026 下限約5,400円〜上限約10.4万円)、海上はHMF
  5. まとめ輸入でエントリー固定費(MPF最低額・ブローカー費)を分散

輸入者体制・ブローカー手配・通関はSLC(発送代行)で対応できます。

正式/簡易通関:$2,500を境に手続きが変わる(正式はボンド必須)。
ACE/Form 7501:電子通関システムと申告書。10桁HTSで申告。
輸入者(IOR):関税・コンプラ責任を負う輸入名義人。
継続ボンド:1年有効で複数エントリーをカバーする関税ボンド。
💡 実務のワンポイント

デミニミス終了で『少額でも正規通関』の時代になりました。$2,500以下は簡易通関(ボンド不要)、超えると正式通関(関税ボンド必須)が基本です。小口を1件ずつ通すとMPFの最低額・ブローカー費・ボンドが毎回かかるので、まとめ輸入(コンソリ)で1エントリーに集約し、固定費を分散するのがコスト最適化の王道。米国に拠点がない場合は『誰が輸入者(IOR)になるか』を事前に決めておくことが重要です。

よくある質問

少額でも通関が要る?
はい。2025/8のデミニミス終了で、少額もACEで正規エントリーが必要です。
正式と簡易の境は?
原則$2,500です。超えると正式通関で関税ボンドが必須になります。
コストを抑えるには?
まとめ輸入で1エントリーに集約し、MPF最低額やブローカー費を分散します。
一次情報は?
CBPのEntry Summary(Form 7501)とACEの案内です。
📘 用語ミニ解説
  • 正式/簡易通関:$2,500を境に手続きが変わる。
  • ACE:米国の電子通関システム。
  • 継続ボンド:1年有効の関税ボンド。
🤝 むずかしく見えても、ここは任せられます

正規通関は『型』が決まっているので、整えれば難しくありません。輸入者(IOR)体制の設計・通関ボンド/ブローカー手配・ACE申告・まとめ輸入での固定費圧縮まで、当社の発送代行(SLC)が代行。デミニミス終了後も、止められず・割高にならず米国へ送れます。

基準額・手数料は概況で変動します。最新・正確な情報はCBPをご確認ください。
※本記事は一般的な情報提供を目的とした見本です。金額はわかりやすさ優先のざっくり試算で、個別の通関・税務判断を保証しません。正確な税率・分類は各製品のHTSコードと最新の公式情報をご確認ください。